15. 10 / 23

ブレイブボード

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sekimoto

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玄関開けるとこれ。まぐろの水揚げかと思いましたよ。毎週木曜日は、息子の習い事がない日なので友達が大挙して遊びにきます。平均すると8~10人くらい。

女の子も普通に遊びに来るのに最初は驚いていたのですが、息子に聞くと、知らない子も来るのだとか。我が家に遊びに行くと聞きつけた他の友達も、俺も行きたい!となるようです。近所でも一風変わった家なので、みんな中に入ってみたいのかもしれません。

私が育った家もある意味一風変わった家だったのですが、友達にそのことを言われるのが恥ずかしくて嫌でした。息子はどうでしょう?

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sekimoto

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> 子ども
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息子が幼稚園の時から通う美術教室があり、恒例の秋の美術展が近づいてきました。

去年までは毎年油絵を描いてきたのですが、6年生の今年は立体製作が許されており、去年の6年生が作っていた”剣”を、今年は自分も作ってみたいとかねてから思っていたようです。

どんな剣にするのか迷っていましたが、最終的に進撃の巨人に出てくる「超硬質ブレード」なるものを作りたいと言い出し、息子から相談を受け私も手伝うことになりました。

当然、私はそれがどんなものなのか全くわかりません汗。

ところが最近ではググれば何でも出てくるのですね。超硬質ブレードの作り方なるものも某サイトに詳しく載っており、まずはこれを参考にさせて頂くことにしました。(本当に助かりました!)


まずは型紙を作る作業から。

ここは普通にできるでしょ?と思いつつ、あまりのぎこちなさにちょっとびっくりしました。思えば、カッターを握って何かを作るという経験は、これまであまりさせてこなかったように思います。

仕方なく、ここも手取り足取り。はみ出したり歪んだりした部分は作り直しを命じながら、作業は進んでゆきます。


最初はブレードの部分から。

ここは思いのほかすんなりいきました。芯にアルミパイプを通すという本格仕様。厚紙を重ねて強度を高めます。表面にはジェッソを塗って質感も高めてゆきます。(この時点で、既に子どもの工作の域を超えているかもしれませんが…)



これはグリップの部分に、ハンダゴテを使って溝を付けているところです。プロセスの写真はジャンプしていますが、実のところこのグリップ部を作るのが一番大変でした。ソフトボードを重ね合わせ、角を丸め、丹念に処理を重ねてできています。

こういうところが小学生には難しいと思うのは、まだまだラフなのに適当なところで筆を置こうとするところ。いやいやもっとクオリティ高めないとだめでしょ!と脇から私の檄が飛びます。私の物づくりの血が妥協を許しません。子には迷惑かもしれませんが…。

ここはこうやって、やすりをかけて、とここでも手取り足取り。ちょっとうるさそうだったけれど、素直に言うことを聞くところは偉いです。ここまでで、すでに何日かを費やしています。


さて、いよいよ塗装です。マスキングをして、全体にシルバーを吹き付けてゆきます。

スプレー吹くだけなら小学生でもできますが、やはり塗装はマスキングなど段取りが勝負です。こういうところも小学生には難しいので、大人がサポートしてやる必要があります。



マスキングしきれないような細かいところは、細かい筆で色を入れてゆきます。
休憩を挟みながら、少しずつクオリティを上げてゆきます。



できました!超硬質ブレード。
息子も大喜びです。

途中から私のスイッチが入ってしまった部分もありますが、基本的にこれは息子の作品なので、私が手を出しすぎてはいけないという部分で苦労しました。結果的にですが、不慣れな息子の作業がかえって小学生らしい”味”になってくれたと思います。

親が子供の工作に手を貸すことには賛否あるかもしれません。でも私は物づくりというのは成功体験なのだと思います。一度ハードルを越えようとして挫折してしまうと、次からはもうそれは”無理”なんだと諦めてしまうでしょう。小学生ならなおさらです。

息子は私との協働作業ではありましたが、手間をかけたことで、結果的にあり得ないクオリティのものが出来上がったことに大いに満足感を得たようです。次はもっとこだわって、もっと違うものを作ってみようと思うに違いありません。


ということで、めでたしめでたし。

これを美術展に出すということですね?
と思わせといて、違います。これは我々のゴールではありません。

これは実際にあるものをトレースして作ったに過ぎません。アニメの道具を描き写したようなものです。それでは美術とは呼べませんよね?

これを足がかりに、次はいよいよオリジナルデザインに挑戦です。
ワークショップはまだまだ続きます!

15. 07 / 05

里山の蛍

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sekimoto

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> 子ども
> 生活



私は蛍を見たことがなかった。ほんの数年前まで。

正確に言うと、イベントでビニールハウスのようなところを行列しながら見たり、客寄せ目的で放たれた都内の蛍なら見たことがあった。

しかし数年前、クライアントに誘われて、軽井沢町塩沢地区の蛍を見に行ってびっくりした。手を伸ばせば届く目の前を、野生の蛍が無数に飛び回る姿を見たのははじめてで、私はあやうく涙が出そうになった。

それをどうしても子どもに見せたくて軽井沢へ。まだシーズンの始まりとあって、飛んでいる数は少なかったとはいえ、それでも十分な数の蛍の姿がそこにはあった。

塩沢地区では、蛍を育てるためにわざわざ田んぼや水路を、トラスト運動によって年々増やしているのだという。よその蛍を放ったり、餌を撒いたりすることは一切しない。正真正銘、野生の蛍。

川の上を儚くも力強い光を放ちながら飛び回るその姿は、本当に美しかった。夜のフィールドを歩き回るという体験もまた、子どもには楽しかったようだ。

ガイドさんによると、来週〜再来週にかけては数百匹の乱舞が見られるだろうとのこと。野生の蛍を見たことのない方、是非一度足をお運びください。感動しますよ!

塩沢村エコミュージアム・里山キャンパス
http://ecomuseum.visitor-center.jp/

15. 06 / 20

映画館

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sekimoto

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> 子ども
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週末時間ができると息子と二人で映画に出かける。誘うと決まって少し面倒臭そうなリアクションを見せる。そして最後にこう言うのだ。「別にいいよ」

6年生くらいになるともう親と出かけるのは億劫になるのだろう。それでも一緒に出かけると親子二人だけの関係になって、家では話さないことをポツリポツリと話しはじめる。私はこの時間が愛おしい。来年はもう中学生、あとどのくらい私は彼と映画に行けるだろうか。正直私は映画なんてどうでもいいのだ。

特大のポップコーンを買って息子は楽しそうだ。予告編の間も「これ面白そうだね」「これも観たいね」としきりに話しかけてくる。近所の映画館はいつものようにガラガラで貸切のようだ。私は気のない返事を返す。

この日の映画は「トゥモローランド」。終わるなり「いい話だったね!オレちょっと泣いちゃったよ」とてらいもなく話しかけてくる。そうか、そこそんなに感動したか。「すっごく楽しかった!お父さんありがとう」

思えばこの言葉が聞きたくて、映画に連れて行くのかもしれない。「次はこれを観に来よう」という提案に「いいね!」そんなアポイントを交わして映画館を後にする。

あとどのくらい、私は彼と映画に行けるだろうか。

15. 02 / 05

額装しました

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以前ブログに書いた子どもの描いた水墨画。
とても良く描けていたので額装に出すことにしました。

きっかけは「湘南台の家」のお施主さん。以前撮影時にお邪魔した際、壁にとても素敵な絵がかかっていたのでどこのアーティストの作品だろうと思っていたら、なんとお子さんの絵を額装したものだとのこと。まさに「こどもはピカソ」ですね!

絵を市販のアルミフレームに入れただけでも十分引き立ちますが、美術に関係したお仕事をされていたそのお施主さんは、娘さんの絵をアート作品と同じ手法で額装されていて、それがとても素晴らしかったので私もマネすることに。

そんな話をすると、なんとそのお施主さんがナラ材の美しい額を1枚譲ってくださいました。(Hさん、素敵な額をありがとうございました!)

近所の額装店に相談すると、皺がよっているので、まずは裏打ちをした方が良いとのこと。裏打ち加工を施してからマットを取り付け、一週間ほどで出来上がり。

篆刻印は書道をやっている義母の手作り。
なかなか風情ある仕上がりになりました!