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sekimoto

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> 生活
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高速を走らせていると,前ぶれもなくいきなりスピードメーターが死んだ.しゅん,て力なくゼロまで落ちてぴくりとも動かない.おいおい頼むよ!今何キロだよ.

エンジンは問題なく動いて走行しているのに,メーターはゼロって結構怖い.ゾンビみたい.原因には思い当たる節がある.あれだ.行きに奥さんと次に車を買い換えるならという話をしていたからだ.ごめんよ,機嫌直して!

実はうちの車は2009年にも瀕死の故障を経験している.その際の顛末は当時のブログに書いた.
VOICE(旧ブログ)2009年10月の記事
http://riotavoice.exblog.jp/12099375/

この時に意地になって修理したこともあり,愛着があってなかなか買い換えられない.現在12万キロくらいなので,まだ軽く2~3年は乗るつもりなんだけど,実際には満身創痍….

そんな折り,当時修理してくれた玉野自動車さんからつい最近電話がかかってきた.近くHPをリニューアルするので,その際に私の当時のブログにリンクを張らせて欲しい(あるいは原文を掲載)とのことだった.当時僕が書いた文章に相当共感して下さっていたようだ.

こういうのは本当に嬉しいこと.もちろん快諾したのだけれど,私がまだ当時のオペルを大切に乗っていることを知って,それにもまた喜んでくれていた.
う~ん,やっぱりまだ買い換えられない!?

13. 04 / 30

原石

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> 大学
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エスキースは合気道。かけてくる技が大きければ大きく返せる。小さければ小さくなる。その人の実力を引き出すことはできても、超えることはできない。

すべてはダイヤの原石。磨けば光る。磨き方は丁寧に教えるけれど、それを磨いてあげることはできない。ほとんどの人は、そこそこ光ったところで磨くのをやめてしまう。でもそんなのはね、まだダイヤとは呼べないんだよ。

現在軽井沢で進めている某プロジェクトで,3月にお施主さんとうちのスタッフで,”合宿”と称して泊まり込みで家のことや家が建つ場所性のことを考える機会を設けて頂いたことがありました.暦をさかのぼると,つい先月のことなのですが,その後も実に濃いやりとりが続いていることもあり,もう3年くらい前の出来事のように感じてしまいます.

その際に浅間縄文ミュージアムというところで土器の体験制作ができるということで,みんなでワークショップのように参加させて頂きました.実際に土をこね,完成した家のどこかに置くことをそれぞれがイメージして作り上げました.

私は一応”縄文”を意識していますが,その他のスタッフはずいぶんと自由なテーマで自己表現したようで,それぞれの個性が色濃く表れる結果となりました.土をこねていると不思議なもので雑念が消え,黙々と集中してしまいます.

さてこれは最終的にはどこに置かれますかね.
というか,それまでどこに置いておこう!?

13. 04 / 20

手紙

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> 仕事
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今朝ポストを覗くと,思わぬ人からの手紙があった.7年ほど前に名古屋で設計した「EEL」と名付けた住宅の娘さんからだった.

当時はまだ小学生だったと思う.この春に大学に入学し,現在は埼玉県内に一人暮らしをしているというそんな報告のお手紙だった.この子は当時から年の割にはしっかりしていて,毎年うちの子のために絵本を選んで送ってくれるという優しい子だった.(これが外れがなくて,どれも100%うちの子のお気に入りになっていた)

でも最近は距離的なこともあってお互いしばらく連絡も取っていなかったというのに,今でもこうして私のことをちゃんと覚えていて,お手紙をくれたことにちょっと感動してしまった.メールじゃなくて手紙というのがまたいい.

このEELという家は,私が初めて設計した「ILMA」という住宅の施主のお兄さんの家で,このお兄さんご家族というのも,本当に温かでとても良いご家族だった.私が行くと,もう新幹線がなくなる直前まで帰してもらえないという.当時はそれがまた私も嬉しかった.名古屋という土地が大好きになったのもこのご家族のおかげだと思う.

手紙の写真はそんな「EEL」の吹き抜けから見上げた空.
ああ,そうかあの家庭で,あの家で,この空を見上げながらすくすくと育ったんだなぁ.なんだか私もこの子を育てた家族の一員のような気分になってしまった.そしてその分私も歳をとったんだな.

「名古屋にあの素敵な家が待っていると思うと,全力で頑張れます」
手紙はそう結ばれていた.そっか.じんわりと幸せな気分になる.
困ったことがあったらいつでも連絡してね.

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sekimoto

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> 仕事
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今日はかねてより設計依頼を頂いていた住宅のプレゼンテーションがありました.

午後にご来所ということで慌ててお昼に出ると,外の思わぬ陽気に「ヨシ,今日のプレゼンは外でやろう!」ということで,急遽中庭にテーブルをセットアップすることにしました.さっきまで緊張していたのに,この中庭にテーブルを出すとなんとも言えない大らかな気持ちになってあくびが出てくるから不思議です.

敷地はほぼ直角三角形をした変形地.当初,こんな敷地にも建ちますか?とご相談にやってきたYさんご夫婦のお人柄と敷地に一目惚れし,「是非やらせて下さい!」と半身を乗り出したのは私の方でした.

この敷地のトンガリの先端方向には,坂道を下った先にある丘陵地の眺めがあります.この眺めをなんとか掴まえたい!そして,この変形地の個性を十分に活かしたプランニングを練りに練り上げました.昨日のブログで,悩みに悩んでエスキースに1冊を費やしてしまったというのも,実はこの住宅のことです.タイトルはずばり「トンガリの家」.

壁がナナメなら,屋根も,そして軒のラインもナナメときています.現在工事中の「隅切りの家」では,その複雑な架構に大工さんを悩みに悩ませたというのに,性懲りもなくもっと難しい架構にチャレンジです.どうですか,わくわくするでしょう?

もちろんプレゼンは大成功!これからじっくり詰めてゆきます.Yさん,完成まで一緒に楽しみましょう.オット,先立つ困難も一緒に引き受けて下さいヨ!

模型制作:緒方彩乃