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sekimoto

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> OPENHOUSE
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小江戸川越の街を愛するクライアントからのご要望は、川越らしさのある家であること、そして3台の個性的な愛車のうち1台をビルトインにして、家中のどこからも眺められる家にして欲しいということでした。

住宅は中庭のある「ロの字」型プランとし、外側には生活の気配をゆるやかにこぼし、内側には大胆に開きながら各フロアがスキップし、視線を交錯させながら生活が連続する住宅を目指しました。

空間はどこまでもストイックに切り詰められながらも、徹底した機能主義と合理性によって貫かれています。高い施工精度による、シンプルでありながらも工芸品のような空間をどうかご堪能下さい。


【FP】オープンハウス(内覧会)
日時:2015年3月15日(日) 11:00~17:00 ごろまで


☆建築関係者のみならず、一般の方も自由にご見学頂けます。
☆お引渡し後の内覧会となります。小さいお子さんをお連れの方は、お渡しする手袋着用の上どうか手を離さずご見学下さい。

場所:埼玉県川越市(時の鐘のすぐ近くです)
東武東上線『川越市駅』 または、西武新宿線『本川越駅』より徒歩約20分

当日は折角の川越行きですので、是非とも蔵づくりの街も散策されてみてください。住宅はまさに川越の中心街にあります。
・川越散策マップ(PDF)
http://www.kawagoesansaku.com/sansaku/acro_map/sansakumap130316.pdf

また、近くに伊東豊雄氏の設計したヤオコー川越美術館もあります。ついでに足を延ばしてみてはいかがでしょうか?
・ヤオコー川越美術館 (設計:伊東豊雄)
http://www.yaoko-net.com/museum/about/outline/index.html


見学ご希望の方にはご案内をお送り致します.関本までメール下さい.
riota@riotadesign.com


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> メディア
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現在発売中の「オレンジページ・3月17日号」に、昨年竣工の「湘南台の家」が掲載されています。二世帯住宅の利点や心構え、そして現実などについてのご紹介です。

湘南台のHさんは両世帯とも大変仲が良く、子世帯側の奥さんもご主人のご両親と程よい距離感でうまくお付き合いをされているなあと、行くたびに感心させられます。

また二世帯をつなぐ”かすがい”の役割を果たしてくれるのは子供です。Hさん宅も例外なく娘さんが両世帯を行ったり来たり、家族の関係をうまくかき混ぜてくれていました。

Hさん、取材のご協力ありがとうございました。またライターの加藤さん、素敵な記事をありがとうございました。オレンジページは言うまでもなく住宅雑誌ではなくお料理の本ですから、ご覧頂いた後はどうか日々の献立にお役立てください笑

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> 思うこと
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先週引き渡したばかりの「西荻の家」に、完成したばかりの表札を取り付けるためにお邪魔してきた。うちにはオリジナルの表札デザインがあって、ほとんどの場合こちらで製作させて頂くことが多い。

無事取付も終わり、そのまま失礼させて頂いた・・はずもなく、あたかもそっちが目的であったかのように、大きなダイニングテーブルを囲んでTさんご夫婦との歓談が始まった。

お茶の後に出されたコーヒーカップは、カイ・フランクのTEEMAだった。

カイ・フランク。フィンランドデザインの良心と呼ばれ、私が最も敬愛して止まないデザイナーの一人。私にとってカイ・フランクはフィンランドデザインそのものであるし、TEEMAは私にとって特別な意味を持つデザインでもある。

TEEMAの持つ慎ましさが好きだ。巨匠と呼ばれるデザイナーがデザインしているというのに、全然威張ってない。せめてお名前だけでも、という言葉を背中でおきざりにするような佇まい。機能的で無駄がない。ここにはデザインに必要なすべてがある。

私は”ドヤ”のあるデザインが好きではない。そんなのは血気盛んな学生が学校の課題でやればいい。デザインというのは、使う人と共にあり、人に寄り添うものであるべきだ。

では主張がないものが良いのかといえばそうではない。口数は少なくとも確かな存在感を放つもの。そこにあるだけで空間の秩序が結ばれ、人の暮らしを豊かに、より高い次元へと導いてくれるもの。

カイ・フランクのデザインにはそれがある。

Tさんは竣工した住宅で使うカップにカイ・フランクを選んでくれたのだなあ。そう思ったらとても感慨深かった。そんな話をしたらTさんが一言。

「でも最初にお会いしたとき、カイ・フランクみたいな家がいいんだって、関本さん言ってましたよね?」

ええっ言いました?そんなこと。
・・・言ったかもしれない。忘れてたけど。

そうか。カイ・フランクみたいな家になったんだ。
カイ・フランクが似合う家になってくれて、本当に良かった。

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> 仕事
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ついこの間「西荻の家」を引渡したばかりですが、気が休まる暇はありません。昨日は川越の「FP(S邸)」の施主検査がありました。

私はこの住宅を建築ではなく”工芸品”と呼んでいるのですが、板金とシナベニヤだけでできている住宅ですが、神のような施工精度です。このことについては追々書きたいと思います。

今日の奥様の名言「わーオープンハウスみたい!」
オープンハウス見に行って、一番気に入った家に実際住めちゃうみたいな。なんだかほのぼのしました。

ダメをチェックするつもりが、次々と細かいディテールを発見して「これがいいよね」「これだけを肴に一杯いけるね」とデザイナーのクライアントとの話はいつまでも尽きないのでした。

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> STAFF
> 仕事



スタッフの吉里くんが今月末(つまり今日)を最後に、事務所を離れることになりました。

といっても正確に言うとまだ退社ではなく、仕事のプラットフォームを自宅(分室)に移すというだけで、引続き7月竣工予定の「はねだしテラスの家」の完成までは、弊社監理スタッフとして働いてもらいます。

というわけで、私は来週も現場で彼と顔を合わせますし、正直実感はないのですが、彼のガランとしたデスクを見るとちょっと寂しくなってきますね。

彼はうちの事務所に来てもう3年になるでしょうか。うちに来たときから、すでに仕事のキャリアも実力も申し分なかったので、わざわざ苦労してうちで働かなくていいんじゃないの?という話をしたのを覚えています。

子供までいる彼は、毎朝子供と電車に乗り、途中下車して預けた自転車で託児所に送り、そこから再び出勤するという毎日を送っていました。そして誰よりも早く出勤し、誰よりも早く帰る。彼の描く図面は緻密かつ正確、そして手も早いので「もうできたの?」と驚かされることも多かったです。うちにとっても貴重な戦力でした。

この3年間で彼が担当した住宅は7件。先日竣工した「西荻の家」も彼の担当になります。特に西荻などは”緻密の極み”のような仕事でした。まさに彼には適任の仕事だったような気がします。

前述のように、まだまだ弊社スタッフとしての仕事は続くので、終わりではないのですが、まずは切りが良いところで「お疲れさまでした!」と送り出したいと思います。

うちを離れるスタッフは、他社への転職ではなく、ほとんどが独り立ちしてゆきます。修業時代の終着点としてうちを選んでくれたことは、いつも嬉しくありがたく思っています。彼にも彼なりに考える人生プランがあるようですが、他のOBスタッフ同様、これからも応援してゆきたいと思います。