15. 08 / 23
【A-FLAT】オープンハウスのおしらせ
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sekimoto
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> OPENHOUSE
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敷地には60年ほど前より、この地で精米業を営んできた小さなお米屋さんが、ビルの谷間に挟まれるように建っていました。昔は小さな軒を連ねた商店街も、時代の流れの中で商業ビルに建て替わり、辺りの景観はすっかり様変わりしたそうです。
計画は、これを期に隠居をされるご夫婦とそのご家族という2戸のオーナー住宅、4戸の賃貸住宅、そしてバレエスタジオとテナントといった複合用途を内包した集合住宅として進められました。設計においては、富ヶ谷という街の歴史を作ってきた商店主に対する敬意、そしてそこにあった精米店の面影を残す温かみを、この場所に深く刻むものにしたいと考えました。
我々が得意とする木造戸建住宅とは作法が異なり、いつも以上の産みの苦しみも味わいましたが、2年半の時間を費やしようやく着地点を見い出すに至りました。クライアントの志を受け継ぎ、建物がこの界隈のあたらしい顔を作り、良い波及効果をもたらしてくれることを願っています。
◇
【A-FLAT】オープンハウス(内覧会)
日時:2015年9月5日(土) 13:00~18:00 ごろまで
☆建築関係者のみならず、一般の方も自由にご見学頂けます。
☆お引渡し後の内覧会となります。小さいお子さんをお連れの方は、お渡しする手袋着用の上どうか手を離さずご見学下さい。
場所:東京都渋谷区富ヶ谷
小田急線『代々木八幡』駅
メトロ千代田線『代々木公園』駅
より徒歩1~3分
◇
見学ご希望の方にはご案内をお送り致します.関本までメール下さい.
riota@riotadesign.com
☆現場は現在絶賛工事中!?
15. 08 / 22
建築知識9月号・DVD解説
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sekimoto
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> メディア
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現在発売中の「建築知識9月号」(エクスナレッジ)はRC造特集ですが、こちらに付属のDVDにて現場解説を担当させて頂きました。
現場はまもなく竣工のA-FLATです。現場からは、現場監督の小原さんがアルミサッシュ取付けの解説を行っているほか、私はLGS(軽量鉄骨間仕切り)や二重床、内部打放しの補修などについて解説させて頂いています。
オマケとして現場定例の様子なども。
(DVDの17:50頃からA-FLATの現場取材分となります)
といっても、一般の人にはマニアックすぎる内容なので、おそらく手に取られる方はいらっしゃらないと思いますが、建築関係者で9月号を手に取られた方は、是非DVDの方もご覧下さい。
正直言うとですね…、私も雑誌に付属のDVDというのはあまり見ないんですね。
今回もまあどれだけの人に見てもらえるかはわかりませんが、これ見ると意外と面白くて結構勉強になるんです。知っているようで知らない内容もいろいろあります。
内容としては現場の基礎知識的なものですが、設計事務所スタッフの方などはこれで良く勉強して頂ければと思います。
また予告となりますが、11月号のDVD企画でもまた解説を担当させて頂く予定です。こちらは木造屋根特集ということで、気になる”あの方”とも共演させて頂く予定。こちらもどうかお楽しみに!
15. 08 / 19
スケープゴート
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sekimoto
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> 思うこと
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デザイナー佐野研二郎氏のエンブレム問題で、毎日のように新事実が発覚したり、これも盗用じゃないかとか、はたまた佐野氏の人脈図をあげつらってみたり、私は毎日こういうネタを見る度に心底うんざりする。
みんな、どうして一人のデザイナーの足を引っ張ることにそこまで執着するのだろう。どうして世の中の人は自分には関係ないことに、そこまで執心して騒ぎをどんどん大きくしようとするのだろう。
私にとって、そのデザインが盗用であるかどうかなんてどうでもいい。そのデザイナーが清廉潔白かどうかなんて自分には関係ないことだ。
それが本当に盗用なら、そこに悪意があったのなら、私はその人を軽蔑するだろう。そのデザインを自分の中で葬るだろう。ただそれだけのことだ。あるいは、私がお金を払って依頼した人に、そんなことをされたら私は本気で怒るだろうが、今回別に私の懐はちっとも痛まないし、不利益や実害もない。
今回騒いでいるのは、どうやら依頼主ではないようだ。じゃあ誰が騒いでいるのか?パクられたと言って怒っている人もいるが、多くは関係ない人たちである。もうちょっと言うと、オリンピックすらもどうでもいいと思っている人たちである。
私は佐野氏の五輪のエンブレムは好きだ。良いデザインだと思う。
会見を見る限り、私は彼は嘘を言っている人だとは思わない。
トートバックの件なんて、もっとどうでもいい。サントリー商品を買って、やっとお目当てのデザインを手に入れて、それが盗用だったことがわかったとする。私でもそればかりはがっかりするかもしれないけれど、「まじかよ」とかいって「佐野のやろう!」とかちょっと毒づいて、でもそれでおしまい。だってキャンペーン賞品だし。
もちろんキャンペーン賞品にだって、デザインのモラルはある。でもどうも論点がずれているようだ。詰まるところ、それはトートバッグが問題なんじゃなくて、エンブレム(=権力)にケチをつけたいがためのスケープゴートなのだ。
私が許せないのは、あたかもデザイナーのモラルとか良心とか言っておきながら、「賞賛の嵐!デザイナーが1時間で作ったオリンピックのロゴが話題」てどうよ?てこと。よくもまあ、同じデザイナーとかいう肩書きを謳っておきながら、こんな失礼なことをするもんだと思う。
挙げ句の果てには「佐野研二郎氏がデザインした東山動植物園のマークが、コスタリカの国立博物館のマークと似て」て、おい。どーでもいいわ!
人を勝手にクロと決めつけて、こてんぱんにやるというのが最近の風潮らしい。魔女裁判か。趣味が悪いとしか思えない。
みんな、どうして一人のデザイナーの足を引っ張ることにそこまで執着するのだろう。どうして世の中の人は自分には関係ないことに、そこまで執心して騒ぎをどんどん大きくしようとするのだろう。
私にとって、そのデザインが盗用であるかどうかなんてどうでもいい。そのデザイナーが清廉潔白かどうかなんて自分には関係ないことだ。
それが本当に盗用なら、そこに悪意があったのなら、私はその人を軽蔑するだろう。そのデザインを自分の中で葬るだろう。ただそれだけのことだ。あるいは、私がお金を払って依頼した人に、そんなことをされたら私は本気で怒るだろうが、今回別に私の懐はちっとも痛まないし、不利益や実害もない。
今回騒いでいるのは、どうやら依頼主ではないようだ。じゃあ誰が騒いでいるのか?パクられたと言って怒っている人もいるが、多くは関係ない人たちである。もうちょっと言うと、オリンピックすらもどうでもいいと思っている人たちである。
私は佐野氏の五輪のエンブレムは好きだ。良いデザインだと思う。
会見を見る限り、私は彼は嘘を言っている人だとは思わない。
トートバックの件なんて、もっとどうでもいい。サントリー商品を買って、やっとお目当てのデザインを手に入れて、それが盗用だったことがわかったとする。私でもそればかりはがっかりするかもしれないけれど、「まじかよ」とかいって「佐野のやろう!」とかちょっと毒づいて、でもそれでおしまい。だってキャンペーン賞品だし。
もちろんキャンペーン賞品にだって、デザインのモラルはある。でもどうも論点がずれているようだ。詰まるところ、それはトートバッグが問題なんじゃなくて、エンブレム(=権力)にケチをつけたいがためのスケープゴートなのだ。
私が許せないのは、あたかもデザイナーのモラルとか良心とか言っておきながら、「賞賛の嵐!デザイナーが1時間で作ったオリンピックのロゴが話題」てどうよ?てこと。よくもまあ、同じデザイナーとかいう肩書きを謳っておきながら、こんな失礼なことをするもんだと思う。
挙げ句の果てには「佐野研二郎氏がデザインした東山動植物園のマークが、コスタリカの国立博物館のマークと似て」て、おい。どーでもいいわ!
人を勝手にクロと決めつけて、こてんぱんにやるというのが最近の風潮らしい。魔女裁判か。趣味が悪いとしか思えない。
15. 08 / 13
伊礼事務所に
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sekimoto
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> 建築・デザイン
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お盆に入り、事務所もしばし夏休み。そんな休みに入る前、タニタハウジングウェアの谷田社長(写真左)と、建築家の伊礼智さん(写真右)の事務所にお邪魔してきました。
伊礼さんは、今や日本一人気のある住宅作家さんと言っても過言ではないかもしれません。和モダンの端正な作風と、美しいプロポーションを持つ機能的で柔らかい室内空間が印象的で、「ディテールの標準化」「普通の家」といった、少し前なら建築家が絶対言っちゃいけなかったキーワード(?)の"タブー"を初めて破った方かもしれません。
でもそれは私も住宅設計を志した時から、ずっと漠然と思っていたことだったので、伊礼さんの作風や言説にはとても共感する部分は大きかったです。そしてそれは時代の空気であったようにも思います。
一方で伊礼さんの方法論は、あまりに歯切れが良くわかりやすいだけに、良くも悪くも多くの亜流を作り出しても来ました。ある人は意識的に、ある人は無意識に。
そして私もその例外ではなく、今では試行錯誤の末に自分のものとなりましたが、そのディテールの幾つかは事務所の初期の礎を作るのに欠かせないものであったことは、隠さずここで告白しておこうと思います。
伊礼さんは私にとっては雲の上のような方ですが、タニタガルバコンテストのトークイベントでご一緒してから意気投合し、今回このような席を谷田社長の計らいで設けてもらいました。
あらためてじっくりお話をお伺いして、住宅に対する考えや仕事に対する考え方など、僭越ながらとても共通点が多かったですし、臨床医的な、あるいは町医者的な建築家のあり方に、私の背中もあらためて押していただけたような気もしています。
その後も事務所のある目白の街を転々と…。熱い話が夜遅くまで繰り広げられたのでした。伊礼さん、谷田さん、どうもありがとうございました!
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