16. 03 / 12

プレゼン模型

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sekimoto

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> STAFF
> 仕事


ここにきてまたずいぶんと忙しくなってしまい、先月から今月にかけてほとんど休みなしという状況です(これは私だけですが)。

そんな中、殺気立って仕事をするスタッフに、なかなかプレゼンの模型を作ってと気軽に言えない空気もあり、ここのところの模型は外注が続いています。

さて誰に頼むか?

幸いなことにリオタデザインのOBスタッフは皆優秀で、ほぼ皆独立して仕事をしています。しかも、皆模型は私の目から見ても相当達者な者達ばかり。私の中では、模型が上手いスタッフは独立してもしっかりやっていけると勝手に思っています。

まずは杉並区のO邸(路地の家)。
こちらは昨年末に退職した牛島くんに模型をお願いすることに。


細部まで作り込まれた模型に、クライアントの反応も上々。複数の事務所とのコンペだったものの、幸運にも選んで頂くことができました。選定の理由のひとつにもわかりやすい模型がありました。牛島くん、ありがとう!!

一方こちらは世田谷区G邸(光井戸の家)。

こちらの模型製作は先月独立したばかりのOBスタッフ三浦さんにお願いすることにしました。三浦さんといえば、うちのOBスタッフの中でも模型の腕はトップクラスです。そして期待通り、今回も素晴らしい精度の模型を作ってくれました。


もちろんクライアントも大喜び!
プレゼンもうまくいきました。三浦さん、グッジョブ!!

私にとって、OBスタッフ達との協働は思いのほか楽しく、またうちを離れてひとまわり成長した姿を見るのも心強いものです。またスタッフ時代は私とのタテの関係でしたが、今ではパートナーとして、横並びで仕事ができるというのも嬉しいことです。

もっとも、今だけでそのうち模型など頼めなくなると思いますが…。
リオタデザインOBの層の厚さとネットワークにも、最近は助けられているのです。

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sekimoto

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> 生活
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所蔵していたミッドセンチュリー家具の名作が復活しました。写真左側が、ラージダイアモンドチェア(デザイン:ハリー・ベルトイア)、右側がRAR(デザイン:チャールズ&レイ・イームズ)。今では安価なレプリカが出回っていますが、ともに当時の貴重なオリジナルピースです。

当時の購入価格も、人に話すとドン引きするような値段だったのですが、今ではその倍くらいしているようです。もちろん人に売るつもりはありませんが。

ともに購入したのは結婚してすぐのことでしたので、18年くらい前になるでしょうか。当時は北欧などには目もくれず、イームズをはじめとしたアメリカのミッドセンチュリー家具が大好きで、コレクションとしても部屋中が椅子で埋まるくらいありました。その後だいぶ数を減らしまして、その片鱗が事務所のミーティングチェアがすべてイームズチェアというあたりに残っています。

話を冒頭のダイアモンドチェアたちに戻しますが、買った時点で相当古かった家具が、さらに経年にさらされるとどういうことになるかというと、


ショックゴムが破断したり、


パットマウントがことごとく外れたり、


ロッキング脚の溶接も外れるし、


カバーは原形を留めないくらいグズグズになったりと、早い話が座ることすらできず、かといって捨てるわけにもいかず、長い間無用の長物として部屋の片隅を占拠していたのでした。

どれもアンティークのため、修理などできないのだろうと諦めていたのですが、最近ようやくその気になって、当時購入した Mid-Century Modernさんにダメモトで相談すると、前向きに相談に乗って下さいました。これにはまさに渡りに船!

といっても、アドバイスを頂いて半分くらいは自力で解決しました。まずはダイアモンドチェアの破断したショックゴム。これはどうにもならないだろうと思ったら、英国にこういうマニアックなパーツを扱っている個人の方がいるんですね。教えて頂き、案外スムーズに英国から交換パーツを取り寄せることができました。

ロッキング脚の溶接は、現場に持っていくと監督さんが快く再溶接を引き受けて下さいました。Aさん、ありがとうございました!この通り、見事復活です。


残りのシェルのパットマウント再接着と、ラージダイアモンドのカバーはMid-Century Modernさんの関係先で修理してもらえることになりました。特にカバーは、中のウレタンが劣化でボソボソの状態になっており、新品のウレタンに入れ替えて頂きました。こういうことができると思わなかったので、これにはかなり感激しました。

そしてようやくすべてが整い、冒頭の復活となったわけです。


やはりラージダイアモンド、美しいです。

このオリジナルパッド(+オットマン)が揃っている状態のピースはとても貴重なのだそうです。しかも購入時もとても状態が良い物でした。ここでもう一度若返りを果たすことができ、とても嬉しいです(この感覚も私が歳を取ったからでしょうか!?)。この椅子は座り心地も抜群にいいんですよ。

実は後日談として…。
修復されたイームズのRARは子供が喜んで座っていたところ、また再び溶接が破断しまして…。トホホ、また再び入院生活に逆戻りです。次の復活はいつになることやら。


最後にこれは蛇足ながら懐かしい写真。こんな時期もあったんですね…。もうすぐ小学校も卒業です。

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sekimoto

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> メディア
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エクスナレッジより「現場写真で学ぶ実施図面の描き方」が発売になりました。去年の「建築知識4月号」の内容を大幅に補強して書籍化されたものです。

『現場写真で学ぶ実施図面の描き方』 (エクスナレッジ)
http://www.amazon.co.jp/dp/4767821215

これまで私が関わったもので書籍化されたものは多数ありますが、表紙にクレジットが入ったものは初めてで、しかも尊敬する巨匠住宅作家さんらと名前を並べさせて頂く日が来ようとは…感慨深いです。

しかも、50音順の都合で私の名前がトップに出てしまい申し訳ありません汗。

ただこうしてみると、ザ・実務書!という感じですが、中身は…やっぱり実務書です笑。一般の方が見て楽しい本ではないかもしれませんが、コラムなども追加されていますので、ご興味ある方はお手に取って見て下さい。

エクスナレッジの西山さん、矢野さん(やのっち)、ありがとうございました!
またFPのSさん、取材協力誠にありがとうございました。

16. 03 / 06

空間を照らす

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sekimoto

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> メディア
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トンガリの家も、もう何度目かの取材ですが、明るい空間はけして建築の力だけではない気がします。家族が空間を照らす力をいつも感じます。

Yさん家族とお会いすると、こちらも明るい気分になります。そしてYさんがこの家の魅力について語る時、いつもとても幸せな気持ちになるのです。

16. 03 / 05

三人三様の流儀

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sekimoto

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> イベント
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オゾンでの「住宅建築家・三人三様の流儀」出版記念セミナー、会場もほぼ満席。本当に面白いお話がたくさん聞けました。この日は何度も予定が入りかけたのですが、死守した甲斐がありました。

中村好文さんと竹原義二さんは同じ歳だそうで、性格や作風も真逆のお二人の掛け合いは漫才のようでした。また好文さんらと一周り若いという伊礼さんとの距離感や世代感みたいなものも見れて、とても興味深かったです。

ちなみに私と伊礼さんもちょうど一周り違うんですよね。僭越ですが、続・三人三様の際は是非お声がけください笑

伊礼さんお疲れさまでした。木藤編集長、もっとお疲れさまでした笑。私も某誌で連載や執筆を持っているので、産みの苦しみがよくわかります。

今年はまた伊礼さんとも絡みがありそうです。木藤さんとも、是非お仕事をご一緒したいところです。よろしくお願いします!