16. 04 / 29

図面がすべて

author
sekimoto

category
> STAFF
> 思うこと



以前このブログにも、新卒の新しいスタッフが4月より加わる旨を書きました。砂庭陽子さんといいます。今月より正式スタッフとなり、既にバリバリと仕事をしてくれています。

砂庭さんはリオタデザインでは久しぶりの新卒採用となります。この間まで学生だった子を採用するということは、設計事務所という専門性の高い職場にとってはリスクになりうるわけですが、経験や先入観を持たない分だけ柔軟に吸収してくれるという良さもあります。

しかも彼女は若い!年齢は私の歳のちょうど半分ということで、これまた感慨深いのですが、私もつい彼女のように大学を出たての頃のことを思い出してしまいます。


私が大学を出て設計事務所に入社した時代は、まだ図面は手描きの時代で、A1サイズの大きなトレーシングペーパーに先輩方が何枚も何枚も図面を描いていました。

CADと違って図面の原図は世界に一つしかありませんから、これを無くしたり汚してしまえば一巻の終わり。そのため、原図管理はそれはもう厳重に行われていました。今では事務所でもデスクでお弁当を食べる者もいますが、当時は図面の上で物を食べようものなら、それはもうこっぴどく叱られたものです。

この時に図面表現や線の濃淡について学びました。

図面は情報としては”ただの線”であるにも関わらず、エンピツの筆圧を自在に使い分けることによって、伝えたい情報を相手に的確に伝えることができます。特に外壁の輪郭線や、地盤面などは「親の敵を討つように引け!」とは良く言われたことです。

カランダッシュのホルダーに、芯はUNIのB。これ一本ですべての線を描き分けるのがその事務所の流儀でした。所長や先輩の描く線はそれはそれは美しく、格の違いをまざまざと見せつけられたものです。

今ではうちの事務所もすべてCADによる作図ですが、その経験が下敷きとなり、リオタデザインでは独自レイヤーによる作図法を開拓し、今に受け継がれています。企業秘なので多くは書きませんが、とにかく新人は、このレイヤーの使い分けを徹底的に叩き込まれるところから始まります。

私はどんな細かなレイヤーの違いもすべて見分ける自信があります。文字を書く位置、引出線にもすべてに流儀があります。図面情報は間違っていなくても、図面表現が疎かであると私が判断すれば、延々と描き直しをさせられることになります。

図面はすべてのコミュニケーションの基となります。図面がすべて。大学では評価が模型重視となり、図面をろくに描けない学生が増えてきました。私に言わせれば話になりません。我々が命よりも大切にしなくてはいけないのが図面なのです。


新人の砂庭さんは、毎日毎日私に怒られています。
私は新人だからと言って容赦をしません。なぜなら、ここは学校ではないからです。しかしわずか一ヶ月ですが、砂庭さんは新卒のスタッフとしては極めて優秀な人材であることがよくわかりました。

リオタデザインにようこそ!
これからも一緒に事務所を盛り上げてゆきましょう。

16. 04 / 25

新エンブレムの

author
sekimoto

category
> 子ども
> 社会



新エンブレムの野老朝雄さんといえば、数年前非常勤を勤める日大理工のスーパージュリーの審査員を務められていたのを思い出します。建築家ではないのに、建築に対してやたらと鋭いクリティックをされていたのが印象的でしたが、どうりでAAスクール出身だったのですね。

ちなみに決まる前息子にどれがいいと思う?と訊くと「A(野老案)」と迷わず答えていました。私の予想はB案だったので、いやいや、と思っていましたが、子供の直感力おそるべし。もはや世代交代かもしれません・・。

16. 04 / 23

FP 1年点検

author
sekimoto

category
> 仕事
Warning: Undefined array key 1 in /home/riotadesign/riotadesign.com/public_html/wp-content/themes/rd/blog/cat_sekimoto.html on line 48



今日は川越市・FP(S邸)の1年点検でした。もう1年、早いものです。
FP (S邸)

1年点検というのはある意味ドキドキします。竣工から1年という時間の洗礼を受け、不具合が累積している可能性もあります。我々にとって1年点検は、1年越しに受け取る通信簿のようなものかもしれません。

FPはこの1年、メディアはおもに建築専門誌ですが、ディテール記事について多く寄稿させて頂きました。住宅系の雑誌取材は特に受けていませんが、念願の?渡辺篤史さんによる「建てもの探訪」の取材を受け、民放とBSでそれぞれOAがありました。こちらの反響は大きく、OAをきっかけとして多くの問い合わせを頂いたり、実際に設計依頼が決まった案件もありました。

さて本日の点検内容ですが、
実質的にほとんど”不具合ゼロ”でほっと胸をなで下ろしました。

というか・・

「これ竣工検査ですか?」というくらい、1年前の竣工検査&お引渡し時からほとんど何も変わっていない姿にびっくりでした。ほんとに1年住んでいましたか?というくらい。例えば、うちの設計ではクライアントにとって要お手入れ箇所とされている浴室の木製建具もこの通り。


これに関しては、うちのクライアントはかなりの頻度できれいに保って下さっている方が多いのですが、聞くと皆さん入浴後に軽くカラ拭きされているとのこと。

メンテナンスフリーのユニットバスに比べたら手間がかかることこの上ないわけですが、まさにこうした日々のお手入れは愛情そのもの。戸建住宅を手間をかけて設計して建てる醍醐味だろうと私は思っています。

加えてこの住宅のクライアント曰く、キッチンのトラップの水は飲める、といつも冗談交じりにおっしゃいます笑。そのくらい、キッチンもいつもきれいに使っておられるようです。

この日の検査は午前10時にはじまり、ほとんど問題もなかったのであっという間に終わ・・らず、家を出たのは午後6時を回っていました。クライアントのSさんと話し込んでいたら、デザインの話からはじまり、映画の話まで会話が止まらなくなり、気がつくと8時間も居座ってしまいました笑。

Sさん、今日はお疲れさまでした。
長居をしてすみませんでした。次はおいしいワイン呑みに行きますね!
(今日は何しに行ったんだか・・)

16. 04 / 18

&home vol.49

author
sekimoto

category
> メディア
Warning: Undefined array key 1 in /home/riotadesign/riotadesign.com/public_html/wp-content/themes/rd/blog/cat_sekimoto.html on line 48



現在発売中の「&home(アンドホーム)vol.49」にて、「トンガリの家」を取材して頂きました。今回は家全体の取材でしたので、各所のディテールショットも満載です。

&home vol.49(エフジー武蔵)
http://www.amazon.co.jp/dp/4906877893

トンガリの家のクライアントは”おしゃれ番長”。ほんとに、置いてある小物や道具がすべておしゃれなんです。物は多いのですが、好みや傾向が統一されているので、不思議と雑多な印象を受けません。なかなかレベル高いです。

個人的には、Yさんのキッチンの使いこなしが素敵だなと思っています。レンジフードの上にちょこんと蒸籠とかが乗っかっていても、なんかおしゃれなんですよね笑。お手本にさせて頂きたいところです。

16. 04 / 17

教室

author
sekimoto

category
> 子ども
Warning: Undefined array key 1 in /home/riotadesign/riotadesign.com/public_html/wp-content/themes/rd/blog/cat_sekimoto.html on line 48



将来ゲームクリエイターになりたいという息子にこんな教室があるよと教えたら、目を輝かせて食いついてきました。すでに通い始めていますが、楽しくて1時間半の授業時間では足りないようです。

私は勉強なんてできなくていいと思っています。好きなことを仕事にできて、そこで人並み外れた能力を発揮できれば社会では十分成功することができます。才能とは好きであり続ける能力のことだと思うのです。

http://qremo.jp/