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sekimoto

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我々は設計事務所ですが、詰まるところ設計だけをしていれば良いわけではなく、アフターケアやメンテナンスについても精通していないといけません。

竣工時はきれいでも、必ず経年と共に汚れや傷みは進行してゆきます。それに対してどのように対処してゆけばよいか、自邸を建てたからには自ら検証し、適切な対処法についてクライアントにご提案できるようにしてゆきたいと思っています。

私の自邸では中庭に張った石のクリーニング問題が、毎年のように頭を悩ませています。家庭用の高圧洗浄機を使って、半年に一度ほど洗浄をかけるのですが、こびりついた樹液は簡単には落ちず、きれいにしても数ヶ月で元の黒ずんだ色に戻ってしまいます。


こちらに関しては半ば諦めていて、このくすんだ石も”味”だと自分に言い聞かせていたのですが、先日ジャパンホームショーに出展していた塗料メーカーのミヤキさんにご相談したところ、良い洗浄剤を教えて頂きました。

ミヤキさんと言えば、木にこびりついた頑固なカビを取る塗料や、高性能な木材用撥水剤を出しているメーカーさんで、我々もいつもお世話になっています。木だけではなく、石についても実にニッチな用途の薬剤を多く取りそろえているようです。(ミヤキ、おそるべし)

そんなことで、本日は早速担当者に来て頂き、庭の石にサンプル塗布をして頂くことになりました。



取り出したのは魔法の薬剤。これを塗り込んでいくと、傷口に消毒の泡が浮かぶように、石の汚れ成分と反応してシュワシュワと白い泡が表面を包んでゆきます。

これをスコッチブライトでこすって磨き上げてゆきます。
最後に水で洗い流すと…


竣工当時の真っ白な石が顔を出したのでした。これには本当に感動しました!これまでどんなことをしても落ちなかった汚れを、ほんのわずかな時間できれいにはがすことができました。

最後に防汚塗料を浸透させます。効果は約3年程度続くそうです。庭石の洗浄を3年もやらなくて済むとは!本当に大助かりです。もちろん、庭木に対しても影響を与えることはありません。

この日はメーカーの人によるデモンストレーションでしたが、後日専門業者さんに同様の作業を中庭全面に行って頂く予定です。自邸も竣工して10年が経とうとしていますが、手を入れ続けて、常にきれいな状態に保っていると愛着が深まってゆくのを感じます。

同様の処理はタイル面やコンクリート面、木部などにも対応可能のようです。また後日、中庭全面がリフレッシュされたら後編をお届けしたいと思います。

>>後編に続く
https://www.riotadesign.com/blog/161208.html

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sekimoto

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> メディア
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ちょうど一年ほど前に柏市に竣工した「暁の家」がテレビ取材を受けまして、以下の日程にてOAの予定となっています。

『たとえば、こんな暮らし』 | BSフジ 
2016年11月6日(日) 20:55~21:00 (5分間)
http://www.bsfuji.tv/tatoeba32/pub/index.html


番組は毎週趣味を楽しむ方々のライフスタイルにスポットライトを当て、こだわりの詰まった空間を紹介する番組とのこと。「暁の家」ではバスフィッシングを愛するクライアントのために特別な空間を設計しています。当日はそんな空間の一端を紹介して頂けるのかなと想像しています。

わずか5分間の番組なのですが、聞いた話ではわざわざ釣りをするシーンまで納めたとか!?はたして尺が納まるんでしょうか。OAが楽しみです!

「暁の家」
https://www.riotadesign.com/works/15_akatsuki/

16. 10 / 23

ホキ美術館

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> 建築・デザイン
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秋晴れのホキ美術館。

すごいだろ、すごいだろ、とずっと隣で言われているような、それに対して、はいすごいです以外の答えはないような、そんな建築とでも言いましょうか。

しかし、何がすごいって周辺とのギャップがすごい。

16. 10 / 19

タイアップ記事

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sekimoto

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> 仕事


建築知識11月号にて、トップライトメーカーのベルックスさんとのタイアップ記事、そしてガルバリウム鋼板の日鉄住金鋼板さんとのタイアップ記事をそれぞれ掲載して頂きました。

私にはまったく他意はないのですが、ベルックスのページでは「トップライトが好きなんです」、日鉄住金のページでは「やっぱり板金が好きなんです」と、二つのページを交互に見ればなんたる八方美人ぶり。節操のかけらもありません。

いったい、一番好きなのはどっちなの?と迫られても「どっちも好き」と答えるほかありません。なんなら板金にトップライトを付けたのが一番好き。広告主は神様でございます。






告知しておりました脇田美術館のアールトシンポジウムが無事終了しました。大きな大きな肩の荷が下りました。

今回はアールト財団やフィンランド建築関係者、脇田美術館、松隈先生など大きな繋がりと収穫がありました。特に念願だった吉村順三氏設計の脇田山荘を見学できたのはとても大きな体験でした。実際に見ると小振りで、非常にスケールの良い居心地の良い空間でした。

一緒に登壇予定だった平山先生が風邪でダウンするなどハプニングもありましたが、今回は松隈先生のリードのもと、アールト財団側の知見やいろいろ聞いてみたかった質問などを投げかけることができ満足しています。

今回の機会を作って下さった脇田美術館の脇田館長、岩田さま、お誘い下さった益子先生にも心から感謝致します。ありがとうございました。