18. 01 / 05
2年待ちではありません!?
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sekimoto
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> 仕事
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同業の建築家の仲間が集まる会合などに出向くと、よく「関本さんに頼むと2年待ちなんでしょ?」と声をかけられます。え?全然!そんなに待たせませんよ、とその度に言うのですが、別の人に会っても必ずそういったことを言われるので、いつも火消しに躍起になっています。
これが同業だけならまだしも、新規のクライアントさんからもよく「2年待ちなんですよね?」と訊かれます。面と向かって訊かれたら、その場で訂正できるのでまだ良いのですが、現在進行中のとあるクライアントさんも、当初うちに依頼しようと思ったのだけれど、「2年待ち」との噂を耳にして断念しかけたとおっしゃっていました汗。
その噂はどこから??
他にもうちに来る前に諦めちゃう人もいるのかと思うと、風評被害は甚大です…。
確かにずいぶん前のことですが、仕事が集中してアップアップしていたときに、”2年待ち”みたいなことを書いたかもしれません。誤解を招いたことを(またそれがずいぶん尾を引いていることも)反省し、ここで情報を訂正させてください!
◇
まず今設計をご依頼頂いた場合、一般的な規模の戸建て住宅の場合、設計から竣工までで最短で16ヶ月(1年と4ヶ月)くらいです。その後は設計の重なり具合にもよりますが、「平均するとだいたい1年半くらい」といったところです。
またそれらは、あくまで設計期間や工事期間も含めての時間ですので、設計開始まで延々と1年以上お待たせするということではありません。どうか誤解のないようにお願いします。おそらく、しっかりとした仕事をする(まっとうな?)設計事務所はどこもそのくらいかかるのではないでしょうか。
◇
ただ、うちも少ないスタッフでまわしていますので、業務が重なるとお待たせする時間が長くなる可能性は正直あります。どうかスケジュールには余裕を持ってご依頼頂ければと思います。クオリティを守るためには、住宅の場合、1ヶ月でも2ヶ月でも長めのスケジュールを確保頂くことが肝要です。突貫で良いことは一つもありませんので。
一方で時間をかける分だけ、本当に濃いお付き合いをどのクライアントさんともさせて頂いています。担当スタッフに任せきりにするようなことはありません。設計の打合せはすべて私が行い、細部に至るまで私が把握していないことはないように努めています。(だから時間がかかるのです…)
◇
また最後に、2019年10月には消費税が8%から10%に引き上げられます。この増税に間に合わせるためには、前述の設計から竣工まで1年半かかるということと併せますと、少なくとも夏前までに設計をご依頼頂けないと間に合わせることは難しくなると思います。
もっとも、消費税のために家を建てるわけではありませんので、あまりそんなことを気にしすぎない方が良いですが。でも、ぎりぎりに駆け込まれて「なんとかなりませんか?」ということが過去の増税時も多々ありましたので、あらかじめお伝えさせて頂きます。
ということで、どうか皆さま気兼ねなくご相談下さい!
これが同業だけならまだしも、新規のクライアントさんからもよく「2年待ちなんですよね?」と訊かれます。面と向かって訊かれたら、その場で訂正できるのでまだ良いのですが、現在進行中のとあるクライアントさんも、当初うちに依頼しようと思ったのだけれど、「2年待ち」との噂を耳にして断念しかけたとおっしゃっていました汗。
その噂はどこから??
他にもうちに来る前に諦めちゃう人もいるのかと思うと、風評被害は甚大です…。
確かにずいぶん前のことですが、仕事が集中してアップアップしていたときに、”2年待ち”みたいなことを書いたかもしれません。誤解を招いたことを(またそれがずいぶん尾を引いていることも)反省し、ここで情報を訂正させてください!
◇
まず今設計をご依頼頂いた場合、一般的な規模の戸建て住宅の場合、設計から竣工までで最短で16ヶ月(1年と4ヶ月)くらいです。その後は設計の重なり具合にもよりますが、「平均するとだいたい1年半くらい」といったところです。
またそれらは、あくまで設計期間や工事期間も含めての時間ですので、設計開始まで延々と1年以上お待たせするということではありません。どうか誤解のないようにお願いします。おそらく、しっかりとした仕事をする(まっとうな?)設計事務所はどこもそのくらいかかるのではないでしょうか。
◇
ただ、うちも少ないスタッフでまわしていますので、業務が重なるとお待たせする時間が長くなる可能性は正直あります。どうかスケジュールには余裕を持ってご依頼頂ければと思います。クオリティを守るためには、住宅の場合、1ヶ月でも2ヶ月でも長めのスケジュールを確保頂くことが肝要です。突貫で良いことは一つもありませんので。
一方で時間をかける分だけ、本当に濃いお付き合いをどのクライアントさんともさせて頂いています。担当スタッフに任せきりにするようなことはありません。設計の打合せはすべて私が行い、細部に至るまで私が把握していないことはないように努めています。(だから時間がかかるのです…)
◇
また最後に、2019年10月には消費税が8%から10%に引き上げられます。この増税に間に合わせるためには、前述の設計から竣工まで1年半かかるということと併せますと、少なくとも夏前までに設計をご依頼頂けないと間に合わせることは難しくなると思います。
もっとも、消費税のために家を建てるわけではありませんので、あまりそんなことを気にしすぎない方が良いですが。でも、ぎりぎりに駆け込まれて「なんとかなりませんか?」ということが過去の増税時も多々ありましたので、あらかじめお伝えさせて頂きます。
ということで、どうか皆さま気兼ねなくご相談下さい!
18. 01 / 04
格付けカフェ
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sekimoto
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> 社会
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光源が丸見えのアーティチョークに、ウレタン塗装でテカテカのウェグナー。そして世界一有名なスツールに良く似た、世界一売れてる○KEAのスツール…。
もちろんどれも模造品。思わず、芸能人を格付けする番組を思い出しました。すべて正規品で揃えていたら、これらだけで軽く1000万は越えるでしょうね。アーティチョークの照明だけで、本物は80万円以上しますから。
ほかのお客さんは、それが模造品であるかどうかはもちろんのこと、本物がどういうものかということにも全く興味はないと思います。でも私は気になる。すごく気になる。
せいぜい画面から消されぬよう気をつけましょう。一流芸術の地、上野公園にて。
新年あけましておめでとうございます。
昨年の暮れは、多くの方より「良い年でしたね」というお言葉をかけて頂きました。確かに昨年は念願の著書を出すことができ、多くの住宅も竣工しました。またご依頼を頂き、多くのセミナー等にも登壇をさせて頂きました。
出版社とのつながり、建築家・伊礼さんとのつながり、OZONEさんやアールト、北欧のつながり、これまでの細く長かったいろんなつながりが、いろんなきっかけで一気に束のようになってつながった、昨年はそんな一年だったように思います。本当に幸せな一年でした。
独立してからもう15年を数えますが、筋を違えず、ずっと一本の道を歩んできました。一本の幹からは様々な枝が伸びて、その先に葉や果実をつけるようになってきたことを実感しています。リオタデザインを卒業したスタッフも、多方面で活躍しているようです。
石の上にも3年と言いますが、3年などという時間は、まるでバスを降りて登山口に立つまでの時間のようなものだとあらためて思います。まだ10年早いという言葉もありますが、10年という時間もまた、振り返れば苗から育ててようやく蕾を付けるまでのような、そんな時間に過ぎないかもしれません。
少なからずの住宅を設計し、多少は経験を積み、知恵が備わり、気力満ち、そして優秀なスタッフが集いました。リオタデザインは今最も充実した仕事を成し遂げようとするその帳にあります。この戦力とモチベーションで、今年はこれまでで最も優れた仕事を残したい。今年一年の様々な方との出会いや、出来事が今からとても楽しみです。
皆さま、本年もどうかよろしくお願い致します。
2018年1月1日
関本竜太|リオタデザイン
OZONEよりO-Cubeが届き、朝から益子先生のインタビューに強く引き込まれました。
後衛の役割ということや、住宅は生活の変化を包含するもの、といった言葉一つ一つに重みがあります。そして僭越ながら、自分の住まい観にも確信を与えてくれたような気がしました。あぁ、これでいいんだと。
中でも印象的だったのは「いったん細部までデザインした後、消しゴムで消すように緩める」という言葉でした。これこそが、益子建築を、そしてホテリアアルトの居心地を解き明かす言葉であるような気がしました。
私はまだまだ蒼いので、どうしても細部を詰め将棋のように詰め切ってしまうところがあります。それは私の住宅作法にとっては生命線でもあるのですが、ビルダーズの木藤さんにも、以前「詰め将棋の向こう側」の話をされたことをふと思い出しました。
ホテリアアルトは、鉛筆ではなく消しゴムで設計されている…。人が「もう一度、あの場に」と思えるかどうかが大切。そんな言葉のひとつひとつを噛みしめています。
思えば今年は、ビルダーズの巻頭特集でホテリアアルトの解説文を書かせて頂いたことからはじまり、来年2月の益子先生とのセミナーに至るまで、私の意志はそこにはありません。常に周りの方がそのように仕向けてくださり、私は素直にそれに乗っかっている(流されている)だけなのですが、何か不思議な力に導かれているような気がします。
無知な私にいろんな知恵を授けてくださろうとしているのでしょう。ありがたいことです。神様はいるのかもしれないなぁ、と思う年の瀬です。
17. 12 / 23
二宮の仕事
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sekimoto
category
> STAFF
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愛媛在住のリオタデザイン初代スタッフ二宮くんから、彼が関わった懸造りの少彦名神社改修工事の立派な工事報告書が届きました。改修を終えたこの建物は、昨年ユネスコアジア太平洋文化遺産保全賞にて最優秀賞を受賞しました。
彼からは以前より、この建物の保全に関わっている旨を聞き、また今回の受賞にも喜びつつも、彼がどこまで関わっているのか(実は末席でちょこっと絡んでるだけなんじゃないかとか)など、ちょっと疑っていたのですが(二宮ごめん)、クレジットに設計者として堂々と彼の名前を見つけ、とても誇らしい気持ちになりました。
しかし図面を実に良く描いてある。今のスタッフにも見せたいくらい。新築と違って、この手の復元図面は正確に描くことがとても難しいのだけれど、根気強く丁寧に仕事に向き合ったことが伝わってきます。
そして何より、私が徹底して教え込んだリオタデザインの図面流儀が端々に見て取れて、それが彼の中に今も流れ続けていることを感じ、それが何より嬉しかったことでした。
今のスタッフにもそうですが、私は図面を前にすると鬼になります。本当に申し訳なくなるくらい(みんなごめん)。彼も本当に落ちこぼれスタッフだったけど(二宮ごめん)、別の事務所に移ったのちに暮れに電話をかけてきて、私から叩き込まれた仕事の流儀がとても役立っていること、同僚からも一目置かれていることなどを嬉しく話してくれて、涙が出そうになったことを思い出しました。
彼がこの報告書を箱いっぱいの愛媛みかんと共に送ってきてくれたことを、無言のメッセージとして受け取りたいと思います。二宮、重いよ。
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