17. 12 / 19

猫朝日

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sekimoto

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> メディア
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今週発売の週刊朝日は全力で猫特集。猫も杓子も猫ばかり。天下の朝日も猫朝日。猫をやると当たるって、六本木にある出版社さんも言ってました。

招福猫のように、先のベストセラー猫知識のご利益は絶大のようで、あそこに載ってからは電話が鳴りっぱなし、という事実は全くありませんが、確実に猫仕事が増えていることは確かです。ありがたやありがたや。

来年2月は大阪で猫住宅セミナーやります。ありがたやありがたや。


17. 12 / 14

カーポート問題

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sekimoto

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> 仕事
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カーポート問題というのがありますね。

駐車場に屋根を架けたいという気持ちはわかるけど、折角作った住宅の前にデンッと既製のカーポートを置かれるのはやはり萎えます。もちろん建て主さんもそれは本心では望んでいない。でも製作で作るとすごく高いものになってしまう。やっぱカーポートは必要悪!?

これが世に言うカーポート問題。(言わないか)

ちょっとそんなことをずっと考えていて、これは構造家の山田憲明さんのところに行ったついでに雑談しながら設計したカーポートです。

鉄骨柱を4本立てたらあとは全部大工工事。材はツーバイ材(2x8)しか使いません。さすがに既製のカーポートのほうが安かったけれど、差額は約15万円でした。だったらこっちでやりましょう!と建て主さんにはご理解を頂いたのでした。

今日行ったらカーポートの全容が見えていてちょっと感動。屋根もちゃんと葺かれます。これは行田で進めている「さつきの家」にて。住宅を含めはやく全体を見せたい!かなりイイ感じです。

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sekimoto

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> 思うこと
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保険のCMなどで「人生設計」という言葉をよく聞く。

大学を出て就職し、結婚そして夢のマイホーム。そんなあなたにはこんな保険。はたしてそんなシナリオ通りの人生などあるのだろうか?

しかし建て主と打合せをしていると、私はよくこの「人生設計」という言葉がよく頭に浮かぶ。我々が行っているのは単なる間取りの設計ではなく、その方の人生の設計そのものではないかと思うのだ。

建て主にとって「家を建てる」ということはどういうことか、ということをいつも考える。そのパートナーとして我々を選んだという意味についても同様に。

家づくりをする上で最も大切なことは、これから自分たちが「どういう暮らしをしてゆきたいか」ということで、それはその人が「どう生きてゆきたいか」ということでもある。いわば、建て主の「こうありたい、こうなりたい」を形にするのが家づくりの本質であると思う。

ところが、往々にして「これまでがそうであったから、これからもそうだろう」という過去の経験からの未来予測が、住宅の計画を支配してしまう。

だから我々はその方達の「どうしたいか」を拾い上げながら、「こうあるべき」を説き、「こうなりたい!」につなげてゆかなくてはならない。勇気を持って、建て主の背中を押してゆかなくてはならないと思う。

建て主は家を建てることによって生まれ変わるのだ。ヒアリングは単なるアンケート調査ではない。ところが世間一般では、建て主のご要望をそのまま聞くことが、建て主に寄り添うことのように思われている気がしてならない。

よほど自己プロデュース能力に長けた建て主ならば、相手に正確に自分たちの「こうありたい」を表現することが出来るだろう。でも実際には「どう表現してよいかわからない」というケースがほとんどではないだろうか。それを引き寄せて、言葉にならない空気のようなふわふわしたものに輪郭を与える、それこそが設計ではないかと思う。

目の前の精緻に描き込まれた図面は、その方の人生設計そのものだ。日々の食事がその人の体をつくるように、日々の生活がその人の人生をつくる。

自分たちの「こうありたい、こうなりたい」を具体的な形で表現できた人は、それからの人生でも具体的なビジョンが描けるようになるだろう。無理だろうと思っていたことが実現できた人は、これからも自分を信じることができるようになるに違いない。

私もそうして生きてきたから、間違いないと思う。
家づくりは人生そのものなのだ。


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sekimoto

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> 仕事
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竣工写真をアップしました。
5月に竣工した「路地の家」と、9月に竣工した「DECO」の2件になります。

路地の家
https://www.riotadesign.com/works/17_roji/#wttl
DECO
https://www.riotadesign.com/works/17_deco/#wttl

いずれも写真は新澤一平さんになります。

路地の家は、狭い路地に開いた街と一体化する住宅の試みと、3層吹き抜けの本棚という大仕掛けのある家です。DECOは郊外の住宅地に建つ、ハイサイドライトから光を導いた端正な住宅です。

いずれも、建て主さんの住まい方が素晴らしく、撮影時も大きく物を移動することはありませんでした。前回の大和田の家同様、建て主さんのセンスが光る家です。

どうかじっくりとご覧下さい!


以前、タニタハウジングウェアさん主催の「屋根のある建築作品コンテスト」の住宅部門において、「緩斜面の家」で優秀賞を受賞したことをブログで書きましたが、土曜日はその授賞式がありました。

ところが、当日私は別に北欧建築・デザイン協会主催のクリスマスパーティがあり、私は企画の総責任者ということもあり、どうしても授賞式に出席することが適いません。

どうしよう!ああ、こんな時に自分のコピー人間がいれば…。

ということで、スタッフの矢嶋くんに私のお気に入りの水玉シャツを着てもらい、本人として授賞式に列席してもらうことに。この替え玉作戦がまんまとはまり、「関本=水玉シャツ」と思っている多くの方には全く気づかれませんでした。

…というのはまっかな嘘で、審査員の伊礼さんには思い切りツッコまれたようです笑。でもスタッフが私の水玉シャツを着てきたということで、会場は大盛り上がりだったとか。ヨカッタ!


週明けに列席したスタッフより、受賞の盾と副賞?の”蝶ネクタイ”を渡されました。この蝶ネクタイ、どんなのかと言いますと、


なんと、タニタハウジングウェアさんの商品で、私も試作に関わったensuiというくさり樋でできた蝶ネクタイ!さすがタニタさん、ユーモアが効いています。

これ、オリジナルはnugi-tiechoという、手ぬぐいを蝶ネクタイにするという蔵堂さんが出しておられるアイテムなんですね。蔵堂さんというのも、雑貨屋さんではなくて居藏さんという方がやっておられる工務店さんだという、これもまたユニークな話なのですが。

ということで、あらためて水玉シャツとensui蝶ネクタイを身につけ、盾を手にパチリ!タニタハウジングウェアさん、また伊礼さんをはじめとした審査員の皆さま、素晴らしい賞を本当にありがとうございました!