17. 01 / 09

マリメッコ展

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sekimoto

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> 北欧
> 生活



圧倒的に女子率の高い展覧会。あちらこちらであがる「かわいい~」「かわいい~」の歓声に、もっと他に表現はないのかと違和感を持ちつつも、私も他に浮かばない。やはりマリメッコを一番的確に表現する日本語は「かわいい」なのだろう。

マリメッコのかわいいは、ゆるキャラのかわいいに近い。突き放すようなかわいさではなく、そこにあるのは親しみだ。

しかし私が生まれるより以前に、こんなビビッドなデザインで勝負していることに、今さらながらに衝撃を受ける。ふた周りくらいして新しい。こういうタイムレスなところがやっぱりフィンランドだ。

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sekimoto

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> 北欧
> 思うこと



新年あけましておめでとうございます。

米の人類学者エドワード・ホールによると、アメリカやイギリスのように、多くの人種や宗教が入り乱れる低文脈(ローコンテクスト)の文化においては、自分の考えを人に分かってもらうために、言葉を駆使してコミュニケーションを図る必要性がはるかに高くなるのだそうです。

一方、高文脈(ハイコンテクスト)な文化においては、人々が同じような期待や経験、背景を持ち、遺伝子まで似ている。このような人々は言葉によるコミュニケーションの必要性が低くなります。日本もそんな国の一つと言えますが、北欧の国々の本質もまた、この高文脈と同質性にあるような気がしています。

昨年は11年ぶりに家族でフィンランドに訪れ、自分の根の所在をあらためて確認しました。私は20代後半で北欧と出会い、以来北欧とその文化に深く関わり現在に至ります。単なる北欧好きという枠を越えて、私は自分の生き方が本質的に北欧と同じ文脈にあることを感じています。

私は家族の中にいると無口になります。究極の高文脈(ハイコンテクスト)の中にいるからかもしれません。居心地とは高文脈の中にこそ宿る。あるいは、居心地の良い空間には高文脈があるとでも言いましょうか。あたたかな部屋で年始に思うのはそんなことです。

遠い北のかの国に憧憬を抱きながら、今年も空間の居心地に思いを馳せてゆきたい。言葉の要らない空間をつくりたい。「ハイコンテクスト」が今年のテーマです。

16. 12 / 11

artek x 無印良品

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sekimoto

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> 北欧
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アルテックのアールトスツール(E60)が店舗限定で、無印良品さんから売り出されるそうです。衝撃的!

でもアルテックをはじめとするフィンランドデザインの哲学と無印良品のそれは、とてもよく似ているような気がします。アールトスツールは日常の中にあってこそ。何も特別なことではないのです。

私はイ○アなどで売っている安いコピー商品を見ると、いつもユルセナイ思いになります。プロポーションが似ているようで全く違う。ああいうものに囲まれているうちに、きっと一番大切な生活の美意識や感覚が失われていってしまうような気がします。

でもあれを知っている人は、アールトを高いと思うかもしれません。本物を、アールトのある生活を、より多くの人に知ってもらいたいと思います。

【無印良品】 店舗限定・バーチ材スツール(E60)
http://www.muji.com/jp/feature/birchstool/

余計なことを付け加えればですが、本来アールトスツールは3本足であるべき(日本ではPL法で、転びやすい3本足は大手メーカーは扱えない)と思っているので、本当にアールトスツールを愛する方はアルテック純正の3本足を買って欲しいと思います。

リオタデザインのクライアントさんは、私に言って下さればアルテック純正のものをもっとお安くご提供できますのでおっしゃって下さい。またリオタデザインの住宅にイ○アのスツールは御法度です。心当たりのある方は、私の訪問時はどうか見えない場所に隠して下さい笑




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sekimoto

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> 北欧
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私は北欧建築・デザイン協会(SADI)という団体で理事を務めているのですが、昨日は年に一度のクリスマスイベントがありました。

私はSADIでは企画委員長を務めていまして、年間の定例講演会を企画し、当日は司会までやっています。そんなSADIのクリスマスイベントは一大イベント。数ヶ月前から委員会を組織して準備を進めてきました。

内容は北欧民俗楽器演奏会からはじまり、北欧料理のケータリング、ドリンクの提供、そして最後はプレゼント大会まで!プレゼントは、アルテックやフリッツハンセン、ルイスポールセンをはじめとした北欧著名ブランドから協賛品を集めています。今年の目玉はフリッツハンセンのグランプリチェア、そしてアルテックのチェア66とスツール60!

今年の来場者は100名を大きく越えて過去最高となりました。デンマークやスウェーデン、フィンランドの各大使館からも来賓がいらして大盛況でした。私もようやく大きな肩の荷がおりたところです。

先日「限界的な忙しさ」と書きましたが、これもそのひとつでしたが、この師走に向けて佳境の設計や現場がいくつもあって、体がいくつあっても足りません。先月まではセミナーもいくつも頼まれていました。

最近朝、体中の筋肉痛と共に目覚めます。特に前日に運動はしていないのですが、おそらく毎日抜けない緊張から、体中に力が入ってガチガチになっているのでしょう。少しずつ負荷は減ってはきてはいますが、なんとか暮れまで走りきりたいところです。




昨日は建築家・高橋隆博さんのギャラリー秀での北欧イベントに呼んで頂きました。

冒頭は前の時間にイベントをされておられた北欧ライター森百合子さんとのクロストークから。森さんとは古い友人で、2004年の今はなき雑誌LIVING DESIGNの新年会で知り合いました。この日は二人で当時のことを懐かしく回想させてもらいました。

後半は私のフィンランド話をみっちりと。もうちょっとアッサリやるはずが、結局全部乗せに…。フィンランド話は尺がいくらあっても足りません。高橋さん、森さん、楽しかったです!ありがとうございました。