21. 07 / 31

設計とは

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sekimoto

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> 思うこと
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日常には困難が転がっている。たいがいが、思い通りにならないことばかりだ。

困難に直面したとき、あなたならどんな行動を取るだろうか。困難を乗り越えるためにあらゆる手段を尽くし、解決への努力を惜しまないという人もいれば、何もしない、もしくは何も出来ない(どうしたらよいかわからない)という人もいる。

設計やデザインという仕事に携わる人は、この問題解決スキルが高い人が多い。そもそもこの仕事というのは、問題や困難が持ち込まれて、それをなんとかしてほしいというのが依頼そのものであることが多いので、問題解決が出来ない人は本質的にこの仕事には向かないとも言える。

それにしても、日々設計に向き合っていると、設計とは人生そのものだとすら思えてくる。人生において起こるすべての困難は設計においても同じように起こるからだ。理想と現実、お金の問題、きれいごともあればドロドロしたものもある。他者への思いやりもあれば、自分自身のエゴもある。

問題の解決方法も様々で、現実的で安易な解決もあれば、理想的だけれどあまりにハードルの高い解決もある。あなたならそんなときどんな解決を選ぶだろうか。

設計やデザインという仕事に携わる人は、そんなとき安易な解決を選ばない。「こうありたい」「こうあるべき」という理想に向かってまっすぐと像を結べるような、そんな選択を重ねて行くのが我々の仕事の本筋だからだ。

だからなのか、建築家やデザイナーはポジティブな人が多い。そもそも我々の仕事は「建築家(デザイナー)になりたい」と強く願い続けなければなれない職業だし、そのために安易な進路を選ばなかった人が多いからだとも思う。

人生にポジティブな人は魅力的だ。そういう人と一緒にいると楽しくなる。自分もどこか、ここではない場所に連れて行ってもらえるような気がするからだ。

設計とは選択であり、解決であり、決断である。前向きな人生への入口であり、手段であり、そして目的でもある。やっぱり、設計とは人生そのものなのだろう。


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sekimoto

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> AALTO
> はまりもの



巷で噂のアルテックガチャ。スタッフは青山のアルテックのお店まで行ったのに、売り切れでガチャはできなかったとか。そんな中私にアルテックのコンプリートセットが届きました。

これはごく少量のロットをまとめてセット販売するサイトがありまして、ガチャコンプリート・スペシャリストの妻の入れ知恵で即ポチったのでした。ちなみにこの情報は建築家仲間の小谷和也さんだけに教えて、彼がポチって売り切れとなりました。なんでもお金で解決する、汚い大人がここに二人。

中でもレアアイテムは、スツール60 2nd Cycleバージョン(赤い座面)。ビンテージのペンキの剥げ方まで再現しています。しびれるなー。パイミオチェアにはartekのロゴ入りシールが付属で付いていて、シールを貼る位置まで指定されています。さすがブランド意識が高い。

アルテックでガチャできなかったスタッフには、特別に写真撮らせてあげました!(ひとつやれよ)


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sekimoto

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> 仕事
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ウッドショックの影響で、大幅に時期がずれましたが、壮観な架構に感無量。スケール感もばっちり決まりました。

梅雨真っ只中の上棟で、当日も天気が心配でした。この日も現場に向かう途中で雨が降り始めましたが、現場に到着すると立派な軸組が立ち上がっていました。

当初ツーバイ材で予定していた化粧垂木は、全て美しい天竜材に置き換わりました。ウッドショックがなかったらこの架構は拝めなかっただろうな。杉と檜の香りが漂う印象深い上棟でした。



昨晩、JIA住宅部会+SADI北欧建築・デザイン協会共催によるオンラインセミナー、『北欧 アルヴァ・アールトを巡る旅 Ⅱ~アルヴァ・アールトとフィンランドの名建築を巡る旅』が終了しました。

事前申込みで500人超、当日は300人超の参加者数となり、大変多くの方にご参加頂きまして、誠にありがとうございました!

前半の私のレクチャーでは、超駆け足でアールトからブリュッグマン、レイヴィスカまでを紹介させて頂きました。当然、全力ディテール解説付き。レイヴィスカのくだりなどもっと話せるネタがあったのですが、それはまたの機会に。一般の方が多かったので、広く浅くを心がけました。物足りなかったかな?

セイナヨキ現地中継では、一部通信の乱れもありましたが、その後リカバーして、個人的にはJKMMのアピラ図書館からアールトの図書館に至る地下通路がゾクゾクしました!とっても贅沢な空間体験だったと思います。

フィンランド中継を担当下さった遠藤悦郎さん、池元マウル和恵さん、本当にありがとうございました!そしてなんといっても、オンライン番長中澤克秀さんの全力バックアップにも助けられました。

写真は、セミナー後の会員向け懇親会で遠藤さんが共有下さったクオルタネにあるアールトの生家!記念碑が建ってる笑

ともあれ楽しい体験でした。ご参加下さった皆様ありがとうございました!

21. 07 / 06

新井待ち!

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sekimoto

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> 仕事
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「これ何待ち?新井待ち!」が今年の流行語大賞になりそうな勢いの、板金職人新井勇司さん。川越の「通り土間の家」の現場にて。

遅いけど美しい。美しいけど遅い。現場は待ちきれないのでさっさと足場をバラしてしまい、新井さんは屋根に梯子をかけて、息子さんとともに居残り作業中。足場のない現場に板金屋さんが作業している様子は、一瞬ぎょっとします。

屋根の一部に軒どいをスタッフが描き忘れてしまった部分があり、この短い軒のために軒どいと縦どいを追加するのか~と残念に思っていたら、新井さんが軒先を工夫して、雨が落ちない軒を作ってくれました。さすが!