author
sekimoto

category
> 仕事
Warning: Undefined array key 1 in /home/riotadesign/riotadesign.com/public_html/wp-content/themes/rd/blog/cat_sekimoto.html on line 48



川越市で進めている「越屋根の家」がまもなく竣工します。計画から2年半がかかりました…感慨もひとしお。竣工に向けて現場は臨戦態勢、そしてカウントダウンがはじまっています。

今週はようやく藤沢木工所による家具が入り、だいぶ空間の輪郭が見えてきました。ほんと、もうあと少し!です。

この住宅では建物以外にも、家具のデザインなどにもいくつか力を入れているところがあります。詳細は完成してからのお披露目になりますが、我々のお楽しみは、リオタデザインオリジナルのスツールがこの竣工に合わせてお披露目予定であること!

このスツールの座面はいくつか種類が選べるのですが、そのうちのひとつに好きな生地を張ってご提供するというのがあり、一旦サンプルとして私の好きなミナ・ペルホネンの生地バーションを作ってみることに。


実は9月に北欧家具taloさんに伺ったのは、この椅子の生地張りのやりかたを教えてもらうためでもあったのでした。おかげで”日本一の張り地職人”を自称する山口太郎くん(オーナー)から直々にコツを伝授して頂き、この時に撮った神動画をみんなで何度も見直しながら作業をさせてもらいました。




この通り、なんとか2種類の座面がこの通りできあがりました!
はじめてにしては上出来だと思いませんか?

とはいえ細かいところに目を凝らすとツッコミどころも多々ありまして、、張り地職人への道はまだまだ遠いね、というところをスタッフとも共有しました。やっぱtaloのオーナーはすごいな!というのが結論です笑

こちらのスツールのラインナップ、そしてオリジナルテーブルなどもこの住宅に間に合わせて製作予定です。ついでに外部で使えるデッキベンチ家具などもデザインしています。こちらもどうかお楽しみに!!

新建ハウジングさんからのむちゃ振り企画?で、映画『アアルト』監督のヴィルピ・スータリさんにZOOMインタビューをさせて頂いたのですが、そのYouTube動画が公開されました。

■映画「アアルト」ヴィルピ・スータリ監督インタビュー
https://youtu.be/2pikWVQBFko?si=zHgjuXnolpRo1GE5

私自身、映画を3回ほど観てそこで感じたことや疑問などもあり、そんなことを直接監督に聞ける機会とあって、かなり緊張しましたが対話を楽しませていただきました。

本編ではアルヴァとアイノの往復書簡の公開などに衝撃を受けましたが、あれはどのように入手したのか、家族の許可を取るのにどのくらい時間がかかったのか、アアルトのもつ性格の二面性、映画をアイノの視点で語られている(ように感じた)ことに対する監督の編集意図、などなど。

通訳を挟んでの対話だったこともあって、スムーズなキャッチボールというわけにもいきませんでしたが、お聞きしたいことは聞けたかなと思います。

ヴィルピさん、お忙しいところフィンランドからつながって頂きありがとうございました!映画をすでにご覧になった方は、内容の答え合わせとしてご覧頂いても楽しいと思います。


クロス張りの案件で、現場に入ってからあっと思った。開口をアーチ状にしている部分があって、クロス張りでは上手く張れないだろうということに気づいたからだった。

監督さんからクロスやさんに聞いてもらうと「できないことはない」みたいな曖昧な答え。どうしよう、いっそアーチ状の見切りを入れるか迷った挙げ句、クロスやさんのワザに賭けてみることにした。

結果この仕上がり。すごい、3次元に張っている!継ぎ目もほとんどわからない。どうやって張ったの?と聞いた私が間違いだった。職人さんはそう聞くといつも嬉しそうに教えてくれるのだけれど、理解できたためしがない。結局私にはちんぷんかんぷん。

へぇなるほど~!と大げさにリアクション取りながら、かくして私の中でこれは「普通にできる」ものとなった。

author
sekimoto

category
> 生活
Warning: Undefined array key 1 in /home/riotadesign/riotadesign.com/public_html/wp-content/themes/rd/blog/cat_sekimoto.html on line 48



先だってはアプローチのデッキ塗装のことを書きましたが、じつはそれに先がけて中庭の石のクリーニングを実施しました。

冒頭の写真は今年の9月の状態の中庭です。中庭には白い石を敷き並べていて、私が定期的に高圧洗浄をかけてきれいに保ってはいるのですが、木の樹液のせいで数ヶ月で真っ黒になるというのを繰り返しています。

それでも愚直に手入れを続けると、「きれいではないけど味がある」みたいな状態になってそれはそれで好きなのですが、最近では高圧洗浄をしても汚れが落ちなくなってきて、そろそろプロの手を借りるかということで、過去にもお願いしたUGカンパニーの原田さんに特殊洗浄をお願いしました。

ちなみに前回2016年に実施した際のブログはこちら↓
https://www.riotadesign.com/blog/161102.html


まずは現状から。




こんな感じで、石のみならずウッドデッキにも黒いシミのようなものが見られます。これは石の表面に発生しているカビ類なんですよね。表面の汚れは落ちますが、カビはなかなか高圧洗浄では落ちません。コケもうっすら生えていますね。

まずは高圧洗浄を使って表面の汚れを落としていきます。この作業自体は私も年に数回やっているのですが、さすがプロ、めちゃくちゃ丁寧に洗浄してくださり私がやるより2倍くらいきれいになっています。


ここでミヤキの特殊洗浄剤の登場です。洗浄剤である「アクロン」とあわせて、ミヤキの新製品「カビコケモ」を使ってガンコなカビやコケを洗浄していきます。

それにしても「カビコケモ」って、そのまんまのネーミング笑






そして作業完了です。
どうですか、ピカピカになりました!!




これが、 ↓↓


こう。 ↓↓


そしてこう。 ↓↓


生まれ変わりました!
石の表面にも強力な撥水剤をコーティングして頂いたので、しばらくは石の汚れについては悩まなくて済みそうです。

我が家も竣工して17年目を迎えました。設計者の自邸ということもあり、傷む前にかなりこまめに手入れをしているので、普通の建物よりは美しくエイジングしていると感じています。

女性なら日頃のお肌のお手入れを欠かさないように、建物も愛情を持ってお手入れをしていくと美しく歳を取ることができます。私も50を越えてそんな老い方をしていきたいと思うところ。皆さんも家のお手入れは愛情を持って続けてくださいね!

自邸アプローチの再塗装。全部塗られちゃったらどうやって玄関に入ろう?と思っていたらこう。その手があったか!今日残りを塗るそうです。

このままでも良いかも!?