16. 10 / 23

ホキ美術館

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sekimoto

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> 建築・デザイン
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秋晴れのホキ美術館。

すごいだろ、すごいだろ、とずっと隣で言われているような、それに対して、はいすごいです以外の答えはないような、そんな建築とでも言いましょうか。

しかし、何がすごいって周辺とのギャップがすごい。

16. 10 / 19

タイアップ記事

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sekimoto

category
> メディア
> 仕事


建築知識11月号にて、トップライトメーカーのベルックスさんとのタイアップ記事、そしてガルバリウム鋼板の日鉄住金鋼板さんとのタイアップ記事をそれぞれ掲載して頂きました。

私にはまったく他意はないのですが、ベルックスのページでは「トップライトが好きなんです」、日鉄住金のページでは「やっぱり板金が好きなんです」と、二つのページを交互に見ればなんたる八方美人ぶり。節操のかけらもありません。

いったい、一番好きなのはどっちなの?と迫られても「どっちも好き」と答えるほかありません。なんなら板金にトップライトを付けたのが一番好き。広告主は神様でございます。






告知しておりました脇田美術館のアールトシンポジウムが無事終了しました。大きな大きな肩の荷が下りました。

今回はアールト財団やフィンランド建築関係者、脇田美術館、松隈先生など大きな繋がりと収穫がありました。特に念願だった吉村順三氏設計の脇田山荘を見学できたのはとても大きな体験でした。実際に見ると小振りで、非常にスケールの良い居心地の良い空間でした。

一緒に登壇予定だった平山先生が風邪でダウンするなどハプニングもありましたが、今回は松隈先生のリードのもと、アールト財団側の知見やいろいろ聞いてみたかった質問などを投げかけることができ満足しています。

今回の機会を作って下さった脇田美術館の脇田館長、岩田さま、お誘い下さった益子先生にも心から感謝致します。ありがとうございました。





東京ビックサイトにて開催のジャパンホームショー「建築知識・実務セミナー」にて登壇させて頂くことになりました。実務セミナーには一昨年登壇し今回が2度目となります。

今回は日鉄住金鋼板さんとのタイアップセミナーで、タイトルはずばり「次世代ガルバリウム鋼板でつくる表情は強くて美しい」。板金だけで濃密に1時間を語ります。そんなにネタがあるのかって?大丈夫です。2時間でも足りません。


[ジャパンホームショー|建築知識実務セミナー]
『次世代ガルバリウム鋼板でつくる表情は強くて美しい』
講師:関本竜太

日時:10月26日(水)15:30~16:30
場所:東京ビックサイト 東1ホール内
定員:150名
>> 概要・お申し込みはこちらより



リオタデザインでは、これまでに板金外壁の住宅を何件やってきたでしょう。建築に携わる全ての職種の中で、大工と板金屋は私の中では不動のツートップ、もっとも尊敬すべき職人さんであるという考えは今も微塵も揺らぎません。

と、ここで語り始めると止まらなくなるのでやめておきましょう。

先日は日鉄住金鋼板の担当者の方とも打合せをしたのですが、私のあまりの板金オタクぶりに、こんなに板金に詳しい設計者に会ったのは初めてだと呆れられてしまいました。

はたまた、現場では尊敬する板金職人に私が求める板金納まりは「日本一難しい」と、これまた最高の褒め言葉を頂きました。逆に日本一難しいリオタデザインの板金を納める板金職人は、日本一の職人とも言えるでしょう。

現在「建築知識」に連載中の「リオタのディテール流儀」も、水回りからガレージまで広範なテーマを扱っているのですが、ダントツに板金外壁の回の評判が良かったようです。

ということで、今おそらく日本中の設計者が一番知りたいであろう、現時点で私が考えるベストな板金仕上げ/納まりについて、定番そしてウラワザまでたっぷりと解説したいと思います。

気になりますか?
それではここで、セミナー内容を特別にちらっとだけご紹介したいと思います!

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ああ~っと。スミマセン!

担当者であるエクスナレッジのN山さんより自主規制がかかってしまいました。
少しくらいいいのに。文句を言うならN山さんに。

ちょっと聞いてみたくなった方は是非会場にお越しください。
お待ちしております!

△2014年のセミナーの様子

16. 10 / 08

the chair ≠ a chair

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sekimoto

category
> 北欧
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表参道のスパイラルにてARTEKのドムスチェア展がはじまり、昨日はオープニングレセプションへと足を運んできた。今回はミナ・ペルホネンの皆川明さんとのコラボ作品も同時に発表され、トークセッションには非常に多くの方が会場に詰めかけていた。

ドムスチェアといえばフィンランドのデザイナー、イルマリ・タピオヴァーラの代表作の一つであるが、日本では一部の愛好家を除いては無名に近い椅子とも言えるかもしれない。正直言って、ぱっと見でもイームズの椅子のような洗練された印象は受けないし、むしろちょっとモサっとした印象すら受ける。好き嫌いがはっきり分かれる椅子とも言えるかもしれない。

けれども私はタピオヴァーラの椅子に強く惹かれる。フィンランドを代表する椅子はアールトではなく、タピオヴァーラではないかと思うほど。この椅子が発するオーラはフィンランドという国そのものという気がする。


いつから「北欧=おしゃれ」という構図になったのだろう。

日本のメディアの取り上げ方によって、日本での北欧の立ち位置はずいぶん変わったような気がする。北欧の中でもとりわけフィンランドに関していえば、おしゃれな国というより、素朴で、ちょっと田舎で、都会的洗練とは真逆にあるような国、というのが私の印象だ。

だから惹かれる。日本で気を張り詰めた生活をしていると、バランスを取るようについフィンランド的なものを求めてしまうのだ。


写真は私の所蔵するドムスチェア。見ての通りひどい程度のものだ。これは2001年にフィンランドから帰国する際に、フィンランド人の友人の工房にあったものをもらい受けたもの。

こんな汚い椅子どうするんだ?と訊かれたけれど、どうしても持って帰りたかった。幸い半分壊れかけていたので、バラバラにして郵便小包で送った。今でも座ることは出来ない。

フィンランドに渡ったとき、とある階段の踊り場に置かれていたのがこの椅子だった。かわいらしい椅子だと思った。当時フィンランドに強く惹かれていたから、この椅子の魅力はフィンランドという国の魅力そのものだと、その時直感的に思った。だからタピオヴァーラの椅子は、私にとって原点のようなものなのだ。


過去にはクライアントの希望もあり、「隅切りの家」という住宅にドムスチェアを入れたこともある。その強い個性は、より強い個性の家の中でこそ輝くとその時しみじみと感じた。

クセのある椅子だけに、私はクライアントにはタピオヴァーラは一切勧めない。前述のような話をしたこともない。それなのに、うちのクライアントはタピオヴァーラを選ぶ確率が高い。相当難易度の高い椅子だと思うのだけれど、クライアントの感性がそれを呑み込むのだろう。そして私のそれともその瞬間につながることになる。


アルテック ドムス チェア展覧会 
“the chair ≠ a chair” (ザ チェア イズ ノット ア チェア)

会期:2016年10月8日(土)-16日(日) 入場無料 会期中無休
時間:11:00~20:00
会場:スパイラルガーデン (スパイラル1F)
http://www.spiral.co.jp/e_schedule/detail_2050.html