
建築家の奥山裕生さんとは、ここ何年か、年に一度「二人呑み会」を開いていて、事務所運営のこととかスタッフのこととか、なかなか人に相談できないようなことを相談したり情報交換をしたりしている。奥山さんとは「似ているようで少し違う」という点がポイントで、その違いがお互いにとって刺激になっている。
今年はコロナの影響もあるのでオンライン開催にしようということに。ただ、オンラインだと二人だと間が持たないということで、共通の友人である建築家の青木律典さんを肴にして呑もうと声をかけた。
青木さんもやはり我々と「似ているようで少し違う」。この波長が合うけど少し違う3人の会話のパス回しはなかなかに快適で、気づけば3時間超。私の中で、これまでで一番楽しかったオンライン呑みだった。3人って結構いいかも。奥山さんが送ってくれたこの写真が物語っている。奥山さん、青木さん、またやりましょう!

泣きそう。この仕事をする喜びのすべてです。許可を頂きご紹介します。
お手紙ありがとうございました!
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はねだしテラスの家
https://www.riotadesign.com/works/15_hanedashi/#wttl

マスク不足もだいぶ解消されてきましたね。
でも街の人たちが着用しているのは殆どが使い捨てのマスクです。あとはたまに手作りのおしゃれマスク。購入できるものもありますが、人気の高いデザインのものはなかなか買えません。
思うに使い捨てマスクって、マスクの使用を一時的なものだと思っているということだと思うんですね。とりあえずという感覚。でもどうでしょう、マスクは本当に一時的なものなんでしょうか?もはや、マスクを外した生活に戻れる気がまったくしません。Tシャツを使い捨てにする人はいないように、マスクもまた使い捨てではなく、日々の服装の一部になるような気がしています。
街にTシャツの専門店があるように、そのうち街にもおしゃれなマスクの専門店ができるんじゃないかと思います。メガネ屋さんのように、顧客の顔に合わせて生地からオーダーメイドでマスクを作ってくれるお店やネットショップとか。
ネクタイやスカーフと同じように、クローゼットにはお気に入りのマスクが何十枚もあって、その日の服装に合わせてコーディネートします。無頓着なお父さんがありえない組み合わせのマスクをつけて会社に行こうとしていたら、奥さんにすかさずツッコまれたり。
うっかりマスクつけないで家を出た日には、うっかりパジャマで出て来ちゃったくらいの恥ずかしさで急いで家に戻ります。下着を着用するように口元を隠すのが当たり前になると、マスクをしていないと、コロナではなく別の容疑で通報されちゃうかもしれません。
日常がマスク着用なのに、ドラマの出演者がマスクなしなのは違和感があるということで、俳優や女優もみんなマスク着用に。人気モデルが着用したマスクは、次の日には即売り切れです。
付き合って2年になるけど素顔を見たことない恋人とか。お引渡しを終えて、結局建主さんの素顔は見なかったねとか。少し前ならSFの世界でしたが、あながちフィクションとも言い切れない世の中が来るんじゃないかと思います。
ということで、今始めるべき一番ホットなビジネスはマスク屋さんだと思います!
20. 05 / 23
Slack化中
author
sekimoto
category
> 仕事
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所属するグループで活用しているSlackというアプリがなかなか快適で、これまでメール一辺倒だった様々な仕事上の関係者とのやりとりを、今次々とSlack化しつつあります。
Slack
https://slack.com/intl/ja-jp/
Slackは、分かりやすく言うとLINEのビジネス版みたいなもので、LINEと違うのはトピック別にチャンネルを作れることや、デスクトップとスマホとの連携がスムーズであることなどでしょうか。遊びの要素はありませんが、添付ファイルもほぼメールと同じやりとりが出来ます。すでにお使いの方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
このリモートワークで、うちの事務所も最初は在宅スタッフとZOOMをつなげていましたが、所内でも面と向かって話さないのにZOOMでそんなに話すことあるかといわれると、ほとんどないことに2日くらいで気づきました笑。そこからはほぼSlackです。これだと思いついたら、その場でポンポン送れるので事務所で交わしている会話に近い気がします。
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そもそもメールって面倒ですよね。「○○さま」「お世話になります」からはじまって「よろしくお願いします」で結ぶというこの様式。ほぼ無駄です。でも書かないと失礼みたいな。結局内容は「了解しました」と書けば良いだけというメールがほぼ8割。しかし、そのために一日中メールの返信に時間を費やしているというのが実情です。
逆に、この「了解です」だけで良いのに返信をしてくれない人のなんと多いことか。それはただ面倒くさいからだと思います。文面を考えて、精査して、送信するというのが文章が苦手な人だったりすると、そのハードルは何倍にも高くなるのでしょうね。
あと毎回、大量のCCが付いたグループメールのやりとりとか。そのCCのほとんどが「ただ見ているだけ」で返事はくれない人なわけです。そんなメールが毎日何十通も送られてきます。それらを仕分けてフォルダに整理するだけで時間が割かれます。
そしてメールのタイトル問題。「Re:○○の件」と書かれたメールが、そのラベルを付け替えるタイミングを失って、もはや何の話?という。そうなったらもう探したい情報は過去ログから見つけられないんですよね。
またそれに毎回返信を重ねて行くと、文面の下に膨大な過去の文面(ログ)が蓄積してゆくという問題。プリントアウトしたら1メートルくらいになるんじゃないかみたいな。これはもはや屍と化した文面をずるずると引きずりながら生きてゆく、いわばゾンビメールみたいなものです。
ふぅ…まだまだありますが、これまで当たり前に使っているメールの問題点を列記するだけでこんなに出てくるということにまずびっくりです。
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社内以外で今試験的にSlack導入中なのが、まず現場。
現場とのメールのやりとりは、ひと現場で相当な数になります。それなのにその内容のなんと薄いことか。ほとんど細かい確認や報告のたぐいで、文章はほぼ1行か2行。あとは施工図がPDFで送られてくるだけとか。それに「受領しました」「了解しました」で返すのがやはり8割なのです。
そしてなんといっても、簡単なメールの返信すらしてくれない現場監督率の高さといったら!結局電話して返事をもらうという、もはやメールって何?という状況です。
これをSlack化すると、返信が数秒で出来ます。返信ですらなく絵文字で返すとか。またそれまでのやりとりを関係者ですべて共有できるのと、過去ログや添付ファイルもすべて出先から見られるので、決定色とか、納まりのスケッチとか、プリントして持ち歩かなくても現場でスマホから確認できます。
現場も納まりの相談をその場でスマホで写真を撮ってSlackで我々に送り、数分後には回答がもらえるというスピード感にもつながります。
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次に導入開始しようとしているのは、建て主さんとのやりとり。これも竣工までに膨大な量になってゆきます。
今もご相談頂いている土地探し中の建て主さんと、土地探しを担当している不動産会社の担当者とでSlackのワークスペースを作って運用をはじめました。メールみたいにかしこまって送らなくて良いので、ポンポンとチャットが出来てコミュニケーションがよりスムーズに行くような気がします。
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たぶん、そのうち弊害も見えてくると思うので、そうなったらその時点で立ち止まってみるということでしょうね。オンラインだけでなく、これまでの常識を捨ててさまざまな身の回りのツールを見直してゆこうと思います。

昨晩はオンラインにて、JIA住宅部会の活動会議と、第二回住宅部会賞の発表がありました。
住宅部会賞はJIA住宅部会が昨年よりはじめた独自の賞で、私は昨年「路地の家」にて栄えある第一回目の住宅部会賞(渡辺武信賞)を頂いたのですが、今回は「パーゴラテラスの家」にて第二回住宅部会賞を頂くことができました。二連覇、そしてなんと去年に引き続き渡辺武信賞です!
ちなみにこちらは昨年の住宅部会賞のアーカイブです。
https://www.jia-kanto.org/jutaku/archive/534/
武信さんが持ち票の5票のうち2票も投じて下さったとのこと。渡辺武信さんや郡山貞子さんからも直々に選評を頂き、本当に光栄でした。オンライン表彰式もはじめての経験でしたが、とても盛り上がり楽しい時間でした。ご準備を下さった中村高淑さんにも心より感謝致します。
今年は、JIAでは昨年に引き続き支部広報委員を、そして支部広報誌Bulletinでは副編集長を、住宅部会でも広報委員を、また部会の研修旅行WGでは主査とお役目を肩の荷いっぱいに引き受けてしまいました。SADIの活動が忙しいからとずっと言い訳をしてきましたが、いつまでも逃げ回っていられないと観念した結果です。
今回の部会賞受賞はそんなアメとムチのうちのアメの方ですね、、。ご奉仕(ムチ)はこれからも続きそうです。


