19. 05 / 02

令和婚

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sekimoto

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元号の変わった昨日は大学の教え子の結婚式でした。場所はF.L.ライト設計による自由学園明日館。建築に携わる夫婦らしい、手づくりのとても心温まる式でした。

新婦の奈津実さんは今から10年前、彼女が1年生の時の担当でした。研究室の恩師が結婚式に列席することはあっても、わずか数ヶ月しか担当しない非常勤講師が呼ばれることは異例かもしれません。もちろん、私も初めてのことです。

彼女は担当を外れたのちも、毎課題のように私の元にやってきました。果ては卒業設計、修士設計、そして就職の相談まで。これまで400人近くの学生を教えてきましたが、このような学生は彼女を除いてはほとんどいません。なので、今日のこの日を我が娘のような心境で見守りました。

列席者には私の、そして彼女の恩師でもある本杉先生もいらっしゃいました。ちなみに本杉先生は教え子の結婚式にはまず出席しないのだそうです。そんな先生が終始ニコニコしながら列席しているというのも、彼女の人徳と言えるかもしれません。

隣席の先生とも、少し緊張しながらもいろんなお話をさせて頂きました。思えば付き合いは長いのに、こんなに長く会話をしたのも初めてだったかもしれません。今年で退任される先生とも貴重な時間を過ごさせて頂きました。

新しい時代の幕開けにふさわしい、とても清々しい時間を過ごさせて頂きました。奈津実さん、あらためておめでとうございます!どうか末永くお幸せに。

19. 04 / 06

微差と違和感

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sekimoto

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> 思うこと
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我々の仕事はつくづく微差や違和感を拾い上げる仕事だと思う。

たとえば何の変哲もないただの土地を見て、我々はアイデアを膨らませる。何の変哲もないように見えて、そこにある微差や違和感を拾い上げ、それを強調したり隠したりしながらプランはできあがる。

仕事におけるリスク回避やミスを未然に防ぐ行為も、この微差や違和感を拾い上げる行為にほかならない。野生動物が、そこにいつもと違う何かを感知すると警戒して近寄らなくなるように。「これはちょっとまずい気がする」という微差や違和感を大切にしておかないと、いつ脚を掬われるかわからない。

微差や違和感に敏感になると、人には見えないものが見えるようになる。そう書くと超能力者のようだけれど、どんな仕事にもそういう領域があるように思う。たとえばイチローにはイチローにしか見えていない世界があるように。端から見たら、ただピッチャーの放った球をバットに当てているだけとしか見えない行為だとしても。

逆に見えている人からすると、今そこに実在しているのに、どうしてそれが見えていないのか不思議でたまらなくなることがある。そして時に苛立つ。仕方なく「ほら、ここに」と手に取って見せるとはじめて人は気付いて、「ほんとだ!いつからここにありました?」という表情を見せる。いつからって、最初からずっとここにありましたよとしか言いようがない。

それが建築、それがデザインという仕事なのだと思う。

日常生活でもよくあると思う。部屋を汚くしても平気な人がいるとする。それが嫌でたまらない人からすると、どうしてそんな汚い部屋にいて平気なのかと思うけれど、本人には見えていないのだから仕方ない。あるいは政治家の失言もそうだ。目の前にあるものが、すべての人に同じように見えていると思ったら大間違いなのだ。

我々のような設計事務所にご相談に見える方は、こういう微差や違和感に対する感度の高い方が多い。社会的には少数ではあるけれど、その方達に言わせれば「どう考えてもそうした方が良いのに、そうしないという選択肢を選ぶということが考えられない」ということになる。

微差や違和感に対する感度が高いと疲れることもある。人が気にならないことが、すごく気になってしまうからだ。それは人から見たらやはり神経質だということになるのだろうが、私の場合それが100%仕事に活かせているので、やはり幸せなのだと思う。



19. 03 / 31

隅切りの家の桜

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> 生活



隅切りの家にお誘い頂きお花見をさせて頂きました。拙著の表紙に写っていたお母さんに抱かれた赤ちゃんも、今はもう5才。

当時の担当スタッフの牛島くんと、現スタッフの矢嶋くんとでお邪魔させて頂きました。矢嶋くんは空間をはじめて体験し、体感の空間が写真と全然違う!と驚いていました。

私も取材などでは何度も来ていますが、一緒にお花見をさせて頂いたのははじめてでした。建主のTさん、お誘いをどうもありがとうございました!

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> 生活



毎朝豆も水の量もきっちり測って淹れるのだけれど、毎回微妙に味が違う。美味しいのだけれど、いまいち豆本来の味を引き出せていないような…。

今さらと言われそうだけれど、これはコーヒーミルの精度に問題があることに気づきました。ずっと使っていたのはかさばらないプロペラ式のもの。これだと微粉が発生して苦味が残ってしまうし、挽き具合が一定に保てない。

そこでようやくカット式グラインダーを導入。巷で最も評価の高いカリタのナイスカットG。ずっと欠品していて、ようやく入手しました。

早速挽いてコーヒーを淹れたらなんだこれ!?苦味が一切なく、まろやかで同じ豆とは思えない味にびっくり!これ、コーヒー屋開けるかも。なぜ早く買わなかったのかと後悔の逸品でした。

19. 02 / 19

二度目のダウン

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sekimoto

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今季二度目のダウン、今回は辛かった。前回は熱は出たものの食欲はあったので、マスクをして普通に仕事をしていたのだけれど、今回は吐き気があり何も食べられなかった。

昨日の月曜日に具合が悪くなり、病院に行こうにも歩くのさえつらいという状況。気分が悪い中、頭をぐるぐる回るのは、インフルエンザだったらどうしよう?という恐怖。今週は水曜以降に怒涛の予定が詰まっていた。名古屋で頼まれている講演会もあった。行けないとなったら大変な迷惑をかけてしまう。

その日の夕方、這うようにして病院に行き、インフルではなく胃腸炎だと診断をもらった時には半分助かった!と思ったものの、熱も高く意識も朦朧とし、その日の晩も本当に辛かった。

今朝になるとだいぶ楽になり、午前中だけ休みを頂き、午後には仕事に復帰した。度重なるダウンは体力の低下も否めないながら、過労の可能性も捨てきれない(と周りから言われる)。本人には自覚症状はなく、また実際には家で寝ているより事務所にいた方が何倍も元気になるというのも皮肉なものだ。

また、このびっしり詰まったスケジュールの中、この二日間だけは予定がほとんどなく、唯一月曜日にお打合せを予定していた方にはご迷惑をおかけしてしまったのだけれども、予定を延期して頂き、二日間ゆっくりと過ごさせて頂けたのは幸いだった。

この二日間やるべき仕事が少なかったというのも、先週の土日に集中して仕事をしたためでもあるのだけれど、それが良かったのか、その無理が祟ったのかはわからない…。

今日の午後、スタッフとの打合せを含め、仕事モードに戻したことで体調もだいぶ戻った。さて、明日から怒涛の日々がまたはじまります!