19. 03 / 20
パーツ分解図
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sekimoto
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先日ご紹介したデザイン事務所tobufuneさんの書棚計画において家具施工図が上がってきました。しかし、もはや意味わからないというパーツ分解図。難工事にゾクゾクします!
施工担当は、カフェmoiの施工なども担当して頂いているエークラフトさん。手描きの施工図が美しいです。来月には一気に組み上がる予定です!



19. 03 / 18
造園家荻野さんのお仕事
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sekimoto
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> 仕事
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少し日が経ってしまいましたが、先週木曜日(14日)に宇都宮で間もなく竣工する「パーゴラテラスの家」の造園ワークショップがありました。
今回の宇都宮の造園は、造園家の荻野寿也さんにお願いしています。荻野さんは今国内で最も人気と実力を兼ね備えた造園家の一人です。いつかご一緒したいと願っていましたが、今回ようやくお手合わせ頂けることとなりました。
今回は荻野さんも遠隔地でいらっしゃることから、ワークショップ形式として我々の事務所スタッフを含めたボランティアメンバーを募り、一日で造園作業をまとめることになりました。
我々としても荻野さんの造園手法を間近で見ることができ、またその前段階からのやりとりを通して、そのお仕事の奥深さを学ぶことができたのは大変有意義な機会でした。建て主のKさんのご理解に心より感謝致します。
そして結果として本当に素晴らしい造園となりました。こんな造園は見たことがありません。荻野さんのお仕事に心から感謝致します。


今回荻野さんのお仕事から学んだことは多かったのですが、特に印象深かったのは細部へのこだわりについてです。
荻野さんといえば、美しい樹形の木を生け花のように配置してゆく大胆な手法が印象強いのですが、ただ木を植えておしまいではなく、「あたかも昔からそうであったかのように」岩と岩のあいだや傾斜面に苔(それも特殊な発注によるもの)を張り付けたり、花一輪に至るまで細心の注意を払っておられました。
また砂利の色味も吟味し、わざわざ粒径の異なるものを別途持参して、均質にならないように配置されていたのも印象的でした。
またこれは後から聞いた話ですが、前日入りして現地状況を確認し、当日我々が到着する直前まではピリピリして近寄りがたいほどだったそうです。荻野さんご自身も、はたして今回の仕事がうまく行くか心配で前日は眠れなかったとのこと。
今回は、テラスにあけた穴から木を通すという曲芸的な造園がありました。それを提案されたのも荻野さんだったのですが、それがうまくいくか、どんなに準備やシミュレーションを重ねても本番までは心配でたまらない、、。あの百戦錬磨の荻野さんですらです。
幸い我々が到着する直前に木が無事イメージ通りにテラスを貫通したようで、私が見た荻野さんはもういつもの荻野さんに戻っていましたが。


私はその心の持ちようにとても共感すると共に、心から嬉しく思いました。それはおこがましくも、我々の仕事に賭ける思いと全く同じだからです。
我々も計画では最初の着想は大胆に、しかし現場では詳細まで気を抜くことはありません。時にそれは人からマニアックだとも言われることがあります。そんなものはもしかしたら写真に写らないし、見学者も、また建て主さんですらも気付かないようなこだわりかもしれません。
でもそこがとても大事なのです。
手が触れ、またあるときにふと視線がそこを捉えたとき、美しく整っている状態であれば建て主さんは我々がそこまで神経を巡らし、配慮したことに喜んでくれることでしょう。一流の宿に泊まると我々はそれを感じることができます。人が自分のために精一杯の仕事をしてくれたということを感じて頂くということが、私は本当のおもてなしなのだと思います。
そして、我々も我々が思う万全の状態にして建て主に自分たちの仕事を引き渡すことがゴールですし、その姿が見えるその時までは緊張感が抜けることはありません。私がもしかしたら、スタッフや現場から恐れられることがあったとしたら、おそらくはその緊張感のためだと思います。
普段はおおらかで、関西弁で周囲を笑いで包み混む荻野さんも、仕事になったら豹変する。カミソリのようにピリピリする。あたりまえのことですが、そのくらい今回の仕事に賭けて下さったのだと感じられたことが、なにより私が嬉しかったことなのです。
現場もあと残りわずかです!
我々が考える到達点まで、もう一踏ん張り。現場の皆さんがんばりましょう。
※ブログで告知しました今週末のオープンハウスは予約制となっております。ご希望の方は弊社までご連絡下さい。

19. 03 / 06
本棚びっしりの事務所計画
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sekimoto
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> 仕事
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某グラフィック事務所(装丁家)さんのための内装計画です。
装丁家という職業柄、本棚はありすぎても困ることはないようです。間口3m、長さ17mという鰻の寝床テナントにびっしりと本棚を作り込みます。想定蔵書数は10,737冊!(本を前後に収納すればその倍は入ります)
デスクを外すとすべて本棚にすることができます。階段上の高所の本はどう取るか?こちらもウルトラCの方法で解決済みです。さながら金額との戦いでしたが、ようやく見通しがつきそうです。まもなく家具製作がはじまります。




昨晩は名古屋の木愛の会にて、『アアルトのディテール』というテーマにて講演をさせて頂きました。中でも学生さんの参加が多かったのが印象的で、時代は変わったなと思いました。
ディテールと聞くとマニアックな難しい話と思われそうですが、むしろその逆で、漠然としていてどう見れば良いかよくわからないアアルト建築の鑑賞ポイントをピンポイントで示すことで、実際に見ると「こういうことか」という発見が多くあると思うのです。アアルト建築は伏線が無数にある、長編のミステリー小説のようなものなので。
ここでは書けない際どい話も色々と。アアルトは都市伝説を含めて、オフレコな話が特に面白いのです。アアルトと日本の関係についてもお話ししましたが、こちらは3月に開かれるアアルトの国際シンポジウムでも和田さんがお話しするのと、展覧会の図録にも書かれているので是非読んでみてください。
アアルトはなにがどうすごいのか、どこをどう見れば良いのか。知りたい方は企画してください。いつでもお話しします。
名古屋の木愛の会の皆様、大史さん、呼んで下さりありがとうございました。イロナにも会えて嬉しかった!Kiitos.


今季二度目のダウン、今回は辛かった。前回は熱は出たものの食欲はあったので、マスクをして普通に仕事をしていたのだけれど、今回は吐き気があり何も食べられなかった。
昨日の月曜日に具合が悪くなり、病院に行こうにも歩くのさえつらいという状況。気分が悪い中、頭をぐるぐる回るのは、インフルエンザだったらどうしよう?という恐怖。今週は水曜以降に怒涛の予定が詰まっていた。名古屋で頼まれている講演会もあった。行けないとなったら大変な迷惑をかけてしまう。
その日の夕方、這うようにして病院に行き、インフルではなく胃腸炎だと診断をもらった時には半分助かった!と思ったものの、熱も高く意識も朦朧とし、その日の晩も本当に辛かった。
今朝になるとだいぶ楽になり、午前中だけ休みを頂き、午後には仕事に復帰した。度重なるダウンは体力の低下も否めないながら、過労の可能性も捨てきれない(と周りから言われる)。本人には自覚症状はなく、また実際には家で寝ているより事務所にいた方が何倍も元気になるというのも皮肉なものだ。
また、このびっしり詰まったスケジュールの中、この二日間だけは予定がほとんどなく、唯一月曜日にお打合せを予定していた方にはご迷惑をおかけしてしまったのだけれども、予定を延期して頂き、二日間ゆっくりと過ごさせて頂けたのは幸いだった。
この二日間やるべき仕事が少なかったというのも、先週の土日に集中して仕事をしたためでもあるのだけれど、それが良かったのか、その無理が祟ったのかはわからない…。
今日の午後、スタッフとの打合せを含め、仕事モードに戻したことで体調もだいぶ戻った。さて、明日から怒涛の日々がまたはじまります!
昨日の月曜日に具合が悪くなり、病院に行こうにも歩くのさえつらいという状況。気分が悪い中、頭をぐるぐる回るのは、インフルエンザだったらどうしよう?という恐怖。今週は水曜以降に怒涛の予定が詰まっていた。名古屋で頼まれている講演会もあった。行けないとなったら大変な迷惑をかけてしまう。
その日の夕方、這うようにして病院に行き、インフルではなく胃腸炎だと診断をもらった時には半分助かった!と思ったものの、熱も高く意識も朦朧とし、その日の晩も本当に辛かった。
今朝になるとだいぶ楽になり、午前中だけ休みを頂き、午後には仕事に復帰した。度重なるダウンは体力の低下も否めないながら、過労の可能性も捨てきれない(と周りから言われる)。本人には自覚症状はなく、また実際には家で寝ているより事務所にいた方が何倍も元気になるというのも皮肉なものだ。
また、このびっしり詰まったスケジュールの中、この二日間だけは予定がほとんどなく、唯一月曜日にお打合せを予定していた方にはご迷惑をおかけしてしまったのだけれども、予定を延期して頂き、二日間ゆっくりと過ごさせて頂けたのは幸いだった。
この二日間やるべき仕事が少なかったというのも、先週の土日に集中して仕事をしたためでもあるのだけれど、それが良かったのか、その無理が祟ったのかはわからない…。
今日の午後、スタッフとの打合せを含め、仕事モードに戻したことで体調もだいぶ戻った。さて、明日から怒涛の日々がまたはじまります!
