
2018年に葛飾区で竣工した「KOTI」という住宅が、『渡辺篤史の建もの探訪』にてオンエアされることになりました。今週の土曜日(11日)です。早朝の放送なので、どうかタイマー録画してご覧下さい。そして何回も観て下さい笑
『渡辺篤史の建もの探訪』 KOTI(I邸)
テレビ朝日系列
4月11日(土) 午前4:30~5:00
https://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/
※首都圏以外の地域のオンエア日は以下をご覧下さい
https://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/onair/

◇
KOTI(I邸/葛飾区 2018年竣工)
https://www.riotadesign.com/works/18_koti/#wttl

同番組に取材して頂くのは、「FP」「路地の家」に続いて3件目になります。不思議なご縁で、「路地の家」は「FP」を見てご依頼下さった住宅で、このKOTIの建て主さんも「路地の家」を大変気に入って下さっていた方でした。
毎週のように収録を重ねているであろう渡辺篤史さんもうちの住宅をよく覚えていて下さっていて、初回取材のFP(2015年OA)についても「イタリア車がいっぱいあったお宅だよね。あの家は良い家だったよねぇ」と思い出しながらお話しして下さり感激しました。

よく言われるとおり、あの番組は一切がアドリブなんですよね。番組最後のまとめコメントすらもアドリブ。あれはすごいです。建て主さんとも、ディレクターさんとは念入りに打合せをしますが、渡辺篤史さんとは一切事前打ち合わせはなし。
ただディレクターさんが長年の勘で「ここで篤史さんはこういう質問をしてくると思うので、答えられるように」などと傾向と対策を教えてくださいます。笑
KOTIでは個室に電子ピアノが置いてあるのですが、建て主さんはディレクターさんから「たぶんピアノを弾いてみてと無茶振りをされると思うので」とオソロシイ振りをされたらしく、「ピアノを弾くことになってしまった…」とご主人も青ざめていたのですが、収録ではスルーだったらしく(スルーかい)、ご本人は「弾かずに済んだ」とほっとされていました笑。番組を成立させるために、周りの忖度もはんぱありません。
そんなことで、この日も篤史さんが到着されるとものの10分ほどで収録が始まりました。篤史さんも至って自然体。この日も到着されるやいなや、なぜかモナカの箱を手に車から降りてきて、周りのスタッフや我々にもモナカを渡しながら声をかけて下さいました。(私は受け取りながら、なぜか頭の中でミルクボーイの「モナカやないかい!」のフレーズがリフレイン)
収録のたびにファンを増やすと言われる渡辺篤史さんですが、そのお人柄に、この日も終わる頃にはみんなファンになっていたようです笑。最後には恒例の見学者全員と記念撮影も。Iさん、この日は収録お疲れさまでした!

私も途中の昼食のシーンでちゃっかり同席して出演予定です(全カットされていたりして)。見逃した場合は、後日BS朝日で再放送もあるようです。こちらの日程は未定ですが、またこちらでもお知らせしたいと思います。
皆さま、どうかお見逃しなく!
いいですか、今からタイマーセットですよ。


大田区を流れる呑川のほとりに建つ家が静かに竣工し、今日は施主検査でした。やっぱり小さな住宅は楽しいですね。隅々まで愛着を持って設えました。
ダイニングテーブルは、悩みに悩んでボーエ・モーエンセンが入りました。ダイニングチェアは水之江チェアが入る予定です。ミント色のSTOOL60も可愛い!
インテリアグリーンは私がコーディネートしています。本当はもっと入れたい。こっちを本業にしたいくらいグリーンを考えるのは楽しいです。
来週に予定していたオープンハウスが、コロナの影響で中止になってしまってとても悲しい。せめてこちらに写真を上げておきます。来週にはいよいよ造園が始まります。こちらもとても楽しみです。
今日以降も写真を上げてゆきますので、どうかお楽しみに!










今日は編集委員として関わるJIA(日本建築家協会)の支部広報誌「Bulletin」のインタビュー取材がありました(取材する側です)。当初は都内に場所をセッティングしていたものの、感染予防対策として急遽スカイプを使ったオンラインインタビューとなりました。
以前からJIAなどでは多忙な委員の負担軽減のため、委員会にオンライン参加するというのがありました。会議室には大きなモニターがあって、毎回参加者の半数くらいは各事務所からモニタ越しに参加するのですが、私自身はどうもあれが苦手で、静かな事務所でひとりパソコンに向かって話すというのがまず恥ずかしいわけです。スマホに向かって「ヘイSiri」とか言うのと同じですね。
なので私は頑なに会議室に足を運んで直接参加することにこだわっていたのですが、このコロナの影響でそうも言っていられなくなりました。まわりも急速にテレワークとZOOMを使ったオンラインミーティングをセットにした業務に切り替えているようです。リオタデザインでも、早速ミーティングのオンライン化のためにスタッフにもアプリを入れてもらいました。
今日のインタビューも、最初は画面のどこを見て話せば良いのか違和感もありましたが、驚くほど音声もクリアで実のあるお話がお聞きできたと思います。JIA会員でBulletin読者の方はお楽しみに!(どなたのインタビューかはまだヒミツです)
今日のインタビューでも出た話ですが、今はコロナの問題もあり、人がひとつの場所に集まることができなくなっています。一時的なものではあるでしょうが、それでも我々は相互に強くつながりあって生きてゆくしかないわけで、そんな中でこういうオンラインミーティングのようなものが必要に迫られて拡がっているというのは、象徴的な出来事のような気がします。
テレワークにしてもしかり、オンラインミーティングにしてもしかり。
これまで我々は過度に場所というものに囚われて生きてきたような気がします。会社なら自分のデスクだったり、住む場所だったり、通勤時間だったり。もう仕事をするのに場所(ハコ)はいらないんじゃないか、世界中のどこにいてもいいんじゃないかと、そんなことすら思いはじめています。
そんなことはずっと前からいろんな人が言ってますが、それでも私は、仕事というものは固定的な場所でするのが一番効率が良いと思っていましたし、人とは対面で会わなくてはいけないという先入観(もちろんそれがベストだと今でも思っていますが)も強くありました。
しかし社会状況からそんなことも言っていられなくなり、結果としてそうでもないんじゃないかと、毎日目からいくつも鱗が落ちているのも事実です。コロナ問題はもちろん十分すぎるくらい悲観的な出来事なのですが、そんなわかりきったことばかり考えて毎日沈んだ気持ちで過ごすなんて建設的じゃありませんよね。
今日現場に出たスタッフに、おぼえたてのZOOMを使って現場状況をリアルタイムでオンライン報告してもらいました。すごくわかりやすかったです。多分こんなことがなかったらやらなかったでしょう。
これをきっかけに社会は大きく変わろうとしているし、変わるなら良い方向に変えたいなと思います。社会というと大げさですね。とりあえず自分の意識をです。我々もまたポジティブに意識を変えなくてはいけないのだと思います。

スタッフ一名を本日から試験的にテレワークに。もうひとりも体制が整い次第テレワークへ移行予定。
テレワークへの移行を切り出すと、スタッフの間で「その必要なくね?」「事務所の方がはかどるんですけど」的な空気が流れるものの、今のところ何も支障はなく、「そもそも出社の必要なくね?」的な懸念あり。スタッフが出社しなくなると、所長がますますやる気をなくす懸念あり。これぞ、まさにコロナショック!
コロナウィルスの包囲網が高まり、活動がスローダウンしている。活動だけでなく、頭の回転もなんとなく。これもウィルスのしわざかもしれない。
我々のように設計を生業とする者はもともと室内で粛々と作業するため、今回のように外出自粛やテレワークといった要請には比較的容易に対応できる。実際、所内ではスタッフたちはマスクを着用し、黙々と作業を続けている。来客や現場も減り、さぞや設計もはかどっていることだろう。一方の私は…。
先月くらいまでのあの忙しさは何だったのだろう。一週間のうち事務所の席に座っていられたのはわずかな時間で、毎日のようにどこかに飛び回っていた。
事務所では私はもっぱら事務所の仕事以外のことをやっていて、JIAやSADIといった他団体でのお役目があったり、毎月のように都内や地方などで講演やセミナーのようなものを頼まれて、そのスライドの準備をしたり、考えがまとまらず焦ったりしていた。
このコロナウィルスの問題で、それらがピタッとなくなった。4月のスケジュール帳が白い。こんなに白いスケジュール帳を見るのは記憶にないくらい。
ではやることがないのかと言われるとそんなことはなく。実は今、幸か不幸か書かなくてはいけない原稿が山ほどあるのだった。
この時間は神様がくれた時間だと思って原稿に向き合いたいのだけれど、これまた不思議。忙しい忙しいといって飛び回っていた方が、頭はよく回転し言葉も出てくる。結果的に短い時間で原稿が書けるのだ。
これがじっくり時間があると書けない。どうしてかというとやる気が起きないからだ。無理やり書こうとすると、面倒くさくなってやっつけ仕事のようになる。ただただ苦痛である…。
この話にはオチはない。ただ、原稿サボってもこんな駄文書く気力だけはあるんだとツッコんで欲しいだけである。
我々のように設計を生業とする者はもともと室内で粛々と作業するため、今回のように外出自粛やテレワークといった要請には比較的容易に対応できる。実際、所内ではスタッフたちはマスクを着用し、黙々と作業を続けている。来客や現場も減り、さぞや設計もはかどっていることだろう。一方の私は…。
先月くらいまでのあの忙しさは何だったのだろう。一週間のうち事務所の席に座っていられたのはわずかな時間で、毎日のようにどこかに飛び回っていた。
事務所では私はもっぱら事務所の仕事以外のことをやっていて、JIAやSADIといった他団体でのお役目があったり、毎月のように都内や地方などで講演やセミナーのようなものを頼まれて、そのスライドの準備をしたり、考えがまとまらず焦ったりしていた。
このコロナウィルスの問題で、それらがピタッとなくなった。4月のスケジュール帳が白い。こんなに白いスケジュール帳を見るのは記憶にないくらい。
ではやることがないのかと言われるとそんなことはなく。実は今、幸か不幸か書かなくてはいけない原稿が山ほどあるのだった。
この時間は神様がくれた時間だと思って原稿に向き合いたいのだけれど、これまた不思議。忙しい忙しいといって飛び回っていた方が、頭はよく回転し言葉も出てくる。結果的に短い時間で原稿が書けるのだ。
これがじっくり時間があると書けない。どうしてかというとやる気が起きないからだ。無理やり書こうとすると、面倒くさくなってやっつけ仕事のようになる。ただただ苦痛である…。
この話にはオチはない。ただ、原稿サボってもこんな駄文書く気力だけはあるんだとツッコんで欲しいだけである。
