24. 02 / 20

ピン角合わせ

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sekimoto

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昨年竣工した川越の「越屋根の家」の向かいにある納屋を、現在二期工事として改修中。

横葺き屋根のコーナー部分の納め方について、これまでは下の写真のような納め方を標準としていて、私の中ではこれでも十分きれいな納まりだと思っていたのだけれど↓↓


板金屋さん(新井勇司さん)の提案でこの納まり(ピン角合わせ)に。正直いって納屋の屋根にしておくにはもったいない…。


この納まり、知らなかったのは私だけなのかな。横葺き屋根がここまでシャープに納められるのだということに驚きました。

どうやって折っているのかなんて、聞かれたって私にはわかりません!でもこれを知ってしまったからには、次の現場もこれでやってほしいと言うのでしょうね笑

たかが納屋、されど納屋。我々以上に職人さんがこだわってしまい、普通の納屋が芸術作品になりそうな予感なのですが、完成が実に楽しみです!

今日は「渡辺篤史の建もの探訪」にて、狭山市FPRの撮影がありました。本当は先月の撮影予定が荒天により延期、今日は雲ひとつない晴天でした!

■FPR
https://www.riotadesign.com/works/22_fpr/#wttl
■渡辺篤史の建もの探訪
https://www.tv-asahi.co.jp/tatemono/

建主のKさんは大の建もの探訪ファン。どのくらいのファンかというと、これまでの放送回をすべてブルーレイに録画して保存しているほど。そのKさんをして、9年前にオンエアされた川越市FPの回を越えるものがいまだにないということで、4年前に設計のご相談にいらっしゃいました。

完成したら篤史さんに来て頂きましょうというのが合言葉になっていたので、やっと来て頂けて私もやっと肩の荷を下ろしました。

小さな中庭を取り巻くようにスキップフロアで構成された内部空間と、半地下に計画したシアタールームは数千枚のDVDが保管され、まるでTSUTAYAのようです笑。これには撮影スタッフも大興奮でした!

オンエアは、地上波は3月30日(土)4:25~、BS版は4月7日(日)8:30~の予定です。どうかお楽しみに!Kさん、撮影のご協力誠にありがとうございました。



Arupの構造家であり長岡造形大学でも教える大学同期の友人、与那嶺が彼のゼミ生を連れて事務所までやってきました。長岡にこもっていては建築の刺激がないだろうと、彼の計らいで毎年東京方面にゼミ旅行を企画しているそうです。うちへは一昨年に続いて今回で二度目の来所。

皆とても礼儀正しくて良い学生さん。うちの自邸を案内して、近くの定食屋さんでランチをご一緒しました。私からは著書をプレゼント(サイン入り)。うち一人は来週からうちの事務所のオープンデスクにやってきます。こちらも楽しみです!

この日はこの後、組織事務所見学に行ったそうです。顔の広い彼ならではネットワーク、学生さんも幸せですね。

24. 01 / 06

仕事はじめ

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sekimoto

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リオタデザインも5日より仕事始めとなりました。年明けから入社の新スタッフ小沼くんも合流し、地元の敷島神社に初詣ののちは水子貝塚公園へ。

ここは東上線沿線に点在する貝塚のひとつで、園内に竪穴式住居も復元されているスポット。

ここに来る目的の一つは、縄文時代の埼玉の陶板地図があること。これによると、東武東上線は昔の海岸線、浦和は岬の先端、そこから先はすべて海の底だったことがよくわかります。

海なし県の埼玉も、6000年前は見渡す限りの海があって、我が家の少し先にはビーチが広がっていたわけです。もうちょっと早く生まれていれば、志木は葉山だったのかも!

新スタッフには、いつもそんな偏った埼玉教育から始まるのでした。ようこそ葉山へ。今年もよろしくお願いします!


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sekimoto

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久しぶりにアマゾンを覗いたら、拙著『伝わる図面の描きかた』が「ギフトとしてよく贈られている商品第3位」に入っていました。

『伝わる図面の描きかた 〜住宅の実施設計25の心構え』
https://amzn.asia/d/6FZP333

すでに2年半も前に出した本です。どんな状況で誰に贈られているのだろう、、とても不思議です。すごく売れている本ではないかもしれませんが、何のきっかけかわかりませんが、こうしてたまに思い出したようにランキングに顔を出すのは面白いものです。

この本は、我々が実施設計で描き上げている図面へのこだわりや、ノウハウについて書いた本になります。

実施設計の流儀は事務所ごとに大きく異なります。その密度もあっさりの事務所から、コッテリの事務所まで。たぶん我々は後者の方だと思いますが、「描きすぎ」と言われることもある我々の図面も現場ではとても評判が良いので、当事者には伝わっているのだと思います。

しかしながら、実施設計をコッテリやったら良いものができるかと言われると、実はそういうわけではないので、そこは分けて考える必要があると思います。要は最初に全部考えておくか、後から考えるかの違いなのでしょう。

私は何事においても、最初に考えておくタイプの人間です。すべて段取りを決めておいた上で、現場はアドリブで乗り切る。セミナーやファシリテーターを頼まれた時もいつもそうです。

我々の図面は各所の寸法や、素材や、仕上げ色までもすべて事前に決められているので、現場は段取りが組みやすい。最初の図面読み込みこそ時間がかかりますが、上棟した時には監督曰く「すでに竣工している(段取りが読めている)」ので職人手配にロスがなく、引渡し時期もずれないというのが、現場に喜ばれる点なのだろうと思います。

脚光を浴びることのない、地味な日々の取り組みをこうして書籍化して下さったことにも感謝。たまに思い出したように買って頂けていることにも感謝です!