このブログの右側のカテゴリに、さりげなく「タニタハウジングウェア」というカテゴリがあるのをお気づきでしょうか。設計事務所なのにメーカーさんの企業名でカテゴリを作ること自体が異例だと思いますが、これは過去にある製品の開発プロセスに関わったことがきっかけとなっています。

その製品とは何かというと[ensui]というくさり樋で、今では複数の設計案件で採用している、うち定番のくさり樋となっています。そんなensuiがこのたび「板橋製品技術大賞・優秀賞」を受賞されたそうで、それを記念してこちらの製品開発にかかわるオンラインセッションをやりましょうということになりました。


タニタハウジングウェア・オンライン限定セッション
『開発・デザインの裏側とプロダクトの未来』

日時:2020年12月23日(水)19:00~
開催方法: ZOOMウェビナー
参加費: 無料
登壇者: 若原一貴(若原アトリエ) × 関本竜太(リオタデザイン)
参加方法:
詳しくはこちらより
http://www.tanita-hw.co.jp/mail/20201209/


一緒に登壇する若原一貴さんもまた、私と同様にensuiの開発に陰ながら関わった建築家の一人です。たまたまですが、若原さんとは生まれ年も同じ(1971年)で、同じく日大出身。とはいっても私は理工学部で若原さんは芸術学部ですが。

そんな同級生コンビでセッションしたいと思います。くさり樋のセッションなんて前代未聞ですが笑、ご興味ある方は是非ご参加下さい。こちらのensui開発の裏側を読んだら、ちょっと参加したくなるかも!?

https://www.riotadesign.com/blog/sekimoto/tanita/page/3
(一番最初まで遡ってご覧下さい)

そんな告知まで!


以前、タニタハウジングウェアさん主催の「屋根のある建築作品コンテスト」の住宅部門において、「緩斜面の家」で優秀賞を受賞したことをブログで書きましたが、土曜日はその授賞式がありました。

ところが、当日私は別に北欧建築・デザイン協会主催のクリスマスパーティがあり、私は企画の総責任者ということもあり、どうしても授賞式に出席することが適いません。

どうしよう!ああ、こんな時に自分のコピー人間がいれば…。

ということで、スタッフの矢嶋くんに私のお気に入りの水玉シャツを着てもらい、本人として授賞式に列席してもらうことに。この替え玉作戦がまんまとはまり、「関本=水玉シャツ」と思っている多くの方には全く気づかれませんでした。

…というのはまっかな嘘で、審査員の伊礼さんには思い切りツッコまれたようです笑。でもスタッフが私の水玉シャツを着てきたということで、会場は大盛り上がりだったとか。ヨカッタ!


週明けに列席したスタッフより、受賞の盾と副賞?の”蝶ネクタイ”を渡されました。この蝶ネクタイ、どんなのかと言いますと、


なんと、タニタハウジングウェアさんの商品で、私も試作に関わったensuiというくさり樋でできた蝶ネクタイ!さすがタニタさん、ユーモアが効いています。

これ、オリジナルはnugi-tiechoという、手ぬぐいを蝶ネクタイにするという蔵堂さんが出しておられるアイテムなんですね。蔵堂さんというのも、雑貨屋さんではなくて居藏さんという方がやっておられる工務店さんだという、これもまたユニークな話なのですが。

ということで、あらためて水玉シャツとensui蝶ネクタイを身につけ、盾を手にパチリ!タニタハウジングウェアさん、また伊礼さんをはじめとした審査員の皆さま、素晴らしい賞を本当にありがとうございました!




吉報を頂きました。
タニタハウジングウェアさん主催の「屋根のある建築作品コンテスト」の住宅部門におきまして、「緩斜面の家」が優秀賞を受賞致しました。



審査結果と審査評はこちらより
http://www.tanita-hw.co.jp/about/tanitacontest2017/result1.html

応募総数はなんと321点ということで、その中の3点に選んで頂けたということは大変光栄なことです。上記リンクでは、審査委員の伊礼さんからも光栄なお言葉を頂きました。どうもありがとうございました。


うちの住宅は、正直コンテストやメディア向けではないと思っています。コンテストに入賞する住宅やメディアに載りやすい住宅というのは、コンセプトが分かりやすく徹底されているものが選ばれやすい傾向があると思います。

でも一方でコンセプトを分かりやすく徹底してゆくと、その”正論”からこぼれ落ちてゆく、割り切れない建て主の思いや矛盾も出てきます。人間は理屈で割り切れるほどわかりやすい生き物ではありません。私の設計はそういうものを細かく拾いあげてゆく設計なのだとよく思います。だから焦点はぼやけるし、わかりにくくなる。

でもいろんな諸条件や建て主の思いと世間の評価とが、ロイヤルストレートフラッシュのようにピタリと嵌まる瞬間もあるのです。こんなことは長く仕事をしていてもそうは多くないし、それを求めてもいけないと思っていますが、この「緩斜面の家」はそんな私のキャリアの中でも、特にいろんなことが嵌まった私の代表作であることは間違いありません。

緩斜面の家
https://www.riotadesign.com/works/13_kanshamen/#wttl

今回のそもそものきっかけとなっている建て主Mさんとの出会いに感謝すると共に、選んでくださった審査員の伊礼さん、堀さん、そしてタニタハウジングウェアの関係者の皆さまにも心より感謝致します。


雨どいメーカーのタニタハウジングウェアさんより、今年の3等級社員研修の講師を頼まれました。3等級社員というのはタニタさん社内の制度で、業務の中枢を担うベテランスタッフの等級だそうです。この日は秋田工場から4名と東京本社から1名が参加されるとのこと。

そんな研修の講師としてお声がけ下さったということで、私としても意気に感じまして、昨年川越に竣工したFPという住宅の見学と、川越の街歩きを盛り込んだ日程を提案させて頂きました。

研修のとりまとめは矢野さんという社員の方が担当されているのですが、この5人の研修のためにこんなガイドまで作られていてびっくり!


「アールト」と書いてあるのは、特に私がアールトの講義をするということではなく、私がフィンランドに留学経験があるので事前にアールトについて勉強しておきましょうと、そんな予習資料まで別に作って事前に配布されていたようです。

こういうところが、いかにもタニタハウジングウェアさんらしいというか、、。とにかく真面目な会社なんです。


まずは川越で集合しまして、FPまでの約30分の道すがら街歩きを楽しみました。そこで早速皆さん写真を撮りまくっています。そうですね、川越と言えば蔵づくりの街です。

どこがそんなにと尋ねれば、


て、そこ!?
なんとご一行様、撮っていたのは蔵づくりではなくなんと「雨どい」。

実は秋田は雪深く、雨どいを付けても壊れてしまうので、自社製品を市内で見かけることはほとんどないのだそうです。これにはびっくりでした。しかも、川越に付いている伝統的な銅製の雨どいの多くは、タニタハウジングウェアさんの製品だということも発覚。これにも驚きました。

タニタさんと言えばガルバリウムの印象が強かったのですが、ガルバはむしろ後発で、会社としては銅製雨どいの歴史の方がはるかに長いのだそうです。

川越のシンボルとも言える「時の鐘」も現在改修中ですが、その前を通るとそこに付けられていたのもやはりタニタさんの銅製雨どい!しかも取り付けて間もなく、まだピカピカのものでした。



よく見ると半丸スタンダードと同じ形状のラッパが見て取れます。これが年月に洗われて味わいを深めてゆくのですね。

その後ご一行もFPに到着し、クライアントのSさんのご厚意もあり内部も仔細に見学させて頂きました。




私の解説もさることながら、クライアントのSさんも事細かにご説明下さいました。また1年以上経過しているとは思えないほどきれいに使って下さっており、タニタ社員さん達も皆びっくりされていました。口をついて出る言葉はただただ「おしゃれ…」。

なかなか人の家を見学させてもらえる機会は少ないので、貴重な体験になったのではないかと思います。Sさん、ご協力ありがとうございました!




その後は駅前に移動してセミナーを行いました。
谷田社長のお話と、その後に私がお話しさせて頂き、最後に社長と対談形式でざっくばらんな意見交換をさせてもらいました。

谷田社長のお話で印象に残ったのは、「きこりが仕事を効率よく進めるには、木を切るだけではなく刃を研がなくてはいけない」というお話。忙しくて刃を研ぐ時間がないと言い訳をしていると、最後には木も切ることが出来なくなってしまう。この日はまさに社員にとって刃を研ぐ日なのだなあと実感しました。

対談でもお話ししたのですが、タニタハウジングウェアさんとのお付き合いも長いのですが、社員は誰をつかまえてもとても真面目で熱心です。一言で言えば「アツい!」。それは金太郎飴のようで、良い会社というのはどこを切っても社員が優秀だと私は思います。世間ではその逆の例も多くあるような気もしますので。

今回は研修の講師ということではありましたが、むしろ私の方が教えられることが多かったように思います。我がリオタデザインも刃をしっかり研いで、どこを切っても優秀な事務所だと言われるように努力したいものです。

最後は都内の谷田社長行きつけのお店「都電テーブル」に移動し、うちのスタッフも合流して打ち上げで締めました。昨日は丸一日となりましたが、どうもお疲れさまでした。またお声がけ下さり、ありがとうございました。本当に楽しい一日でした。

秋田からいらした皆さまは、今日の研修もどうか楽しんで下さい!


建築知識7月号(エクスナレッジ)が届きました。

私は定期購読はしていませんが、現在「リオタのディテール流儀」という連載を持っているため、毎月のように送られてきます。連載以外にも、ほぼ毎号のように何らかの形で記事に関わっているのですが、今月はコレです。


タニタハウジングウェアさんとの記事。いわゆるタイアップ広告というやつです。過去に私のブログでも何度か取り上げましたが、「ensui」というくさり樋を取り付けた「暁の家」にて取材を受けることになりました。

最初にお断りしておきますが、この記事の本文内容についてはすべて真実です。本文は私が語った通りに的確に編集されていますし、タニタハウジングウェアさんのensuiは私のお気に入りで、今もなおいろんな住宅で使っております。(いつもありがとうございます!)

それはいいんですが。
ただまあなんというか。いろいろツッコミどころがあるわけですね。
同業を含めた読者から総ツッコミを受ける前に、私自ら断罪しておきましょう。

まず、


おいっ。

ちがうんですちがうんです。すべてエクスナレッジN山さんの指示なんです。どこ見てんだよって?遠くを見ているわけですよ。憂いの表情でね。だってN山さんがそう言うんだから。あっちの方見て下さいって言うんだからっ。

これくさり樋関係なくね?
て思ったって口に出せないわけですよ。大人ですから。


おいっ。

関本竜太の眼差しってなんだよ。なんでしょう?私にもわかりません。あとでN山さんに聞いて下さい。そもそも関本ってだれだよ。そうそこ。あなたいいツッコミしてますね。


最後に私のプロフィール。
こんなに良く書いて下さって、N山さんったらありがとうございますm(_ _)m

しかし、


「軽妙なトークでも知られる」て。リオタといえばトークですか。
トーク>設計、ですか。

まぁ、間違っていませんが。

「好きな眼鏡はMUUR」
その情報いる?

この号では、別のページでも企業タイアップ記事に登場しておりまして、トップライトメーカーの日本ベルックスさんとも他の建築家さんの事例とともに、「緩斜面の家」のトップライト事例について紹介して頂いております。


タニタハウジングウェアさん、日本ベルックスさん、取材協力を下さいました「暁の家」のSさん、そしてエクスナレッジN山さん、ありがとうございました!

これからも軽妙なトークで、MUURの眼鏡をかけてがんばります。
(設計もがんばります)