事務所のOBスタッフで、akimichi designを主宰する柴秋路くんの住宅「にびいろの舎」のプレ内覧会に、事務所スタッフを連れてお邪魔してきました。

柴くんは過去、百日紅の家やかたつむりハウスなどを担当してくれたスタッフで、OBスタッフの中でも古参スタッフのひとりです。これまでなかなか都合が付かず、新築の仕事をじっくり拝見させてもらったのは、この日が初めてでした。


とにかく細部に至るまで破綻なく丁寧に納められており、また柴くんらしい建築観も芯にあって、それがとても新鮮な印象を持つ住宅でした。光の採り入れ方もきれいでしたね。

リオタデザインのOBスタッフは皆図面巧者で、細部に至るまで繊細な仕事が見て取れるのが、私のささやかな誇りになっています。



我々はディテールという言葉をよく口にしますが、それはなにも取るに足らないものへこだわりや、オタクっぽい作り込みのことを指すのではありません。

むしろその逆で、骨格のあり方や成り立ちを整理し、線をとことんまで少なくしてゆく作業こそが我々の目指すディテールの思想なのです。


柴くんの仕事にも、そんな”ディテールの流儀”を感じることができ、その真摯な仕事の向き合い方にも清々しさを覚えました。

また良くも悪くもまだ確立されていない手法の端々に、迷いとも試みとも取れる作法も読み取りましたが、やがて洗練へと向かう過程で、それがどのように化けてゆくのか今後が楽しみです。

柴くん、今日はご案内ありがとうございました!


16. 12 / 28

仕事納め

author
sekimoto

category
> STAFF
> 仕事



我が事務所も昨日ようやく仕事納めをしました。

今年の後半は特に忙しかったのですが、12月初旬でピークを迎えてからは調整業務が多く、暮れは少し安らかに終えられるかなと思っていたのですが、やはりダメでした。仕事納め当日は結局掃除もできず、納会ギリギリまでスタッフと打合せという有様、、。

そんな中、毎年恒例の納会にはOBスタッフや、お世話になっている出版社エクスナレッジからも西山さん、上野さんも駆けつけて下さいました。OBスタッフらの活躍や近況を聞くのは、私にとって何よりの楽しみです。皆それなりに社会に揉まれて活躍を続けてくれているようです。

皆さま、お疲れさまでした!
地方出身のスタッフは今頃帰省の途についていることと思います。どうか郷里でゆっくりしてください。年明けからまたばりばり働きましょう。



author
sekimoto

category
> STAFF
Warning: Undefined array key 1 in /home/riotadesign/riotadesign.com/public_html/wp-content/themes/rd/blog/cat_sekimoto.html on line 48



我が事務所の初代スタッフである二宮一平くんが、郷里愛媛で改修設計に携わった「少彦名(すくなひこな)神社参籠殿」が、アジアユネスコ文化遺産の受賞を受けたとのこと。国内の建物では「赤レンガ倉庫」「大多喜町庁舎」に続く3例目だそうです。

アジアユネスコ文化遺産
http://www.unescobkk.org/culture/heritage/awards/previous/2016/

二宮は私が独立後間もない時期に、文字通り”無給”で事務所の黎明期を支えてくれたスタッフでした。愛媛県八幡浜市にある松村正恒氏設計の木造校舎・日土小学校が彼の母校で、自身日土小学校の保存運動にも地元建築家として関わってきました。

少彦名神社は清水寺と同じく、「懸け造り」と呼ばれる伝統的構造様式で作られています。改修設計は経験ある年配の設計者もいたそうですが、あえて地元では若い二宮が指名されたそうで、曰く若い世代に技術を繫ぐためと、「若い人が困っていたらみんな協力してくれるだろうから」だったとか。

資金集めも難航したようで、彼自身この仕事ではほぼ無報酬だとか。いまだに”無給”でも明るく笑い飛ばすところが彼らしい。

首都圏と違い、地方では建築家が建築家として生きていくのは至難の業と聞きます。その中で彼は人づての仕事を地道に丁寧にこなしながら、地元の建築のためにローカル・アーキテクトとしての使命を果たしていると思うと、私は彼を誇らしく思えるのです。

author
sekimoto

category
> STAFF
Warning: Undefined array key 1 in /home/riotadesign/riotadesign.com/public_html/wp-content/themes/rd/blog/cat_sekimoto.html on line 48



リオタデザインも明日から夏休みに入ります。夏休み前恒例の暑気払いをOBスタッフも含めて行いました。

リオタデザインを卒業したスタッフも年々増えるわけですが、そのスタッフたちが皆独立してそれぞれに活動のフィールドを広げてくれているということ。これが何より私にとって嬉しいことです。

今日はそんなOBたちの近況を聞きつつ、それぞれの在籍時代の思い出話に花が咲きました。現役スタッフ達もきっと刺激を受けたことと思います。

いやぁ、本当に楽しかった!皆さん半期お疲れさまでした。英気を養って後半戦もバリバリいきましょう!


16. 07 / 06

配管女子

author
sekimoto

category
> STAFF
Warning: Undefined array key 1 in /home/riotadesign/riotadesign.com/public_html/wp-content/themes/rd/blog/cat_sekimoto.html on line 48



新人スタッフにとって、最初の担当案件はとにかく大変。これまでなんとなく見たことはあっても、それを図面にするとなるとかなりの確率で頭が真っ白になるものだ。

専門用語はもとより、これってどうやって固定するんだろう?これってどうやって作るんだろう?この隙間って配管通るのかなあ?日々試練の連続である。

結局現場を一通り経験すると、つまらない納まりにあんなに悩んでいたのがばかばかしくなるくらい、現場はこともなげに納めてくれるものだということがわかる。ただ、悩んだ分だけ本人にはスポンジのように吸収される。最初からお任せで放り投げていては成長はないのだ。

そんな試練の真っ只中にある我が事務所の新人スタッフ。今日は自ら他の現場への同行を志願してきた。どうやら設備図を描きながら、見たことも触ったこともない設備配管にイメージが追いつかず困惑しているようだ。昨日も私に言われた「防音ラッキング」の意味が理解できなかったらしい。

現場に着いて、まず目にした「防音ラッキング」に早くもテンションMAX。これかー!何枚も写真を撮り、憧れのイケメン俳優に遭遇したかのような喜びようである。

配管女子。今どき女子のあたらしいトレンドかもしれない。