19. 10 / 13
台風一過
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sekimoto
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> 生活
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皆さま、昨晩の史上最強クラスの台風(ハギビス)ではご無事だったでしょうか?
台風といえば、昔は氾濫した川を見に行ったり、天井からの雨漏りに洗面器をならべたり、むしろわくわくした思い出があるのですが、建築を生業とした今ではその逆で枕を高くして眠れません。
過去には川べりに建てた住宅も多く、昨晩はテレビとネットの河川の氾濫情報を複数立ちあげて、それぞれの住宅やそのご家族の安否を祈っておりました。それ以外の住宅も、屋根が吹き飛ばされないだろうかとか、雨漏りしていないだろうかなど心配は尽きませんでした。
我が家は玄関のガラスの所から水がしみ出てきたほか、意味不明な位置に水が溜まっていたといったことがありましたが、全体には被害はありませんでした。なんでしょう、建て主さんから漏水のメールが来ると震え上がるのですが、我が家に水が入っても私は何とも思わないんですよね、、笑
来週は「扇の家」の引渡しもあります。植えたばかりの植栽がなぎ倒されないだろうかと心配で、昨日は土砂降りの中、木を紐で縛りに行きました。
功を奏したかはわかりませんが、今朝も見に行くと木も住宅も無傷で心から安堵しました。建て主さんも気が気ではありませんよね。引き渡し前というのは本当に緊張感の連続なのです。
◇
そんな「扇の家」には玄関先にくさり樋を付けています。
タニタハウジングウェアさんのensuiという商品で、過去にもよく使っているのでうちの建て主さんにはお馴染みかと思いますが、昨日の土砂降りではありえない量の水が流れていました。それなのに、水一滴もその外にこぼしていないんですよね。
開発を担当された岡田さん関口さんの顔を思い浮かべ、「いい仕事しているなぁ!」と雨の中束の間の感慨にふけったのでした。もちろん無傷だった住宅を施工された松本建設さん、植栽を植えられた小林賢二さんにも敬意を表したいと思います。
自然の脅威の前には無力ですが、日々の備えと人々の志によって我々は守られているのでしょうね。
19. 10 / 11
返金依頼書
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sekimoto
category
> 仕事
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近々竣工する住宅に下げる輸入の北欧照明がありました。
コード長変更などもあり、納期に時間がかかるということで早めに入金を済ませて到着を待っていたのですが、納品予定時期になっても届きません。確認を入れると、なんと担当者が入金確認を怠っていたために発注が流れていなかったということがわかりました。
しかも運の悪いことに、その間に国内在庫がなくなってしまい、本国から取り寄せないといけないとのこと。発注時には国内在庫も確認して発注していたのに。そしてその納期が来年の4月になるとの説明…。
いやいや、そちらの不手際なのだから航空便でも使えば数週間で届くのでは?というと先方のメーカーからの回答なのだとにべもない答え。
仕方なくネットなどで探すと在庫のあるショップもあるようでした。納期に不安があったため、念のため信頼の置ける都内の某ショップに問い合わせると、そこにも在庫があり、結局そこで購入することになりました。お引渡しにも間に合い、建て主さんにも迷惑をかけずに済み、まずは一安心です。
先の担当者は自分のミスなのだから、上司に相談するなりして、手段を選ばず他で購入して納期に間に合わせるとか、いくらでも選択肢があったはずなのに、先のマニュアル通りの対応には落胆するほかありません。
まあ、いいです。社内の事情もわからなくもないし、ミスは誰にでもあります。この世界では珍しい話ではありません。
しかし、話はここからです。
注文をキャンセルし、入金済みの代金を返金して頂くようお伝えしたら、先方より「返金依頼書」というものが送られてきました。こちらに銀行口座を記入し署名捺印をして下さいとのことだったのですが、その文面を見て目を疑いました。
「なお、本件につき万一貴社に損害が生じました場合には、当社にて責任を負い、貴社には一切ご迷惑をおかけいたしません」
この文面での「当社」とは我々リオタデザインであり、「貴社」とは先方の商社さんです。あの、損害が生じてご迷惑をおかけされているのはこちらなんですけど…。
なんだか、我々が不条理なことを言って返金を迫るクレーマーであるかのような文面に、さすがにこれはないだろうと。これじゃお客さんも離れますよね。かつては隆盛を誇った大手商社さんなのですが、こういうところに会社の体質やほころびが出るような気がします。
【10月9日追記】 12日は中止致します
大型の台風が近づいているようです。
皆さまの安全を考慮しまして、10月12日(土)の開催分は中止とさせて頂きます。ご予定下さっていた皆様には大変申し訳ありません。
今のところ11日(金)の開催分につきましては決行の予定でおりますが、どうか気をつけて足を運ばれて下さい。なお、順延日も設定しました。以下の日程をご確認下さい。
新座市で計画を進めてきました住宅がまもなく竣工致します。建主さまのご厚意により、このたびオープンハウス(内覧会)を開催させて頂くことになりました。見学をご希望の方は、文末のメールのリンクよりご連絡下さい。
既存住宅の建て替え計画です。住宅が密集する路地奥の立地であることから、各居室を中庭を取り巻くように扇型に並べ、プライバシーを確保しながらも外部に開放的に開いたプランとしています。ご夫婦お二人のための住まいですが、ご主人の趣味のバイク空間や愛猫のための空間とを、建具の仕切り方によって可変的に距離感を調整しながら生活できるような作りとしています。
◇
【扇の家】 オープンハウス(内覧会)
日時:2019年
10月11日(金)13:00~17:00 ごろまで →決行致します
台風による影響を考慮し、順延日として以下日程を追加させて頂きます。
<追加内覧日程>
10月18日(金)13:00~17:00 ごろまで
10月19日(土)12:00~17:00 ごろまで
場所:埼玉県新座市
(東武東上線志木駅南口より徒歩10分)
設計監理:リオタデザイン
施工:松本建設
造園計画:小林賢二アトリエ
・建築関係者のみならず、一般の方もご見学頂けます。
・お子様をお連れの方はお渡しする手袋を着用の上、手を離さずにご見学下さい。
・見学は予約制ですので、ご希望の方は件名を「オープンハウス見学希望」として頂き、大体のお時間を以下アドレスまでメールください。追ってご案内をお送りします。
Email: info@riotadesign.com
先日、吉祥寺のカフェmoiさんでのイベントのことを書きましたが、イベント終了後一人の男性がすっと紙袋を差し出され、「よかったらこれ使って下さい」とPITCHIIと名付けられたガラスのコーヒーサーバーをプレゼントして下さいました。
初対面なのにびっくり!
その方が、それを作っておられるTORCHの中林孝之さんでした。
中林さんは「東京のカフェでmoiが一番好き」とのこと。トークイベントで岩間さんが、ご自宅では「マウンテンドリッパー」というドリッパーを愛用しているとおっしゃっていたのですが、そちらもTORCHさんの商品ということで、そちらも後日お送り下さるとのこと。「いえいえ、自分で買いますので!」と恐縮する私を押しきり、本当に後日品物を送って下さいました。
■TORCHI
https://dodrip.net/
■マウンテンドリッパー
https://dodrip.net/free/mountain
手元に届き開封すると、その名の通りマウンテン型のユニークな陶器と木製のリングが。とても可愛らしいデザインです!
わくわくしながら、早速コーヒーを淹れてみることにしました。それまで私はケメックスというドリッパーを使っていたのですが、ケメックスよりも口が広くお湯を注ぎやすいのと、コーヒーにまんべんなくお湯が広がるのがわかります。
このマウンテンドリッパーは、コーヒーの落ち方に特徴があって、通常のドリッパーのように中央に筋状に落ちるのではなく、底面全体からボタボタッという感じでコーヒーが落ちてゆきます。
どうもこれが陶器の底にあいた意味深な孔と関係しているようです。きっと試行錯誤の賜なんでしょうね。是非製作秘話を聞いてみたいところです。
結果として、雑味のないとっても美味しいコーヒーを入れることができました。ちょっと感動!そして中林さんも相当なコーヒー通だということがわかりました笑
底部の木製リングが分かれているので、収納にも場所を取りません。何より置いておくだけでも美しいので、朝からテンションが上がります。
中林さん、どうもありがとうございました!
ご購入可能サイトのひとつを以下にご紹介しておきますね。
https://hokuohkurashi.com/product_contents/463
今日は3月に竣工した宇都宮の「パーゴラテラスの家」の竣工撮影がありました。写真家は新澤一平さん。9月初旬に予定していた撮影が雨天で3回も延期され、今日はようやく快晴に恵まれました。
造園家・荻野寿也さんによる入魂のテラスを貫くアオダモも、豊かに繁っていて安堵しました。内部も建て主さんが本当に美しく暮らして下さっていました。撮影用ではなく、いつも通りの生活風景とのこと。意識の高さに頭が下がります…。
◇
意識の高さといえば、
うちは浴室の壁に木の羽目板をよく張るんですね。放っておいてもカビることは経験上あまりないのですが、過去に竣工した「TOPWATER」という住宅の建て主さんは、入浴後に毎晩浴室の木の壁を全面拭き上げるのだそうです。それが日課だと。
これはすごい建て主さんだと思い、その後「DECO」という住宅の建て主さんに(なかばネタとして)この話をしたら「え?うちもそうですよ」とさらりと返され、驚愕したことがありました。うちの建て主はどんだけ意識が高いんだと、これまたネタとして今日の「パーゴラテラスの家」の建て主さんにこのことをお話ししたら、「え?うちもそうですよ」とまたさらりと返され…。
そういえば「FP」の建て主さんは、毎日キッチンシンクを磨き上げ、シンクのトラップの水は呑めるとさえ(冗談交じりに)おっしゃっていましたっけ…。
すごい、もうすごすぎ。これは何かの修業ですか。
皆さんの意識が高すぎて、頭が下がるどころかもう土下座するほかありません…。
よく「建築家の住宅は美しすぎて、生活するにも緊張を強いられそうだ(だから自然体のふつうの家が良いんだよ)」というようなことが言われることがあります。
でも今日あらためて思いました。
我々は建て主さんを緊張させる意図なんてこれっぽっちもありません。でも建て主さんの我々が作った家に対する愛情や愛着は、我々の思惑をはるかに凌駕しているんですよね。皆さんむしろ住まいを大切に使うということ自体に、とても幸せを感じておられるようです。
今日の建て主さんも本当に幸せそうでした。それが本当に嬉しかったことです。住まいへの愛情はきっと自分に返ってくるんですね。
◇
アップした写真は私のカメラによるものですが、新澤さんの写真はこの数倍素晴らしいので、後日の仕上がりが楽しみです!
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