リオタデザインとしては、約1年ぶりとなるオープンハウスを開催します。

住宅が竣工すると、いつもクライアントのご意向をお伺いして、内覧を「非公開」「クローズで公開」「公開」と分類させていただきます。非公開の場合は内覧はなし。クローズで公開する場合は関係者のみにメールでご案内します。

今回はクライアントのご理解もあり、久しぶりにオープンで告知させて頂きます。オープンで告知できる機会はとても少ないので、いつもブログをご覧の方で一度見てみたいと思っていた方は、是非この機会にご参加ください。

以下概要です。


敷地は23坪ほどの狭小地でありながら、建坪率は50%、容積率も80%に抑えられていました。この敷地に2台の駐車と、家族4人が暮らせる空間を確保するという難条件から設計はスタートしました。

計画ではまずこの狭小地に、いかに2台の駐車を合理的に確保するかという検討から始められました。導かれた配置から、気積を使い切るボリューム検討へと進み、結果として高い吹き抜けからロフト床を吊り下げるというややアクロバットな構成へと至りました。

また駐車場上空も余すことなく使い切るため、2.2mものハングした空中テラスを設け、室内からつながる拡張空間としています。

アウトドアの趣味を持つクライアントのために、趣味のためのスペースも設けました。高密度にエッセンスが凝縮した、遊び心満載の住宅です。


【TOPWATER】 I邸オープンハウス(内覧会)
日時:2017年2月18日(土) 13:00~17:00 ごろまで

☆建築関係者のみならず、一般の方もご見学頂けます。
☆近隣の方のご見学はご遠慮ください。
☆お引渡し後の内覧会となります。また一部高所で危険な部位もございます。小さいお子さんをお連れの方は、お渡しする手袋着用の上どうか手を離さずご見学下さい。建物を傷つける恐れを感じた場合は、ご退場をお願いすることもございますので、どうかご了承下さい。

場所:東京都小金井市(小金井公園の近くです)
JR中央線『武蔵小金井駅』より徒歩10分


見学ご希望の方にはご案内をお送り致します。関本までメール下さい。
riota@riotadesign.com



<2月9日追記>
優秀な現場のおかげで、週末の施主検査を前に建物はほぼほぼ完成しております。内覧前にちょっとだけ中をお見せします。こんな感じです。


16. 03 / 27

VALO竣工

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sekimoto

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> openhouse
> 仕事



昨日、さいたま市にて竣工しましたVALO(G邸)のオープンハウスがありました。今回はクローズドでの開催とさせて頂きました。お越し下さいました皆さま、誠にありがとうございました。

この住宅の計画は、北欧アンティークのコレクターでもあるクライアントとの出会いから始まりました。持込の家具リストに目を通した時には興奮し、おこがましいですがこれは私がやるべき、あるいは私にしかできない仕事だと感じました。




クライアントのGさんはとても温厚な方で、我々のこれまでの仕事の中で、私の自邸(OPENFLAT)が一番好きだとおっしゃって下さいました。求められていた条件も私の自邸に近く、またクライアントが私と非常に近い感覚をお持ちだったこともあり、意識的にOPENFLATと同様のディテールを採用した部分もいくつかありました。

OPENFLAT (2007)
https://www.riotadesign.com/works/07_openflat/

当時は独立してまだ5年程度でしたが、設計ではその時点での蓄積をすべて吐き出したつもりでした。当時の自分としては金字塔を作ったようなつもりでいましたが、今思うとまだまだ底が浅かったと思います。

あれから約10年。今回はOPENFLATの内容を更に上書きし、あらたな「ベストアルバム」を作るような意気込みで臨みました。


OPENFLATと決定的に異なるのは、今回の構造は木造だということです。私の自邸では、スパンの制約などもありRC造となっています。

ところが近年、構造家の山田憲明さんとの協働が続いており、国内トップクラスの木構造家である山田さんには、是非これを木造で実現してもらいたいとの期待もありました。

実際、ここではかなり高度な木造解析が行われています。リビングの屋根を架け渡した張弦梁と呼ばれる特殊架構もそうですが、2台分の駐車スペースを確保するための大スパンと耐力の確保や、道路側を全面ガラス張りにするために要した構造解析の話は、オープンハウスの時にも構造担当者から聞きましたが、「難しかった」と言われると完成した今ではなんだか嬉しくなってしまいます。


また今回は造園にもかなり力を注ぎました。その全容を写真で紹介できないのは残念ですが、いつもお願いする造園家、耕水の湊さんによる渾身の作となりました。

今回は庭が広く、木を数本植えただけでは全く形にならない庭でした。いつもはもう少し敷地も小さいので、庭らしい庭はほとんど造れないのですが、湊さんにはどうもこのくらいの規模の庭をやって頂くと、本当に底力を発揮してくれるようです。クライアントにも大変喜んで頂きました。

地味ですが、今回個人的にとても気に入っているディテールは、リビングのこの開き扉です。




開き戸といえば、普段は閉まっている状態で、開けたら閉めるというのが常となります。ところが、より開放的な設えにしたいと考えたとき、普段は開いているのが常態で、たまに閉めることができる扉というのは、引込み戸と同じ考え方で理想的とも言えます。

この扉は開いた状態で壁にぴったり納まるので、出っぱりもなく全く違和感もありません。かなりの施工精度と、設計上の計算が必要になるのでかなりドキドキしていましたが、ぴったり納まって胸をなで下ろしました。

他にもいろいろあるのですが、今日はこの辺で。また家具が揃った状態で竣工撮影もさせて頂く予定です。空間も今よりも確実に良くなっていることでしょう。

Gさん、最後まで深いご理解とご協力をありがとうございました。Gさんのおかげで、私にとっても思い入れの深い仕事を残すことができました。これからも末永いお付き合いをどうかよろしくお願いします。

また厳しい工期の中、誠実に最後まで最善の施工と対応をして下さいましたニートの阿部さん、感謝しています。本当にお疲れさまでした!

※VALOというのは、フィンランド語で光(light)という意味です

16. 01 / 18

家族の器

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sekimoto

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> openhouse
> 思うこと



先週末、売りに出されている「川風の家」の特別内覧会を開催させて頂きました。タカギプランニングさんの主催により、今回は購入希望者向けに開催した内覧会でしたが、リオタデザインのクライアント(OB&進行中)も多く駆けつけて下さり、いつも通りの大変賑やかな内覧会となりました。

おかげさまで終始和やかな雰囲気に包まれたイベントとなりました。
ご来場下さった皆様、誠にありがとうございました。

肝心の購入希望者ですが、検討中の方が数組という状況で、まだはっきりした買い手はついておりません。引続き入居希望者を募集しておりますので、ご自身や、あるいは周囲に家を探している方などがいらっしゃいましたら、是非ともご検討並びにご紹介頂けますと幸いです。

関連記事: 『川風の家』 が売りに出されます (15.12.23付ブログ)



さて、当日は私も多くの方にこの家の魅力について説明(力説?)させて頂きましたが、あらためて当時の設計ながらによくできた家だなあと感じました。設計者の私が言うのもなんなのですが…。

このブログをご覧の方は、うちの作品ページから入ってゆくと当時の竣工写真を見ることができますが、私も久しぶりに訪れましたが、竣工当時よりもとても家らしく、愛らしい佇まいになっていると感じました。やはり住宅というのは、「家族の器」なのだなとあらためて思いました。

購入検討者には、クライアント自らいろいろこの家の住み心地や、使い勝手やご近所付き合いのことなどを熱心にご説明されていましたが、それらに片耳を傾けていると、どれだけこのクライアントがこの家を愛してやまないかが伝わってきて、私は内心切ない思いでいっぱいでした。それはまさに、我が子を里親に出すような思いなのだろうと思います。

ここまで愛されて、この家も幸せだったろうと思います。次に住み継いで下さる方は、是非ともこのクライアントと同じくらいの愛情をこの家に注いで下さる方であって欲しいと願うばかりです。



実はこの日は内覧会の前に、アサイチで新座市に去年竣工した「はねだしテラスの家」の竣工写真撮影があり、そちらにも立ち寄らせて頂きました。

うちは竣工写真撮影はなるべくご入居後に行うようにしているのですが、それは前述のように、住宅は「家族の器」であるという考えがあるからです。

生活感が出てしまってすみません、とこの日も冒頭にクライアントから謝られてしまったのですが、まさにそれが私の狙いなのです。そして案の定、こちらの思惑通りにとてもイイ感じに室内空間も”育って”いました。

で上の写真。カメラマンさんが外を撮りに行ってしまったので、その間ご家族で団らんをされているシーンを隠し撮りしちゃったのですが、なんだかとってもいいなあ、とにんまりしてしまいました。

ご家族にしか醸し出せない空気感、そして壁に貼ってあるお子さんの絵も素晴らしいですよね。もうこれは建築家がデザインできる領域じゃないのです。幸せの光景とでもいうのでしょうか。

「川風の家」にも、そこかしこにそんな光景がありました。大切なのは建築ではなくて家族なのです。けれども、大切な家族が幸せに暮らせる器は、やっぱり幸せな器であって欲しいとも思います。そこにこそ我々の仕事の本当の意義があるのだろうと思うのです。

そんなことを感じた一日でした。
なんだか嬉しいような、切ないような、そんな一日でした。


昨年暮れに、「川風の家」が売りに出される旨の告知をさせて頂きました。
https://www.riotadesign.com/blog/15123.html

その後、大変大きな反響がありました。本気で迷っている方もいるようですが、大きな買い物ですので是非実物を見てご検討頂きたく思います。

来たる1月17日(日)に、タカギプランニングさんの主催にて内覧会を開催致します。本来であれば、購入を本気で考えている方に対して事前の内覧会を設けるという趣旨になるのですが、クライアントさんの寛大なご厚意により、リオタデザイン関係者(家づくり検討中の方・OB施主・友人知人・その他)の方にも、この日は開放して頂けることになりました。

「川風の家」の購入予定はないけれど、この機会に見学させて頂きたい、家づくりの参考にさせてもらいたいという方も、いつものオープンハウスと同じ要領にて内覧会をさせて頂きます。(Kさん、ご理解と多大なご協力をありがとうございます!)


【川風の家】特別内覧会
2016年1月17日(日)11:00~14:00

所在地:埼玉県志木市(東武東上線・志木駅よりバスで10分)

詳しくはこちらをご覧下さい。
https://www.facebook.com/events/1647463945541103/

[注意事項]
・入居中の住宅となります。内部の備品や家具等にお手を触れぬよう、収納扉などは開けぬようお願いします。
・吹き抜けなど、一部危険な場所があります。小さなお子様をお連れの方は、お手を離さぬようお願いします。

特別内覧会に参加ご希望の方は以下まで。
詳しい所在地などをお伝えさせて頂きます。

・リオタデザイン (担当:関本 riota@riotadesign.com)
・タカギプランニング (担当:野口 info2@t-p-o.com)


先週土曜日、木更津「OPEN-d」のオープンハウスを開催させて頂きました。

遠方であることと、クライアントのご意向もあり、セミクローズでの開催とさせて頂きましたが、多くの方に来て頂きました。足を運んで下さいました皆様、誠にありがとうございました。

平屋の中庭プランというのは、誰しも憧れるプランのひとつです。今回のOPEN-dは、2012年竣工のDONUTのいわばリメイクプランの住宅なのですが、似ているようで内部構成は全く異なります。

この日は元祖DONUTのクライアントや、DONUTからつながった過去のクライアントなどにもお越しいただき、いわばDONUTつながりのオフ会のようでもありました。


今回の家族構成は猫を飼っておられるご夫婦ということで、「ここはどうしてこうなっているの?」という設えの動機付けがほとんど「猫」に収束してしまうような、ある意味個性的な住宅に仕上がりました。

またご主人の趣味である”車”という部分も、今回外せないポイントだったような気がします。愛猫家と愛車家?のクライアント率が(なぜか)高いリオタデザイン。そんなクライアントさんのニッチな心も掴めてきたような気がします。







出来あがった住宅の佇まいは、スケールや開口などどこか非日常感があり、住宅というより美術館か何かが建っているような不思議な建物になりました。

また朝と夕方の表情も異なり、こちらも印象的でした。特に夜に灯りの点った姿はいいですね。東京湾に沈む夕日もガラスに反射してきれいでした。



木更津というと、多くの方から「遠い!」という反応を受けていましたが、埼玉の我が事務所から木更津まで、アクアラインを使うと所要時間は片道1時間半~2時間ほどで、現場監理では意外と近いとも感じました。

ただ、東京湾を渡っただけなのに、いろんな意味で文化の違い?や気候の違いも感じました。幸いにして理解のあるクライアントと、信頼の置ける工務店さんと出会うことができ、良い仕事を残せたような気がしています。

クライアントのHさん、そして小島建設の担当長谷川さんには、この場をお借りして御礼申し上げます。最後までありがとうございました!