
終わった〜!
オスモxベルックスセミナー、最初はコーディネーターなんて出来ないと固辞していたのに押し切られてお引受けした仕事でしたが、本当に多くの学びのある機会でした。伊礼さんとの仕事は相変わらず楽しいのですが、怖い?と脅されていた野池さんのお茶目な一面も知ることができました。
それにしても大阪ラウンド、先月の東京ラウンドを大幅に上回る動員(180名)、そしてパワー!大阪の底力を感じました。最後には松尾和也さんも合流していろいろ深イイ話も聞くことができました。松尾さんも私の仕事をよく見てくださっていて嬉しかったです。
お目にかかりたかった蝶ネクタイの居藏さんや小谷さんともお会いできて良かったです。居藏さんのナマ変顔も拝ませて頂きました笑




最近住宅の性能にかかわる投稿が続いていますが、今日もちょっとそんな話を。
私はこれまで「高断熱住宅」と呼ばれるものにちょっとした違和感を持っていました。その根っこには、「高断熱住宅と呼ばれている住宅に、デザイン的に魅力的に見える住宅が少ない」ということもあったような気がします。正直言うと「暖かいのはいいけどさ、家ってそれだけじゃないよね」というのが私の偽らざる気持ちでした。
たとえば、このエコカー全盛の時代でも私はFIATに乗り続けていますし、その愛らしい佇まいに惚れ込んでしまったら、「燃費が多少悪くても別にいいよ」って思ってしまうのも上記と同じ根っこがある気がします。
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ただ個人の趣味の問題はさておき、環境問題は待ってくれません。地球規模のCO2問題にも見て見ぬ振りというわけにはいかない状況です。職業倫理の問題もあります。
また2020年には住宅にも一定の省エネ性能が義務づけられることになりました。設計者は耐震性能と同じく、自分の設計した住宅の断熱性能についても、はっきりと数字で把握しなくてはならない時代がすぐそこまで来ています。
ちなみにリオタデザインの住宅は、以前より「冬とても暖かい」と建て主さんからご評価を頂いています。費用対効果を考えながら、少しずつ断熱仕様を見直してきた結果ですが、果たしてそれがどのくらいなのかを科学的に数字で把握することについては少し後手に回ってきたような気がします。
ということで、今年はその辺りに問題意識を置き、我々の設計による住宅の性能を意識的に数値化してゆこうとスタッフとも意識の共有を計っているところです。
(過去には、前述のような「暖かいのはいいけど、家ってそれだけじゃないよね」的なことをブログにも書いてきたこともあり、一部には私は「アンチ性能派」のように思われているようなのですが、必ずしもそういうことではありません。自分で思っている以上に、周りからそう思われているようなので…誤解を解いておきます汗)
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前置きが長くなりました。
昨年都内で「路地の家」という住宅が竣工しました。建て主はデザイナーさんで、ご要望には「吹抜けに目いっぱいの本棚」「路地にひらいた開放的な家」といったキーワードがあり、設計の打合せでもデザインを巡る白熱した議論はありましたが、断熱性能についてはほとんど語られることはありませんでした。
この住宅で求められていたことは、圧倒的に「デザイン>性能」だったのです。
ということで我々としては、断熱については”いつも通りの仕様”で設計を進めました。別の言い方でいうと「いつもの、あったかいやつで」という感じでしょうか。
その結果がどうだったのか、当時はちゃんと計算をしていませんでしたが、最近になってあらためて計算をしてみたところ面白い結果が出ましたので、今日はそんなお話をしたいと思います。
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「路地の家」は都内の住宅密集地に建つ家です。前述のように、路地に大きくひらいた開口部と開放的なリビング、そして吹き抜けを貫くように設けた巨大な本棚が特徴の家です。
路地の家
https://www.riotadesign.com/works/17_roji/#wttl
外観はこんな感じ。


キッチンはアイランドキッチンです。
建て主のご希望でオープンに設えた棚には建て主さんのセンスが光ります。

そして三層吹抜けの本棚。
本の規格を考え抜いた棚割や、地震に対する落下防止、安全に本の出し入れができるように設えた可倒手摺りなど、こうした作りを成立させるために様々な仕掛けを随所に施しています。

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そんな「路地の家」の熱損失計算の結果は以下の通りとなります。
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・外皮平均熱貫流率 Ua=0.57(W/㎡K)
・熱損失係数 Q=1.88(W/㎡K)
[基本仕様]
壁:グラスウール24K t100
天井:ポリスチレンフォーム3種t150
床:ポリスチレンフォーム3種t50(基礎断熱)
サッシュ:樹脂複合サッシュ(LOW-Eペアガラス)/一部木製建具+防犯PG
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2020年に義務化となるH28省エネ基準値はUa=0.87(W/㎡K)で、これより数字が小さいとより高性能(断熱性能が高い)ということになります。今回はUa=0.57ですので、基準値よりも約35%ほど性能が良いということになります。
なおこれは、2020年の義務化基準よりもより高い基準を設定したHEAT20の「G1グレード」(6地域でUa=0.56)とほぼ同性能となります。
もっと高性能な住宅を作っているハウスメーカーさんや、工務店さんはたくさんありますので、数字単体ではさほど自慢できるようなものではなく、”まあまあ”だと思いますが、断熱性能を意識したわけではない今回のようなデザイン指向の高い住宅でも、この程度の高い性能値が普通に達成できていることには意味があるように思います。
もっとも、Ua値と同じくらいQ値も重要です。この違いの説明は省きますが、住まい手にとって十分な断熱性能を体感できるラインとして、個人的には「Q=1.9」程度というのを、5~6地域(東京・埼玉を中心としたエリア)での設計では目安にしてゆきたいと思っています。
また以下のグラフは、今回の住宅の自然室温のシュミレーション結果です。

一番上の、赤い実線がこの住宅のシュミレーションです。
自然室温というのは「無暖房」状態で、日中の太陽光等だけでどのくらいの室温になるかという数値になります。この住宅では、シュミレーション上では日中の太陽光だけで17度程度になることがわかります。
朝方、外気温が仮に2.8度程度まで下がったとすると、最も冷える時間帯で自然室温は約11度程度になります。赤い実線の下の点線で示されている線は、それよりも断熱性能が低い場合の想定値です。無暖房でこれだけのポテンシャルがあれば、ちょっとエアコンをつけるだけですぐに部屋が暖まるのではないかと思います。
もっとも、これらはあくまで机上計算によるもので、今後は現場での気密測定なども行い、施工要素による性能低下を防ぐといった取組みも検討課題となりそうです。
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さて、こちらは建て主さんからのコメントです。
こちらはある意味、机上計算よりも重要なフィードバックとなります。
・秋口(寒くなりはじめ)は床暖房を使っておらず、エアコンも控えめだったので寒く感じることがあった。
・冬になってからは、エアコンと床暖房を朝30分程度稼働すれば、あとは消しても大丈夫。保温性が高いと感じる。
・路地側の木製建具の近くはやや冷気を感じる。
・床暖房は路地側の窓まわりのみつけている。奥のキッチン側はほとんどつけない。
・玄関周りが寒いので、廊下側とダイニングとを隔てるガラス戸を冬期は閉めている。
・吹き抜けの可倒手摺りは冬の冷気対策も兼ねていたが、冬期ここを閉じたことはない。むしろ開けておくことで、2階も同時に暖まり、1階と2階とで温度差を感じることがほとんどなくなる。
・部屋ごとの温度むらが少ない。特に2階はエアコンをつけることがほとんどない。
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路地側の製作の木製建具からの漏気はある程度想定はしていましたが、今回の住宅の設計趣旨を実現するためのメインアイテムでしたので仕方がないと思っています。
逆にここを木製建具にしたことで、春先~夏に全開放にして外と全力でつながる心地よさという”性能以上の快適性”を得ることができましたし、建て主さんも強く望んだ部分でしたので、私はこういう部分はあまり細かいことは考えず、大胆な設計判断を下すべき部分かなと思っています。
あとは玄関ですね。
こちらも、我々は既製の玄関戸などを使いませんので、玄関まわりは熱橋や漏気が発生しやすい部位になります。建具自体は製作する限りは気密性などに限界があるため、プランニングの工夫で玄関を別室にするなど、改善の余地はあると思います。
ただプラン的に今回のような玄関と一体となった廊下にせざるを得ないことも多々ありますよね。その場合は、今回のようにダイニング側にガラス戸などを仕込んで、必要に応じて引出して使うなども、デザインを犠牲にせずに快適性を向上させる工夫のひとつかもしれません。


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冒頭に、以前「暖かいのはいいけど、家ってそれだけじゃないよね」という考えを持っていたと書きましたが、実のところその考えは今でも本質的にあまり変わっていません。
リオタデザインに設計を依頼される方は、高気密高断熱の住宅を建てたい!というより、デザインが好き!という方が圧倒的に多いので、我々はまずはそこに全力でお応えしたいと考えています。
でもデザインというのはけして表層的なものではなく、人の居心地や安心感というものに深く関わる部分です。ですからそこには、当然断熱性能や耐震性能も含まれるよねというのが我々のスタンスです。
これ見よがしの高性能住宅ではなく、軽装備に見えて、実は高性能。自然体に見えて実はすごい、みたいな。そんな”細マッチョな家”がいいなと思います。


この時期二つの大きな環境住宅系シンポジウムをコンプリート。
建築知識ビルダーズ主催の「日本エコハウス大賞」と、東京ガス主催の「住まいの環境デザインアワード」。うちは過去、後者の環境デザインアワードでは「DONUT」で優秀賞を頂いたことがある。10年以上続く環境デザインアワードに対し、エコハウス大賞はやや後発のアワードになる。
昨今の環境指向型住宅への興味から、先週はエコハウス大賞シンポジウムへ、そして昨日は後者の環境デザインアワードの受賞者シンポジウムへと足を運んで来た。
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エコハウス大賞は工務店系の人、環境デザインアワードは建築家系の人という棲み分け。同じ会場と思えないくらい空気の温度が違う。でも両方参加して良く分かった。これ絶対両方のシンポジウムを聴くべき。どっちが正しいとか間違ってるというのもない。両方正しい。
性能を定量化することも大事。でも、高性能住宅作ってるということで、自己満足しちゃってる人も多い気がする。建築家住宅は悪だって思ってません?だって温熱は正義ですから。
一方で単体の断熱性能やパッシブ的設計手法だけでなく、もっと大局の住まい手の嗜好や街並みのストーリーに寄り添う思想も大事。でも、饒舌に歯切れ良く説明することで、自己満足しちゃってる人も多い気がする。工務店住宅はダサいって思ってません?だって高尚は正義ですから。
住宅にはどっちも大事。建築にはどっちも必要。
今回環境デザインアワードシンポジウムのファシリテーターを務めたのは、日本エコハウス大賞でも進行を務めた建築知識ビルダーズの木藤編集長。木藤さんが、“建築家の祭典”に乗り込んで行ったのは今回意味があったと思う。何より建築家の審査員に一生懸命食らいついていたのが良かった。(木藤さん、グッジョブ!)
同じ「環境」語ってるのに、全く交わらないこのパラレルワールド。でもこの交点こそに絶対次の住宅があると思った。すごく勇気づけられた。
[補足]
建築家住宅=寒い、ではないですよ。意識高い方もたくさんいらっしゃいます!そして、工務店住宅=デザインいまいち、でもないですよ。最近はそこらの設計事務所より優れた設計をする工務店もいっぱいあります!じゃあどんな住宅が理想か?って考えたら、もう皆さんわかりますよね。

寒い日が続きますね。低温注意報なんて、これまでそうそう聞かなかった言葉です。冬らしい冬というのも久しぶりですね。
さて、こんなに寒いとそこそこ断熱性能の高い家に住んでいても、どうしても住宅の中の温度ムラは出やすくなります。家中どこでも一定の温度という住宅は、それなりにコストをかけて、相当意識的に設計をしないと難しいのです。
我が家では陽当たりの良いリビングは日中は暖房いらず。ポカポカとまるで天国です。一方の廊下や陽の差さない洗面・脱衣室などは最も寒い部屋となり、ここ数日は朝には10度くらいにはなります(もっとも、これでも断熱少なめの昔の住宅よりはマシでしょうが)。
うちのクライアントからは、基本的には温かいのだけれど、2階にリビングを設けると1階が相対的に寒くなりますので、「1階が寒い」との声もよく頂くことになります。
ということで、既に建ててしまった家でも、一工夫することで家中の末端まで苦痛のない温度まで上げられる方法はないかと、ここ1週間ほど様々な方法を試して自邸で実験していました。今日はその結果をご報告したいと思います。
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まず冒頭に書きましたように、我が家は一番奥の洗面所で朝は10度くらいまで下がります。別に耐えられない寒さではありませんが、寒いっちゃ寒い。この温度をベースアップするためには当然追加の熱源が必要です。といっても、あらたに暖房器具を買うことなく、今家の中にあるものを使いたいと思います。
我が家の場合はこちらです。


「太陽光」と「エアコン」
だいたいどの家庭にもありますよね。
まずは太陽光の利用。
太陽光はタダです。素晴らしいですね。こんな熱源は太陽しかありません。我が家は道路側にかなり大きなガラス面があるので、リビングに関して言うと前述のようにとっても温かいです。どのくらい温かいかというと、

これは低温注意報が出ていた今週の某日、午前10時くらいの温度です。
上が室温、下が外の気温です。室内はこの時点では無暖房。太陽が出たら最強な部屋になります。(ちなみによく心配されますが、夏もそんなに暑くないですよ。遮熱ガラスを使っていることもありますが、我が家の7不思議の一つです)
この熱の塊をどう使うか。簡単です。引戸を開けておけば良い笑。熱は水と同じで、温度が高い方から低い方に向かって流れます。

その際に、扉が天井いっぱいまであると天井付近にたまった熱が移動しやすくなります。こうしたのは意図的かって?(あ、あたりまえじゃないですか…)
でもこれだけで家中温かくなるほど甘くはないんですね。我が家の場合、ガラス面積の大きい廊下がありますので、残念ながらここでかなり空気が冷やされてしまいます。そこで廊下の向こう側にも追加熱源が必要になってきます。
そこで出てくるのがエアコンです。
ここでは主寝室のエアコンを使います。温度設定は消費電力を抑えるために仮にこのくらいに設定。

ところで、いまだにエアコンを使うことに罪悪感を感じる人がいます。
そういう方に限って電気カーペットなどをガンガンに使っておられる。おそらくエアコンは家中のどの家電製品よりも群を抜いて省エネだしエコな設備です。
発電所から送られてくる電気の2/3程度は送電ロスによって失われますが、エアコンはヒートポンプの働きでその熱効率を各家庭で3倍くらいに増やしてくれるのです。(誤解のない表現が難しいですが、ざっくり言うとそういうことです)
そしてその使い方ですが、よく電力会社のCMなどで流れる「電気はこまめに消しましょう」という意識があるのだと思いますが、エアコンも寒いと付けて、部屋を出るときや温かくなったらすぐ消してを繰り返す方が多いと思います。ただ、おそらくこれは意外と電気を食います。
エアコンは立上がりにすごく電気を使いますので、設定温度を低くして、なるべく長時間付けておくのが一番効率の良い使い方です。
◇
さて、まだここで終わりではありません。このままだと、部屋からの熱の出口(扉)が小さいので、部屋の末端まで暖かい空気を届けるのがやはり難しくなります。ここで使うのがこちらです。

サーキュレータです。扇風機でもいいです。
これをどこに置くか。正直この調整に苦労しました。空気って正直なんですが、ちょっと気まぐれで、なかなか人間が考えたとおりに動いてくれません。まるで猫のようです。
結論から言うと、我が家の場合、サーキュレータを子ども室方向に向かって吹くことで、廊下をまわってぐるりと空気の循環の流れができることがわかりました。この辺は想像力を豊かにする必要があります。
また温かい空気は天井付近に溜まりますので、サーキュレータの角度も重要になります。私の場合、よくわからなくなってしまったので、上下の首振り運転にしました。
まとめるとこんな感じです。

この効果はてきめんで、室温が10度だった洗面所もエアコンとサーキュレーターを併用することで、約1時間半後には15度くらいまで上がりました。これまでどんなにやっても寒かった洗面所や浴室の温度環境が劇的に改善されました。

廊下も朝は10度くらいだったのですが、やはりこのくらい(下の写真)になります。床は以前は氷のように冷たかったのですが、かろうじて素足で歩けるようになりました。

ここで重要なのは、自分の快適温度は何度くらいなのかを知るということです。家族が長時間滞在するリビングは、寒がりの私は20度でも少し寒く感じ、22度まで上がるとちょうど良いと感じます。これは個人差があると思いますが。
ただ一時的に滞在して顔を洗ったり、洗濯をしたりする空間を常に20度に保つことには個人的には意味がないように思います。ただ私の場合、そんな部屋でも10度だと苦痛を感じ、15度だとストレスがないこともわかってきました。
そのためには温度計を各部屋に置くなどして、現在の室温が何度くらいなのかというのをこまめにチェックすると良いと思います。特に設計者は、感覚を定量化する(数字に置き換える)ということが、性能と感覚を近づける近道なのだなと最近つくづく感じることです。
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まとめですが、この実験で検証したかったことは、そこまでの高断熱住宅ではなくても住宅のポテンシャルを引き出す方法はいろいろありますよということ。そしてその工夫を生活しながら考えることは結構楽しいことですよということです。(まるで小学生が夏休みの自由研究をしているかのようです笑)
冒頭に書いた、2階が温かくて1階が寒いという方は、2階のエアコンをガンガン付けるのではなく、1階のエアコンをつけて下から上に向かって温めてゆくイメージを持つと良いと思います。もちろんサーキュレータも必須アイテムですね。
また熱源としてのエアコンはもう少し見直されるべきかもしれません。寒い部屋に一つずつ電気式の小型ヒーターを置いている家庭も多いと思いますが、局所暖房ではなく全体で考えた方が良いですし、省エネにもつながると思います。(ただし、ベースとして一定以上の断熱がされている住宅であるということが前提ですが)
でもその上で、別に寒くても構わないという方(寒さに耐性の高い方)はもちろん無暖房で良いのではないでしょうか。エアコンがいくら省エネだと言っても、付けない方が省エネになることは間違いありませんから笑
でもそうやって我慢して暮らすのは私は嫌だなと思うので、今ある住宅のポテンシャルを引出しながら、最小限のエネルギーで冬を乗り越える方法を考えたいと思います。皆さんも各家庭で工夫してみて下さい!

来月2月13日(火)になりますが、六本木アカデミーヒルズにおきまして伊礼智さんと野池政宏さんによるセミナーがあります。私はコーディネーター(進行役みたいなものです)という立ち位置で参加させて頂きます。
テーマは「性能の先の快適さを考える-住み心地のよさ-」ということですが、登壇者である建築家の伊礼智さんは住宅設計の世界ではトップランナーの一人で、すでにハウスメーカーと肩を並べるような高性能住宅を美しいデザインと両立させながら実践されておられます。
また一方の野池政宏さんは省エネ・エコ住宅において多くの著書を持ち、パッシブデザインによる家づくりを著書やセミナー等を通じて世に広めておられる第一人者になります。
こんな大御所の方々に挟まれて、私がコーディネーターなど務まるのかという不安もなくはないのですが汗、その役割を私に頂いたからには、私なりの視点や立ち位置が期待されているということでしょうから、私なりに”性能の先の快適さ”とは何だろうということを会場の皆さまと共に考え、講師の方々と共にテーマを深めてみたいと思います。
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【伊礼智×野池政宏】コーディネーター 関本竜太
性能の先の快適さを考える-住み心地のよさ-
【開催日】2018年2月13日(火)
【開催時間】13:30~17:30(13:00開場)
【開催場所】六本木アカデミーヒルズ
【定員】150名/先着順
【会費】お一人様3,000円
【お振込期日】1月19日
【主催】日本ベルックス株式会社 オスモ&エーデル株式会社
【プログラム】
13:00 受付
13:30 開会
13:45 伊礼先生基調講演
14:45 野池先生基調講演
16:20 トークセッションまとめ
17:45 交流パーティー
☆お申込・詳細は以下のページをご参照下さい。
http://www.velux.co.jp/latest-topics/renewal-info/forum2018
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実は来月3月にも、同様のセミナーを大阪でも開催予定です(3月13日@グランフロント大阪)。こちらもご興味ある方は、引続きベルックスさんのサイトの告知をご注目下さい。
