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sekimoto

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この春4人目のオープンデスクは男子学生。日大理工の2年生。建築学科の学生にもかかわらず、将来は大工になりたいとのこと。それも図面も描ける「建築家大工」になりたいのだとか。それにしても、大工になりたいなら何もうちに来なくてもと思いつつ、期間中は設計課題をやりたいと言うのでお決まりの設計エスキースをやることに。

しかし、一日費やしてもなかなかプランが描けない。それまでデキの良い女子学生が続いていたこともありますが、それは大学で私が向き合ってきた学生の傾向そのものでもあって、頭でっかちにコンセプトをこねくり回しているから手が動かないというパターン。その点、直感力に優れる女子学生は難しいことを考えないでスイスイと筆が走るんですよね。

彼へのエスキースはずいぶん厳しかったと思います。女子には優しく、男には厳しく?けれどもその甲斐あってか、最後はようやくツボを押さえた案ができました。そして最後はお決まりの所内プレゼン。私の総評の前に、二人のスタッフがゲストクリティークとしてコメントします。

このスタッフの優しいこと!ペコパ並みの人を傷つけないコメントが泣かせます。まぁ、厳しいこと言うのは私の役割ではありますが。こういう機会も、スタッフの勉強にもなっているはず。

現場では、大工志望というのが監督さんの興味を引き、いろいろアドバイスをもらったりもしていました。またいつか、プロ同士として仕事ができるといいですね。それまで修行を積んでください。待ってます!

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この春三人目のオープンデスクは共立女子大学から。
初日に普段使っているエスキス帳を持参させると、ノート大の小さなスケッチブックを取り出した。だめとは言わないけれど、良いアイデアは良い道具から。ということで、私の愛用するマルマンの新しいCroquis SS2を渡した。

1週間でこれを使い切るようにとハッパをかけると、最後の日にはあとわずか!というところまで迫った。自分で言っておいてなんだけど、私でもなかなかそこまで使わない笑。

オープンデスクの学生たちに課しているのは、いわば建築の千本ノックみたいなこと。彼らは大学では平均して5週間程度でひと課題を仕上げる。最初の1〜2週間はまともな案は期待できず、3〜4週間目くらいから少しは見られる案が出てくる。そして最後はタイムオーバーだ。

我々はそれをやったらアウトである。プロなら3日もあればそれなりの案ができる。しかも細切れの時間を使ってだ。学生でも集中すれば一週間でスケッチブックを一冊使うくらいのスタディはできる。そして想像してみてもらいたい。そのまま4週間も続ければ、どれだけの深いスタディができるか。

エスキースを通じて彼女が選んだキーワードは「まちからのもらいもの」。良いタイトル、そしておおらかな良案だった。彼女には期間中仕事のお手伝いもいくつかお願いしたにもかかわらず、それらを手際良く片付け寸暇を惜しんでスタディに没頭していた姿が印象的だった。真っすぐな性格の良い学生さんだった。

一週間お疲れさまでした!



オープンデスク二人目が終了。先に決まっていた子がインフルになり、代わりに急遽来ることになった専門学校の子だった。とても大人しい子で、最初は緊張しているのか入口もそ~っと入ってくる感じ。課題を出して毎晩エスキスをし、次第に慣れてくると良い質問をしてくるようになった。

この子の優れていたのは、毎日ちゃんとプランを形にする力があったこと。線もとても良い線を描く。毎日ハードルを上げて、最後は模型も含めてなかなか素晴らしい案をまとめ上げた。勘が良くセンスのある子だった。

よく思うのは、我々は音楽を聴いて「これは良い曲だな」と思うことはあっても、良い曲を書くことはできない。良い曲がどういうものかは分かっているのに、それを作ることができないというのは不思議なものだ。それと同じように、建築を見て「これは良い建築だな」と思うことはあっても、良い建築を作ることのできる人はごくわずかだ。それは教えられるものではない。

自分が良いなと思えるものを、すっと作ることができるのは才能なのだと思う。そんな気配を感じる子だった。それに気づいていない感じがまたよかった。このまま進んで欲しいと思う。

今週一週間は、日大理工学部2年生の長谷川理奈さんのオープンデスクでした。現在設計進行中の横浜市の敷地をケーススタディとして、一週間で四案ほど作ってもらいましたが、今日はたまたまその当該の建て主さんとの設計打合せがあったため、建て主さんにはサプライズで学生案をプレゼンしてもらいました。

大学の設計課題では、非常勤の先生(私)からの容赦ないつっこみに晒されるところですが、今日は優しい建て主さんのおかげで温かなお褒めのお言葉を頂くことができました。Fさん、気を遣わせてしまい申し訳ありません笑

その後はそのまま実施設計の打合せにも同席してもらいましたが、建て主さんの高い生活意識や、図面への関心の高さ、会話のキャッチボールから設計がどんどん変わってゆくプロセスなど、大学ではけして経験できない体験に大変勉強になったようです。

今週はたまたま外出や打合せの多い週だったので、連れ回された長谷川さんも得るものが多かったのではないでしょうか。スポンジのように何でも吸収する貪欲さは若さもありますが、その日取ったメモを毎日ノートに清書して記録として残すなど、彼女の意識の高さにも驚かされました。

彼女にはこの一週間が一ヶ月くらいに長い時間に感じられたそうですが、成長のため身長も1センチくらい伸びているかもしれません笑。長谷川さん、一週間お疲れさまでした!


学生さんは試験も終わり、楽しい楽しい春休み。この春休みはどうしたことか学生のオープンデスク(インターン)希望者がやたらと多く、5人も受け入れることになってしまいました。今週は1人、3月からは4人が4週連続でやってきます。

大学は日大理工学部から3名、日大芸術学部から1名、共立女子大から1名。実は、それとは別に他大からもう2名の希望者があったのですが、さすがに無理なので夏休みにということでお願いしました。

うちは基本的に、オープンデスクといっても事務所の仕事には触らせません。設計課題を出して、即日設計ベースで毎日エスキース(設計指導)をします。いわばマンツーマンの住宅設計塾のようなもので、これは企業なら結構いいお金を頂けるやつなのですが、学生なので特別に無料です笑。これをやると、休み明けから飛躍的に設計が伸びるのが出てきます。

期間中は私と行動を共にしてもらうので、建て主さんとの打合せやら現場やら、あらゆる会合に連れ回します。建築は社会との接点やいろんな人との関わりから生まれていることを感じてもらいたいと思います。

もっとも、スタッフにはそんなに丁寧に教えないので、オープンデスクへの待遇が良すぎかもしれません(スタッフは嫉妬しているかも?)。今回事務所に来る5人はしっかり学んで下さい!