21. 11 / 14

しずおか木造塾

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sekimoto

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> 仕事
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昨日は2年ぶりにしずおか木造塾。もしかしたら、2年前のこのセミナーを最後にリアルセミナーを(講師として)やっていなかったかもしれない。

登壇して、参加者の顔がリアルに見えるというこの感覚、懐かしい!そしてやっぱりセミナーはライブに限るとも思いました。今回ご一緒したのは飯塚豊さん。工務店設計塾でも半年間ご一緒したので、こちらもリラックスして臨めました。

リアル懇親会も楽しかった!小田原と鎌倉の現場に構造材を提供して下さっている永田木材さんとも木材激アツトークで盛り上がりました。



先日の中村拓志さんセミナーでの進行メモ。

進行役(モデレーター)をお引き受けするときは、心の準備や相手の情報のインプットはある程度行いますが、当日話すことはいつも全くの白紙です。相手の話を聞きながら、どういう組み立てで進行するかめちゃくちゃ考えるのですが、たぶん視聴者の誰よりも私が相手の話を聞いていると思います。

一視聴者として参加するときも、質疑時間の時になにを聞こうかずっと考えています。全部で5~6個くらい考えて、一番質の高そうな質問をひとつ選ぶというトレーニングは、自身の質問力を高めてくれます。

先日はまだまだ質問し足りなかった!
特に中村拓志さんの建築に見えかくれする北欧建築に対する憧憬については是非聞きたかったのに、時間がなくて残念でした。

こちらのブログでも告知をしていましたが、一昨日はJIA住宅部会による中村拓志さんのオンラインセミナーがありました。事前登録では約380名ほどの登録者となり、当日参加者は290名ほどでしたが、盛況かつ大変内容の濃いセミナーになったと思います。

セミナー配信は建築家会館大ホールより、支部で購入した最新の配信機材を使った初のセミナーとなりました。住宅部会の中澤さんはじめ、多くのメンバーのノウハウを結集し、滞りなく終えることができたこと、この意味は大きいと思います。

また中村拓志さんのお話が素晴らしかった!スライドもため息をつくような美しさでした。その後のセッションでは、私がモデレータを務めましたが、日頃から聞いてみたかったあれこれを直接聞けて、また納得のゆく答えも頂くことができました。

このような企画のご提案を下さった、部会長の中村雅子さんにも心よりお礼申し上げます。ご参加下さった皆様、ありがとうございました。そして関係者の皆さま、お疲れさまでした!


21. 11 / 08

分相応

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sekimoto

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> 仕事
> 思うこと


「分相応」という言葉を聞くたびに、いつも考えさせられる。

「分相応」の意味を引くと「その人の能力・地位にちょうどふさわしいこと」とある。しかし、その人の能力や地位にふさわしいものって一体何だろう?

家づくりの際にもこの言葉はよく使われる。たとえば収入の安定しない若い建て主さんにとっては、時に我々のような設計事務所に頼むことは、「分不相応(=贅沢)」であるとも考えられがちだ。

けれど、その人がこの先も出世することも所得も上がることもなく、現状維持のまま一生を終えるのであればその通りかもしれないけれど、多くの場合はそうではないだろう。(と信じたい)

人生は常に希望に向かって進むものだ。私はその人にとって今が「分相応」であるかよりも、この先その人がなりたい自分になったとき、それが自分と釣り合っているものであるかどうかのほうがもっと大事なことだと思う。もう少し言えば、その器を先に作ることで、その人はなりたい自分になってゆくのではないだろうか。

子育てにおいても、子供に贅沢をさせるべきではないという意見がある。それは正論だし、ある意味正しいとも思う。苦労もなく簡単に良いものが手に入ったとしたら、その子はそれを手に入れるための努力やプロセスの尊さを学ぶことができないからだ。

しかしこうも言える。それなりに値が張るものには、相応の機能やしっかりと手間をかけた工程があって、作り手の創意工夫やデザインがそこに込められていたりするものだ。

世の中には、そうした本物に触れることでしか得られない学びというものもあると思う。それを贅沢だからといって与えないよりも、時にはそこに下駄を履かせることも教育なのではないだろうか。

人生とは未来への投資そのものだ。身の丈に合った生き方と言えば聞こえは良いけれど、少し背伸びをして、指の先がぎりぎり触れることが出来る選択肢を選び続けることにもまた意味があるように思う。

「分相応」という言葉のもとに、きっと辿り着けたであろう未来を簡単に放棄して欲しくない。余計なお世話だろうけれど、この言葉を聞くたびにいつもそんなことが頭をよぎる。

21. 11 / 07

すべて正解

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sekimoto

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> 仕事
> 思うこと


少しまえに面談で言われたことがあって、一般のクライアントさんから見るとうちはとてもデザイン性の高い住宅を作る設計事務所で、性能(断熱など)のことはあまり聞いてはいけない印象があったという。

へぇそうなんだ。とても意外。

うちは断熱のこともちゃんと考えているし、そしてもちろん耐震のことも。進行中のクライアントさんなら皆さんお分かりのことでしょう。

もちろん、我々もデザイン性の高い美しい空間にしたいと思っているけれど、雑誌の表紙を飾るような突き抜けたデザインはあまりやらないので、自分の中ではうちはデザイン的には「ちょっと弱い」とすら思っていたりする。

外から見た印象はずいぶん違うのだとあらためて思った。

また私のブログをよく読み込んで、気に入ってご依頼くださる方も多い。もしかしたら、外から見たら自分はずいぶん「いい人」に見られているのだろうか…。

それを言われると、いつもとてもプレッシャーで、いつ自分の「素性」がバレるかとはらはらする。いつも近くにいるスタッフは、優しくない私をたくさん知っている。「いい人」だけではこの仕事はやっていけないのだ。

いい人だと思っている人には、あとでガッカリされるのが怖くて、わざと意地悪なこと言ってしまうことも。自然体でいようと心がけているけれど、どれが自分の素性なのか、正直自分でもよくわからない。

あなたから見えている私の印象、たぶんそれすべて正解です。