13. 03 / 17
[緩斜面の家]最後の追い込み!
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sekimoto
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> 仕事
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寄居町で現場が進行中の[緩斜面の家]ですが,最後の追い込みに入ってきました.今日は日曜日ですが,現場はフル稼働です.家具も搬入され,内装も急ピッチで進んでいます.
これまで”部分”だったものが,この時期一気に”統合”へと向かいます.素材と素材,形と形がぶつかり合い,いろんな障害も生まれます.これまでも注意深く納まりを検討し,色や全体のバランスを何度も何度も検討と確認を繰り返してきましたが,ここで気を抜いてはいけません.
いつ監理するか?今でしょう!
というわけでオープンハウスは3月30日(土)に予定しています.
また案内を楽しみにしていて下さい.遠方ですが後悔はさせません!
13. 03 / 13
上棟2件
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sekimoto
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> 仕事
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1件は[窓の家]という住宅で,わずか14坪の敷地に建つ3階建ての住宅です.通りに向かって大胆に開けた開口部が特徴的です.一方の家は[隅切りの家]といって,複雑な屋根架構と川沿いの桜並木に向かってパノラマのように開いた大開口が主役の家です.
それぞれ開口や個性的な敷地条件を活かした特徴的な家となっています.また共に複雑で難易度の高い構造を,構造家の協力を得ながら成立させています.現場はここからが本番!早く完成した姿を見てみたい.ともにしっかり監理していきたいと思います.

▲[窓の家]蕨市・6月竣工予定
◇

▲[隅切りの家]草加市・7月竣工予定
13. 03 / 10
一番いい時期
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sekimoto
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> 子ども
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「今が一番いい時期ですね」と子供が小さい頃はよく声をかけられた。言っている人には悪気はないのだけれど、よく違和感を感じていた。でも今ではわかる。先日も1歳の子供を持つ友人に同じことを言いそうになった。
子供が大きくなると愛情がなくなるわけではなくて、少しずつお互いが離れていく。子供も自立してゆく。親心にそれを心の何処かで寂しく思っている。それが「一番いい時期」という言葉になるのだろう。
でもこうしてリフトの上で、延々と他愛のないしりとりを続けたり、てっぺんから自分と同じスピードで滑り降りるなんてことは、昔は想像もできなかったわけで。質は違うけれど、今もきっといい時期に違いない。
でももう少ししたら、親ともスキーには行かなくなる。口もきかなくなるかもしれない。まぁそれならそれで、別にどうってことないけど。
13. 03 / 07
フィードバック
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sekimoto
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> 仕事
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今日は同じ志木市内に建ち,竣工して1年になる『川風の家』のお施主さん(Kさん)が久しぶりに事務所に立ち寄って下さった.
『川風の家』に1年住んでみていろんな感想があり,是非直接お伝えしたかったとのこと.おっしゃることを書きとめていったら,わずか1時間でこんなにもびっしりと….我々にとっても盲点だったことや,わかっていたけれどやむを得なかったこと,また我々はなんとも思っていなかったことが実は,という点もたくさんご指摘を頂いた.
これは本当にありがたいことで,我々も点検や不具合などで設計した家に訪れると,貴重なフィードバックが得られることが多い.設計時はそれがベストだと思っていたことも,意外なところで破綻していたり,住まい手に不便をかけてしまっているということは多いものだ.
一方で我々も限られた敷地やご予算の中でのやりくりだったり,我々も完璧ではなく,また作り手にもそれを強いることは酷であることもあり,なかなかパーフェクトというわけにはいかないのが建築だ.
けれど,そういったことを差し引いたとしても,とても快適であることには変わりがなくて,本当に我々に設計してもらって良かったと思っているとおっしゃって頂いた.だからこそ,我々のためにどうしても伝えたかったのだと.
今日はそんなお話が聞けて,とても貴重なフィードバックを頂くことができた.いつも建ててしまった人には申し訳ないと思うのだけれど,後に建てれば建てるほど設計のクオリティはどんどん上がってゆく.今後の糧とさせて頂きます.Kさん,今日は貴重な時間をありがとうございました!
13. 02 / 27
アイコンを裏切らない
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sekimoto
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> 思うこと
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例えば歌手が往年のヒット曲を歌う時、人が期待しているのはすり切れるほど聴いた音源への忠実さであり、けして妙な節回しや安易なアレンジではない、ということはよくあることだ。
一方でテレビの世界はアイコンを裏切らない。アイドルはアイドルとして、芸人は芸人として、どんなに"おバカ"と罵られようともそのキャラを外さない。そういう姿を見るにつけ、私は彼らをプロだなあと思う。
私も建築家として一時期思うことがあった。我々の仕事にひとつとして同じ仕事はないけれど、なんだか同じことを繰り返しているような気がする。もっと違うことをしてみたい。相手から自分に期待されているイメージを裏切ってみたくなる。
けれども、やっぱりそれは違うのだ。我々はプロとして人の期待は裏切ってはいけない。みんなが思う「関本さん」を外してはいけないのだと思う。それはマンネリとも違う。いわば継続していこうとする”意志”のようなものだろうか。
しかし人がぱっと見ただけではわからないような小さな変化と改善を、我々は日々積み重ねている。前回よりは今回の、今回よりは次回の住宅の方が(建ててしまったお施主さんには申し訳ないけれど)よくできているというのは事実だ。
この微差を積み重ねること。これが仕事である。アイコンを裏切らないこと、それは安易な変化よりも根気や勇気がいることだ。けれども息の長いプロの仕事には、必ずそれがあるような気がする。
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