13. 09 / 16
【TREEHOUSE】オープンハウス終了!
author
sekimoto
category
> OPENHOUSE
Warning: Undefined array key 1 in /home/riotadesign/riotadesign.com/public_html/wp-content/themes/rd/blog/cat_sekimoto.html on line 48
昨日は【TREEHOUSE】オープンハウス,無事終了しました.
この日はよりにもよって台風18号が直撃!上陸するかという緊迫した状況の中,朝からの大雨.あぁ今日はきっと誰もオープンハウスには来てくれないんだろうな…と思いきや,予想に反して開始直後からポツポツと来場者がいらっしゃいました.
そしてお昼を過ぎると雨が止み,晴れ間まで差してくるではありませんか.これはまさに奇跡!小康状態の天気に後押しされたのか,その後も続々といらして下さいました.さすがに一部の方は交通機関の乱れを懸念し断念された方もいらっしゃいましたが,まずはいらした方がずぶ濡れになるという事態は回避できて,スタッフ一同ほっと胸をなで下ろしました.
TREEHOUSEはエントランス脇のシマトネリコの高木が2階テラスを貫き,そのプラン構成は極めてシンプルな住宅です.ところが平面上の整然さとは裏腹に,立体では随所で床がスキップし,家族の居場所と視線が至る所で交錯する複雑な空間構成となっています.
シマトネリコを望む開放的な浴室などもこの住宅ならではのウリ.木製建具を駆使し,2階のフロア全体を有機的につなげています.結果として,これまで設計してきた住宅のディテールを結集したような完成度の高い住宅になったと自負しています.ご来場下さった皆様,誠にありがとうございました.
最後のお施主さんご家族との打上げでは,お子さん達に私からデザインの特別講義を.前日に高校生に向けて実施した授業内容をちょっとばかり再現してみました.ちょっとは建築に興味を持ってもらえたかな?
TREEHOUSEはこれからの生活によって,どんどん空間が良くなって行くと思います(リビングにはうちのお施主さん憧れのウェグナーソファが置かれる予定とのこと).今後の生活ぶりと数ヶ月後の竣工写真撮影を今から楽しみにしています!
[caption id="attachment_8525" align="alignnone" width="560" caption="関本先生によるデザイン特別講義中!"]
[/caption] 13. 09 / 15
デザインって
author
sekimoto
category
> 建築・デザイン
Warning: Undefined array key 1 in /home/riotadesign/riotadesign.com/public_html/wp-content/themes/rd/blog/cat_sekimoto.html on line 48
土曜日は富士見丘学園という中高一貫校の特別授業ということで,異例ながら私が建築の授業をさせて頂きました.授業の内容はまたおいおいレポートさせて頂きますが,授業終わりに生徒さんからこんなにたくさんの感想を頂きました.
日々当たり前と思っていることも,視点を変えるとデザインとなり,建築を考えるきっかけになるのだという話をしたのですが,生徒さんにも響いたようで「デザインって楽しい!」という声が多く聞けたのもとても嬉しかったことです.
また授業で話したことから触発されて,具体的なデザイン提案を描いてきてくれた子まで笑.この中から一人でも今回の授業が将来デザインの道に進むきっかけになったと語ってくれる子が出てきてくれたら言うことないですね.
13. 09 / 10
掲載誌のお知らせ
author
sekimoto
category
> メディア
Warning: Undefined array key 1 in /home/riotadesign/riotadesign.com/public_html/wp-content/themes/rd/blog/cat_sekimoto.html on line 48
掲載誌のお知らせです.
〇ミセス10月号(文化出版局)|オープンテラスの家(F邸改装)
〇MY HOME 100選 Vol.13(扶桑社)|FILTER(U邸)/池上の家(A邸改装)
ちなみに「MY HOME 100選」の方は過去に「住まいの設計」誌に掲載された記事の再収録分となります.特にFILTERは当時掲載されたときはかなりの反響がありました.いろいろな意味で家づくりを考えている人達の共感を集める住宅だったのかもしれません.「住まいの設計」誌さんにはいつも丁寧に掘り下げた取材と,限られた誌面で住宅の魅力を余すところなく紹介する誌面構成力にいつも感心させられます.
ミセス掲載の「オープンテラスの家」は初取材分となります.こちらも当時は大いに苦労して作った家でしたので,こうして良い媒体に美しい写真を撮って頂けて大変嬉しく思います.いつも思うことですが,こうした取材は記事として残り,ご家族にとっても貴重な思い出となります.取材を通して当時の状況や,どうしてこうなったのかを思い出したり考えたりすることにも意味があるように思います.
こうしてたまに建築専門誌や家づくり系雑誌以外の一般誌の取材を受けると,これまでつながらなかったような方がコンタクトされてきたりと,不思議な出会いがいろいろあります.ちょっと皮肉な結果ですが,家づくりを真剣に考えようと思って買った雑誌よりも,なにげなくパラパラめくっていたときに目に飛び込んできた情報の方が,インパクトとしては勝るのかもしれません.(実際に過去には「歯医者さんの待合室で見て来ました!」という方もいらっしゃいましたので笑)
本誌は書店で是非お手に取って頂き,そしてどうかレジまで持っていって下さい!
13. 09 / 07
業としての設計と
author
sekimoto
category
> 仕事
Warning: Undefined array key 1 in /home/riotadesign/riotadesign.com/public_html/wp-content/themes/rd/blog/cat_sekimoto.html on line 48
過去にリフォームのご相談に見えた方がいた.うちが設計をお引き受けできるほどの予算もなさそうで,これで工務店にお願いされてはどうですかと,その場で図面を描いて差し上げた.それがご縁となって,数年後の実家の建て替えにあたっては私を推薦して下さり,そんなお仕事が今日一つ決まった.うちにとってはこれまでになく大きな仕事になりそうだ.
今日はその後ハシゴをして,大学同期の友人と会った.彼との再会は実に18年ぶりくらいだろうか.自宅のリフォームの相談だったのだけれど,話を聞くとやはりとても設計料を頂けるような内容ではなく,工務店に直接お願いしてはどうかと提案してみたものの,結局簡単に図面を描いてあげる約束をして別れた.同級生に設計を頼まれるのもこれで3件目になる.
我々は業としての設計を日々行っているわけだけれど,世の中にはお金は頂けない,あるいは自ら損をしてでもやるべき仕事というものはあって,それをやり遂げた時,どこからともなくそれに釣り合うご褒美が用意されていたりする.そして過分なご褒美を頂いたときは,それに釣り合う社会への還元を再び考えなくてはならない.
友人の仕事を無償で引き受けようと思ったのは,直前に大きな仕事が決まったからだったかもしれない.けれどもこういう気持ちの連鎖はなかなか悪くない.
建築家という仕事はどこかボランティアと深く繋がっている仕事のように思えてならない.もちろん我々も食べていかなくてはいけないからボランティアだけでは成立しないけれど,業としての設計と,建築家として生きるということは似ているようで本質的に異なるように思う.
今日はその後ハシゴをして,大学同期の友人と会った.彼との再会は実に18年ぶりくらいだろうか.自宅のリフォームの相談だったのだけれど,話を聞くとやはりとても設計料を頂けるような内容ではなく,工務店に直接お願いしてはどうかと提案してみたものの,結局簡単に図面を描いてあげる約束をして別れた.同級生に設計を頼まれるのもこれで3件目になる.
我々は業としての設計を日々行っているわけだけれど,世の中にはお金は頂けない,あるいは自ら損をしてでもやるべき仕事というものはあって,それをやり遂げた時,どこからともなくそれに釣り合うご褒美が用意されていたりする.そして過分なご褒美を頂いたときは,それに釣り合う社会への還元を再び考えなくてはならない.
友人の仕事を無償で引き受けようと思ったのは,直前に大きな仕事が決まったからだったかもしれない.けれどもこういう気持ちの連鎖はなかなか悪くない.
建築家という仕事はどこかボランティアと深く繋がっている仕事のように思えてならない.もちろん我々も食べていかなくてはいけないからボランティアだけでは成立しないけれど,業としての設計と,建築家として生きるということは似ているようで本質的に異なるように思う.
昨日うちのOBスタッフの柴くんに会った折り,誕生日プレゼントにということであるツールをもらった.サーモメーター.ガンを向けてレーザーが照射した面の温度を測ることが出来ます.これまたマニアックなツールを笑.
おそらく一般の方は一体どんな時に使うのか見当もつかないと思いますが,建築では使う人は使うというか,使おうと思えば使えるというか.
これ壁面温度や床・天井面温度の測定に使います.断熱性能の高い家,理想的な温熱環境の家では床壁天井各面の温度分布にばらつきが出ません.それをチェックするのに最適なツールです.
あるいは自分が心地よいと感じる空間の温度分布を記録しておけば,どのような温熱環境にすれば良いのかのヒントも得られるかもしれません.以前設備関係のお仕事をされていたクライアントさんも,三種の神器のようにこれを使いこなされていたのを思い出します.
それにしてもOBのスタッフが私の誕生日を覚えていて,こうしてプレゼントを用意してくれるなんてちょっと感激でした.どうもありがとう!(ちなみに実際の私の誕生日はまだもう少し先です)
category







