14. 05 / 01
できるかな?
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sekimoto
category
> 仕事
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昨日は「トンガリの家」のプレカット打合せ.
この立体架構,並のプレカット技術ではできません.現場の手加工ならできますが,途方もない時間と手間がかかります(前回の隅切りの家で懲りました・・).
今回は山田構造事務所の紹介で,高いプレカット技術を持つ千葉の大三商工さんと,長野にある国内トップクラスの立体加工技術を誇る斉藤木材工業さんの協働作業で挑むことになりました.
こんなのできるんかいな?
設計しながら何度も思いました.積算時に工務店各社からも言われました.
こんなのできるんかいな?
でも大丈夫!できるんです.
というか,ハードルをう~んと高く設定すると,それをなんとかできる選りすぐりの人間が引き寄せられてくると言った方が良いでしょうか.といっても簡単ではありません.この日もプレカット図を前にみんなで腕組み.そして難しいのは架構だけではありません.現場監督も「正直こういうのはやったことないので…」とつい本音がポロリ.
不謹慎なのでずっと控えていましたが,私は内心楽しくて仕方がありません.うわ~みんな眉間にしわ寄せてるよ.てことはやっぱ難しいんだなあ.でも大丈夫,できるできる!
やっぱ仕事はこうでなくちゃ!
14. 04 / 25
CRANE
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sekimoto
category
> 仕事
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CRANEは約10年ほど前,2005年竣工の住宅で,私にとってはじめての住宅,ILMAを雑誌で見て設計を依頼して下さったクライアントの住宅だった.
ご予算もILMAに負けず劣らず厳しく,困難を極めた調整プロセスを経てようやく着工した住宅だった.ローコストながらも一切手を抜くことなく,当時は私も若かったこともあり,鉄骨のディテールの端部に至るまで,現場には無理を言いながら神経をすり減らして監理をした住宅でもあった.
そんないろんな意味でギリギリのディテールで納めたこの住宅は,私にとっては思い入れのある仕事の一つになっている.そんなCRANEのクライアントからご相談を受けたのは去年のことだった.ご事情から別の住宅に移ることになり,移転先の住宅のリフォームもお願いしたいとのこと.ところが,当時はこちらもてんてこ舞いで,仕方なく事務所OBの柴くん(akimichi design)にこの仕事をお願いすることになった.
ところが話はここで終わらない.
空き家となるこのCRANEに,結局柴くんが入居することになったのだ.
彼なりにリフォームを施して,ちょっとばかりアレンジされたこの家に今彼は住んでいる.因果というか,ご縁というのは不思議なものだ.
私も当時クライアントのために設計した家に,まさか自分の元スタッフが住むことになるとは想像もしていなかった.もっともクライアントにとっては,建築を理解する人間に大切に住んでもらうことができ,彼も念願の自宅兼アトリエを手に入れることができたのだから言うことはない(元々アトリエ併設の住宅だった).
そして私としても・・自分の設計した住宅が第三者の手に渡ることなく,しかも元スタッフが”常駐監理”してくれるというオマケまでついた.みんなハッピー.
クライアントと柴くんの,益々のご発展をお祈りしています.
(私のサイトの作品写真で,トップの写真に写る二人の人物が実は柴くんとクライアント.竣工して数年後に,二期工事であった外構工事が完了した際に撮った一枚だったのだけれど,なんだか未来を予言しているような一枚だったと後で気づきました)
Before/After(右側が改装後写真)


14. 04 / 20
判断基準
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sekimoto
category
> 子ども
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息子がおもちゃ売り場で立ち止まり動かなくなった。うちの子はこういう時、まず自分から「買って」と言わない。こっちも買ってやるとは言わないんだけど、あまりにも動かないので仕方なく「欲しいの?」と助け舟を出した。
「う~ん…」それでも動かない。しょうがないので他の売り場をふた巡りほどして戻ってきたら、まださっきの格好のままで固まっている。おいおい、どんだけ迷ってんだよ。
いいかげん面倒くさくなったので「ホラ、買ってやるから早く選びな」と声を掛けると、ようやく答えが出たようでくるっと振り向き一言。
「やっぱいいや」
ええっ!折角買ってやると言っているのに。
それでもマァ我慢したというのは偉いじゃないか。下りのエスカレーターで「どうして買わなかったの?」と尋ねると一言。
「だってトイザらスのほうが安いんだもん。あっちは税込で2000円だよ?」
ええっ、そこ?
おまえは主婦か。
14. 04 / 19
作品アップしました
author
sekimoto
category
> 仕事
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[これまでの作品]に,以下二題の作品写真を追加しました.
○[窓の家] 蕨市・H邸 2013年6月竣工
https://www.riotadesign.com/works/13_mado/#wttl
撮影:後関勝也(バウハウスネオ)
○[隅切りの家] 草加市・T邸 2013年8月竣工
https://www.riotadesign.com/works/13_sumikiri/#wttl
撮影:新澤一平
窓の家は幹線道路沿いの狭小変形地に建つ3階建ての家です.大小様々な窓が配置されたファサードと,通りとの対比が不思議な光景を作っています.狭い室内を逃げながらの撮影はなかなか大変でした汗.
もう一つの隅切りの家は,先日ブログでも書いたように桜の満開の中の撮影.こちらもプロ撮影の違いがはっきり出ましたね.思わず息を呑むような桜の眺め・・。
どちらも敷地の個性や特性を生かした住宅です.どうか仕上がりをお楽しみ下さい!
○[窓の家] 蕨市・H邸 2013年6月竣工
https://www.riotadesign.com/works/13_mado/#wttl
撮影:後関勝也(バウハウスネオ)

○[隅切りの家] 草加市・T邸 2013年8月竣工
https://www.riotadesign.com/works/13_sumikiri/#wttl
撮影:新澤一平

窓の家は幹線道路沿いの狭小変形地に建つ3階建ての家です.大小様々な窓が配置されたファサードと,通りとの対比が不思議な光景を作っています.狭い室内を逃げながらの撮影はなかなか大変でした汗.
もう一つの隅切りの家は,先日ブログでも書いたように桜の満開の中の撮影.こちらもプロ撮影の違いがはっきり出ましたね.思わず息を呑むような桜の眺め・・。
どちらも敷地の個性や特性を生かした住宅です.どうか仕上がりをお楽しみ下さい!
ずっと追っ手に追いかけられていて,脇目もふらず走り続けているんだけど,ふと気づいて見回すといつの間にか追っ手はいなかったということが仕事ではままある.
やるべきことがいっぱいで,毎日TODOリストを作っては赤線で消していく日々.でも消しても消しても雪だるま式に増えてゆく雑務.でもあれ?気づいたら今日はもうやることなかった,みたいな.
なんでしょうね,仕事のゴールって締切日のようにはっきりしている時もあるけれど,多くの場合はシームレスで,締切日にすべてがきれいに「終わったー!」なんてことは実際にはほとんどない.
往々にしてひとつの仕事の区切りを迎えるときには,もう次の仕事がオーバーラップしていて,しかももう火がつき始めているみたいな.我々は日々マウスのように,大車輪を転がし続けるしかないのだ.
ところが,締切でもないのにすべてが「終わったー!」という瞬間が気まぐれのようにやってくる.前ぶれもなく.ええっ今日ですか?みたいな.前ぶれがあったなら休みたかった,ていう.こういうことが,年に4回くらいあります.
やるべきことがいっぱいで,毎日TODOリストを作っては赤線で消していく日々.でも消しても消しても雪だるま式に増えてゆく雑務.でもあれ?気づいたら今日はもうやることなかった,みたいな.
なんでしょうね,仕事のゴールって締切日のようにはっきりしている時もあるけれど,多くの場合はシームレスで,締切日にすべてがきれいに「終わったー!」なんてことは実際にはほとんどない.
往々にしてひとつの仕事の区切りを迎えるときには,もう次の仕事がオーバーラップしていて,しかももう火がつき始めているみたいな.我々は日々マウスのように,大車輪を転がし続けるしかないのだ.
ところが,締切でもないのにすべてが「終わったー!」という瞬間が気まぐれのようにやってくる.前ぶれもなく.ええっ今日ですか?みたいな.前ぶれがあったなら休みたかった,ていう.こういうことが,年に4回くらいあります.
