窓の家
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幹線道路に面したわずか14坪強の変形した角地に建つ家です.近隣商業地の建坪率を活かし,はね出しを伴った三層のフロアと屋上バルコニーを設けています.随所に大小様々な窓を配置したその姿は,まるで街を見下ろす砦のようです.
交差点に立つ住宅の佇まいがその角度によって色々な表情を見せるよう,外壁面を様々な角度に振っています.通りに面した大きな窓からは,室内に採光と眺望そして空間の奥行きを,そして外部へは温かな生活の雰囲気をこぼすよう意図しています.
悪条件を逆手に取り,街との関係や空間の合理性を追求した形ですが,結果的に街の中のランドマークのような住宅になりました.
所在地:埼玉県蕨市
用途地域:近隣商業地域(準防火地域)
構造:木造(在来構法)地上3階建て
敷地面積:47.56m² /14.38坪
建築面積:35.85m² /10.84坪
法延床面積:89.84m² /27.17坪
設計期間:12/05-12/12
工事期間:13/02-13/06
施工:和光建設
構造設計:アルファフォーラム
撮影:後関勝也(バウハウスネオ)
幹線道路に面したわずか14坪強の変形した角地に建つ家です.近隣商業地の建坪率を活かし,はね出しを伴った三層のフロアと屋上バルコニーを設けています.随所に大小様々な窓を配置したその姿は,まるで街を見下ろす砦のようです.
交差点に立つ住宅の佇まいがその角度によって色々な表情を見せるよう,外壁面を様々な角度に振っています.通りに面した大きな窓からは,室内に採光と眺望そして空間の奥行きを,そして外部へは温かな生活の雰囲気をこぼすよう意図しています.
悪条件を逆手に取り,街との関係や空間の合理性を追求した形ですが,結果的に街の中のランドマークのような住宅になりました.