14. 07 / 11

ただ者ではない

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sekimoto

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> 思うこと



ピンポーン!「お中元です」

いまどきお中元を持参して来る人というのをはじめて見ました.実直・誠実を絵に描いたような某工務店のN専務.アポなしの営業訪問は基本門前払いのうちの事務所でも,こういう場合は丁重に迎え入れることになります.ずっしりと重いその箱の中身は何かと訊ねれば「ビールです.皆さんでどうぞ」.早速スタッフ全員で分けさせてもらいました.

でもこれ,とても素朴なんですが,考えれば考えるほどただ者ではないと唸らされてしまうのです.

1.流通業者に任せれば良いところを自ら訪問 →この時点で真似できない
2.それなら軽い菓子折りにすれば良いものを,よりによって一番重いものを選択
3.受け取った時の半端ないずっしり感 →相手の思いが重量に換算
4.中身はビール→この季節いくらあってもありがたい!
5.すべて同じものが入っている →平等にスタッフと分けあえる

中身は奇をてらっていないのに,なんでしょう,このいいものを受け取った感.思わず気持ちを持って行かれてしまいました.

この専務,腰が低くて床についちゃうんじゃないかというくらいの人なんですが,やっぱりただ者ではない.会社のHPの紹介には「我が社の中枢コンピューター」と書かれていました.う~んさすが.勉強になります!