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14. 12 / 30

同期会

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sekimoto

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> 生活
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この暮れ,卒業以来ぶりに再会した友人との会話から,久しぶりに同期で集まろうという話になり,昨晩はそんな日大の同期会.最初は数名の内輪の話だったのが,気づくとメンバーは20名にまで膨らんでいました.(ちなみに我々の学部は,学年に300人いるので,これでもごくわずかな集まりなのです)

学部を卒業して早20年.個人的につながっている友人も多いですが,10年ぶり,20年ぶりという顔もありました.独立して事務所を構える者,組織事務所で大型案件を動かす者,確認検査機関の副社長という者もいれば,再びフリーとなって道を探っている者.人生いろいろ.社会的には責任ある立場に置かれた世代ですが,会えばあの頃に戻ります.やっぱいいですね.


確か7~8年ほど前にもこのように同期で集まったことがありました.その時は30代で,独立したてでがんばっているという者や,組織を辞めてこれから独立しようという者も.思えば30代はまだまだ坂道の途中.それぞれ一人前になる一歩手前の,少し青さが残る時期だったような気がします.


今回皆40を過ぎた大人の会となり,落ち着くところに落ち着き,独立した者は軌道に乗り,組織の者も会社の中でそれなりの肩書きを持つようになる,そんな同期たちの語り口には自信と信念が垣間見れて,とても心強く,また刺激をもらいました.

1年のいろんなことを忘れる,という意味では私にとってはまさに”これぞ忘年会”という楽しい会となりました.私は参加することももちろんですが,こういう席を企画して場所を設けるという役回りがどうも好きなようです.学生時代から一貫して変わらぬ「幹事さん」.みんなにとっても,さぞや都合の良い存在に違いありません笑.でも好きでやっているのでどうかお構いなく.

参加して下さった皆さん,どうもありがとうございました.
どうか良いお年をお迎えください!

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sekimoto

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> 仕事
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昨日に続き,年末の現場行脚が続いています.こちらは「西荻の家」.こちらもようやく足場が外れました!穏やかな色味の左官外壁です.

・・ちょっとこぼれ話をすると,本当は一部を左官,それ以外はコストを考え吹付け仕上げにしていたのですが,現場のミス,もとい計らい?により全面左官仕上げとなりました.もともと左官仕上げを望んでおられたクライアントにとっては,ちょっと嬉しいハプニングでした.


外壁の一部には木(レッドシダー)を張っています.これも「延焼の恐れのある部分」という防火制限のかかる範囲を絶妙に避けて実現した部分でもあります.木と左官の組み合わせ,とってもイイ感じです.

こちらも中庭住宅.中庭をコの字に囲んだセミクローズドな庭が特徴です.実のところまだまだでして,足場は外れたものの,これから先も外部には様々な要素が付加されてゆきます.私としてはそれらが取り付き,最後中庭に木が植えられた状態が完成だと思っているので,これからの外観の変化も楽しみです.


内部も着々と進んでいますが,今回のハイライトの一つは浴室.クライアントのこだわりにとことんまでお付き合いしたお風呂は特別仕様.ちょっとこれまでに例のないお風呂になるかもしれません.

そのこだわりのひとつはタイル.クライアントが今回選んだのは丸タイル.・・ちょっと考えただけでタイル割りに悩まされそうですが,タイル屋さんのウデとセンスのおかげで,本当にきれいに張り上がりました.丸タイルがきらきらと鱗のようです.しかも青空の見えるトップライトまで!最後に取り付けられるシャワーにも・・乞うご期待です.



今日はクライアントと一緒に現場を拝見しましたが,クライアントからも現場が完成に向かってゆく高揚感が伝わってきました.浴室のタイルにも感激してくださり,こちらも嬉しくなりました.

正直,浴室はこの家のハイライトのごく一部に過ぎません.あちこちにあっと驚く設えを用意しています.進捗が楽しみですね!年明けからの現場からも目が離せません.

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> 仕事
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川越で進行中の現場,FPの足場が外れました.
ギングロはよくあるのですが,黒の板金を使ったのは初めてです.クライアントも悩みに悩み,”川越らしさ”の表現として最終的にこの色を選ばれました.正解だったと思います.とても存在感があって,何か荘厳な感じすらします.

クライアントがこだわられた点がもう一つあります.それは板金が持つ”べこつき”です.ほとんどのクライアントは「なるべく”べこつき”がないように」とおっしゃいます.ところがこのクライアントたってのご希望は,「なるべく板金ならではの”べこつき感”を出して欲しい」ということでした.

今回とても腕の良い板金屋さんだったこともあり,「べこつかせてくれ」と要望を出すのがどれほどの無茶振りであったことか.悩んだ末に板金屋さんが出してくれた提案は,板金材の厚みを薄くするということでした.通常0.4mmの材を使うところを0.35mmに落とし,あとは通常通り張ってもらいました.

この板金屋さんの神業のような仕事と相まって,この表面に表出した自然な”べこつき感”.雑な仕事によるべこつきではなく,無駄のない仕事が織りなす最高の?べこつき.板金仕上げにおける,究極のツンデレ表現と名付けたいと思います.


ところでこの住宅,中庭住宅のため,外部に大きく開いた窓が少ないことが外観に不思議な印象を与えています.あともうひとつ不思議な印象を与えていることがあります.それは「低さ」です.

この住宅は最高高さが,わずか5.6mしかありません.室内の過半の天井高は建築基準法で定められた最低天井高である2.1m程度に抑えられています.2階の階高は実に2.4m.驚異的な低さです.普通の住宅なら,勾配屋根の一番低いところで最高高さが決められているようなものかもしれません.

これもローバーミニや,フィアットパンダといった小型車を愛するクライアントの美意識によるものです.かくいう私も地を這うように低い空間は好みでもあり,おのずとクライアントとの合言葉は「低く,低く」となりました.


ところで,外部の足場は外れましたが,内部はまだまだ・・
内部の大工さんはなおも丁寧に丁寧に仕事を続けて下さっています.


今日現場に行くと,バルサ材で見慣れないパーツを作っていました.何かと思えば木栓.今回収納部は原則としてシナベニヤによる大工造作になるため,ビス頭を隠すために木栓をするのですが,普通の木栓だと色が濃いのでその栓が目立ってしまいます,なるべく目立たないように,と私が言ったこともありますが,バルサ材をカッターで削り出し,ビス穴に合った木栓を黙々と作っていたのでした.(ちなみにこの大工さんの趣味は,航空模型づくり)

工程遅延・・工程遅延・・・

私の頭の中でエンドレスリピートが止まりませんが汗,この大工に気が済むまで仕事をさせなくてはいけないという使命感すら覚えてきます.証拠にどこにビスを打ったのか注意して探さないと見つからないほど.クライアントにはご迷惑をおかけしていますが(滝汗),じっくりと本物の仕事をして頂きたいと切に思うのでした.


14. 12 / 21

ニアミス

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> 建築・デザイン
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今日は友人建築家,布施木綿子さんのオープンハウスへ.彼女は大学の同級生でもあります.

学生時代から彼女とは研究室も同じ,同時期にアトリエに就職し,同時期に退職し,同時期に海外に出て,同時期に独立しました.私の住宅に欠かせない造園の湊さんも彼女の紹介でした.彼女は私にとって最も大切な親友であり,同じ道を歩む同志でもあります.

今回の住宅は日野市豊田.そう,つい最近まで私がやっていた「トンガリの家」の現場の近くなのです.もちろんこちらの造園も同じく湊さん.そして今現場をやっている「西荻の家」のすぐ近くでも彼女の現場が進行中.しかも同じ工務店の同じ監督が見ているという・・。

過去には私のクライアントの,妹さんの家を彼女が設計したなんてこともありました.はたまた,クライアントが私以外に検討している建築家がたまたま彼女だったり.なんというニアミスぶり.私の領域(テリトリー)に入ってこないで!とは彼女の弁ですが,いやいやそっちこそ.

こうして彼女とは,この先も腐れ縁が続いてゆくのでしょう.