金曜日は彦根アンドレアさん企画による、アアルト財団のJonas Malmbergさんによるパイミオサナトリウムのレクチャーに参加させて頂きました。
数あるアアルトの作品のうち、パイミオはマイレア邸と並んで私が最も好きな作品のひとつ。若きアールトのエッセンスが凝縮され、アアルトらしさやオリジナリティが高いと感じるからです。
パイミオサナトリウムが完成して約90年、結核療養所として建てられ、結核が根絶したのちも用途を変えながら今も建物は存続しています。アルテックの初期ラインナップの多くはパイミオのために作られ、アルテック創業の原動力にもなりました。2026年に向けて、ユネスコ世界遺産登録への動きもあるそうです。
一方で高額な維持費、不便な立地、建物の老朽化に何度も身売りの危機がありました。オリジナルのデザインを守りながら、時代の変化に追従すべく一貫して改修計画を担ってきたアアルト財団きっての研究者が「果たしてオリジナルとは何か?」と問いかける言葉に深く考えさせられました。
また単なるうわべの建物解説ではなく、そもそも結核とは何か?からはじまるヨーナスさんの話は、噂通り世界一マニアックでめちゃくちゃ面白かったです。見たことない図面や写真が次々出てきて、そのレア度がわかる身としては、まさに鳥肌ものでした。
アンドレアさんの自邸もご案内頂き、またヨーナスさんとはみんな帰った後もアアルト談義が止まらず、二人でアアルトのディテール写真を見ながら世界一マニアックなトークができたのは本当に幸せな時間でした!(終電でした)
アンドレアさん、素晴らしい企画をありがとうございました。またごちそうさまでした!
新建ハウジングさんからのむちゃ振り企画?で、映画『アアルト』監督のヴィルピ・スータリさんにZOOMインタビューをさせて頂いたのですが、そのYouTube動画が公開されました。
■映画「アアルト」ヴィルピ・スータリ監督インタビュー
https://youtu.be/2pikWVQBFko?si=zHgjuXnolpRo1GE5
私自身、映画を3回ほど観てそこで感じたことや疑問などもあり、そんなことを直接監督に聞ける機会とあって、かなり緊張しましたが対話を楽しませていただきました。
本編ではアルヴァとアイノの往復書簡の公開などに衝撃を受けましたが、あれはどのように入手したのか、家族の許可を取るのにどのくらい時間がかかったのか、アアルトのもつ性格の二面性、映画をアイノの視点で語られている(ように感じた)ことに対する監督の編集意図、などなど。
通訳を挟んでの対話だったこともあって、スムーズなキャッチボールというわけにもいきませんでしたが、お聞きしたいことは聞けたかなと思います。
ヴィルピさん、お忙しいところフィンランドからつながって頂きありがとうございました!映画をすでにご覧になった方は、内容の答え合わせとしてご覧頂いても楽しいと思います。
映画『アアルト』の公開に合わせたわけではありませんが、昨年8月に開催された新建ハウジングさん主催のセミナー「北欧アルヴァ・アールトに学ぶこと」のYouTube動画が昨晩一般公開となりました。最後は建築家・飯塚豊さんとのアアルト・クロストークも納められています。(本編は6分ごろから)
■ 北欧アルヴァ・アールトに学ぶこと|講師:関本竜太
https://youtu.be/K0TrlQZZhDc
正直自分が何を話したか覚えていなかったのですが、昨晩見直したらまあ活き活きと語ること!自作を語るより雄弁でマニアック。昨晩は少し呆れながら見返しましたが、ちょっと面白かったです笑
映画のパンフレットに寄稿した内容は、こちらを凝縮したものになります。アールトってこんな人!?というのが伝わったら嬉しいです。ご興味あれば、こちらで予習してから映画館にお出かけください。
■ 北欧アルヴァ・アールトに学ぶこと|講師:関本竜太
https://youtu.be/K0TrlQZZhDc
正直自分が何を話したか覚えていなかったのですが、昨晩見直したらまあ活き活きと語ること!自作を語るより雄弁でマニアック。昨晩は少し呆れながら見返しましたが、ちょっと面白かったです笑
映画のパンフレットに寄稿した内容は、こちらを凝縮したものになります。アールトってこんな人!?というのが伝わったら嬉しいです。ご興味あれば、こちらで予習してから映画館にお出かけください。
映画「アアルト」いよいよ今週金曜日(13日)から全国ロードショーです!
いつまでかっていうと、、実は最初の動員数でその後の上映期間が決まるんだそうです。だから、なんだもう終わりか~もっと長く上映すれば良いのに、なんて言ってる人は自分で自分の首を絞めているわけです。
是非見たい!という方は13日とは言いませんが、今週末に是非劇場に足をお運び下さい。ロングラン上映にどうかご協力を。
私は試写ですでに2回観ていますが、3回目はやっぱり劇場でと思います。建築系の映画って、マニア向けの淡々としたドキュメントが多いのですがこの映画は違います。とても詩的でストーリーがあるんですよね。一般の人でも十分に楽しめます。
そして抜群の編集!ヴィルピ・スータリ監督の力量も存分に発揮され、フィンランドのアカデミー賞であるユッシ賞で編集賞や音楽賞も受賞しているんです。
字幕監修は宇井久仁子さん。SADIで共に活動するメンバーです。私もパンフレットに寄稿させていただきました。
動くアアルト、しゃべるアアルトも必見!CIAMでコルビュジェと交流するアアルト、これはモホリナジの秘蔵映像です。個人的にはパイミオサナトリウムが大迫力のドローン映像で展開されるシーンが最高にシビれました!是非劇場で。
映画『アアルト』
https://aaltofilm.com/
映画「アアルト」がいよいよ10月13日に全国ロードショーとなります。今日はその関係者向け試写会があり足を運んで来ました。
映画「アアルト」
https://aaltofilm.com/
この映画は本国フィンランドではすでに公開され、ユッシ賞(フィンランドのアカデミー賞)で音楽賞や編集賞を受賞している映画になります。日本では2020年に封切られる予定だったところコロナで公開延期、3年後の今年ようやく満を持しての公開となります。
私は2020年の関係者試写会で一度鑑賞させて頂き、その素晴らしい内容に大感激したのですが、その内容には触れられないという箝口令が敷かれていたのでこれまでずっと黙っていましたが、ようやく言えます。これ本当に素晴らしい映画なので、是非劇場に足を運んで下さい!!
もっとも衝撃的なのは、モノクロ写真でしか見たことがなかったアアルトが、スクリーンの中でフルカラーで動き、そして語っていることです。アイノとのハネムーンの秘蔵写真やら映像、夫婦の間で交わされた赤裸々な手紙の内容も本編ではモノローグで語られ、本編を貫く美しいストーリー軸にもなっています。
高画質ドローン撮影されたパイミオサナトリウムやマイレア邸、夏の家など、その美しい映像は建築の鑑賞としても十分に耐えられるレベル。これを眺めるだけでも十分に価値があります。
ほかにもクリスチャン・グリクセンのインタビューがあり、ナレーションにユハニ・パッラスマー、エサ・ラークソネン、ヨーラン・シルツなど、これまた鼻血が出そうなレジェンド陣でびっしり固められています。これはもう、本当にすごいことなんですから!サッカーなら、ジーコからペレからマラドーナまで全部出てくるやつです。
でもやっぱりなんといっても、動くアアルトでしょうね!もうたまらないです。幕末好きなら、坂本龍馬を演じている役者じゃなくて、本物の龍馬が出てきてしゃべってる映画を見せられている感覚といえば良いでしょうか。
アアルトってよくわからないという人、アアルト大好きになっちゃいます。そしてパンフレットには私も寄稿しています(これは嬉しかった!!)。とりあえず前売り買って、10月までお待ちください!
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