この週末は連日の設計打ち合わせ。しかしこのコロナ禍のなか建主さんのご不安を少しでも取り除くため、我々も可能な限りの対応を考えています。

昨日は基本設計を進める建主さんと、ZOOMを使ったオンライン設計打合わせ。事前に資料を作り、本書を郵送した上で、当日はPC上で図面や書類を画面共有して打合せました。

担当スタッフも自宅からリモート同席。事前の準備は大変なのですが、コミュニケーションはいつも通りにできたような気がします。少しずつ改善して、もう少しスマートにしたいです。

そして今日はもう1組の建主さんとも打合わせ。こちらは密室を避けて、この季節限定の中庭打合せにしてみました。こちらも事務所に庭のあるリオタデザインならではの打合わせスタイルです。

ご来社のご主人と、在宅の奥様とはZOOMを繋いで。ローテクなんだかハイテクなんだか…。

毎回趣向を凝らしてこちらも楽しみながらも、これまでの何事もなかったビフォーコロナの日々を、つい遠い目で思い返してしまいます。


コロナの終息はまだ見えず、このGWも行楽にも出かけられない状況ですよね。ただ外出や人との接触は自粛したとしても、家づくりまでも自粛しなくてはいけないわけではありません。

以前ブログにも書きましたが、家づくりは土地探しも含めた準備期間により多くの時間と思考を要するものです。近い将来に我が家を建てたいという方は、今この時期に粛々と準備を進めることをお勧めします。

今日はそんな建て主さんとの初めての面談がありました。最初は換気を十分にして事務所での面談を予定していたのですが、不安があるため急遽オンラインにて行うこととなりました。

使用したのはZOOMというビデオミーティングアプリで、PCやスマホにも無料でダウンロードが出来ます。

ZOOM
https://zoom.us/jp-jp/meetings.html


建て主さんとの面談をオンラインでやったのは今日が初めてだったのですが、いろいろと気づきもありました。

■ 事務所のミーティングデスクでやると、いつも向かいに座る建て主さんの顔がモニタの中にあるだけで、あとは思ったほど違和感はなく、いつも通りの会話が出来た。

■ 画面共有で、パソコン上のPDFファイルなどをマウスポインターで示しながら説明が出来るので、これもデスク上の書類を指で示しながら説明する感覚に近く、ほぼ違和感はなかった。

■ ただし、建て主さん側はスマホなど小さい端末だと見づらいため、できればカメラ付きのノートPCかiPadなどの端末があると望ましい。

■ 小さいお子さんがいる場合、家で遊ばせながら(脇で授乳しながら)話が聞けるので、建て主さんも気を使わなくて済む。

■ 対面だと話が脱線してつい長くなってしまうところ(それが楽しくもあるのですが笑)、オンラインだと90分程度で効率的に終わる。(いつもは2時間~コース)

今日の建て主さんは小さなお子さんがいる方でしたので、なかなかご好評でした。


一方では、仕上げの打合せなどになるとサンプルを触ったり、微妙な色味を見て頂くためオンラインだと難しかったり、実施設計の打合せになると膨大な情報量を扱うので、やはりオンラインだとちょっとしんどいかもしれません。

今回のように初めての面談や、基本設計のちょっとした意思共有の打合せなど、軽めの打合せの場合は全然ありだと思います。ふだん敷居が高いと思われている設計事務所ですが、ワンクリックで相談できるとしたらハードルも下がりますしね。笑

それでも対面がベストであることには違いないですよ!やっぱりちょっとした無駄話の中に重要な設計のヒントが隠されていますので。進行中の建て主さんとは、対面での打合せも並行して行って参ります。

ともあれ、コロナで外出自粛中でも、リオタデザインはオンライン対応もしています。ご希望の方は是非お問い合わせ下さい!

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顔をぼかしていますが、こんな感じで相手とビデオ通話でご相談もお受けしています。


「呑川の家」は造園工事までが終了し、ほぼほぼ竣工状態。コロナの影響でまだトイレが入っていませんが、こちらも週明けには取り付く予定です。本来ならこの状態でオープンハウスを行い、多くの皆さまに見て頂く予定だったのですがこちらは叶わず残念でした。

しかーし!

足を運べなかった皆さまのために私が竣工動画撮影をしましたので、こちらをどうかお楽しみ下さい。約15分ほどありますが、一般の方からマニアックな建築オタクさんまで、見たい(であろう)ポイントを網羅したカメラワークをどうかご堪能下さい。
(上の画像をクリックして下さい)

リモートワークにリモート呑み会。そんなコロナ時代、オープンハウスもとうとうリモート化へ!?もはやもう足を運ぶ必要ないのでは?いえいえ、騒ぎが収まったら次は是非本物の空間をご覧下さい。

20. 04 / 02

変わるなら…

author
sekimoto

category
> オンライン
> 仕事



今日は編集委員として関わるJIA(日本建築家協会)の支部広報誌「Bulletin」のインタビュー取材がありました(取材する側です)。当初は都内に場所をセッティングしていたものの、感染予防対策として急遽スカイプを使ったオンラインインタビューとなりました。

以前からJIAなどでは多忙な委員の負担軽減のため、委員会にオンライン参加するというのがありました。会議室には大きなモニターがあって、毎回参加者の半数くらいは各事務所からモニタ越しに参加するのですが、私自身はどうもあれが苦手で、静かな事務所でひとりパソコンに向かって話すというのがまず恥ずかしいわけです。スマホに向かって「ヘイSiri」とか言うのと同じですね。

なので私は頑なに会議室に足を運んで直接参加することにこだわっていたのですが、このコロナの影響でそうも言っていられなくなりました。まわりも急速にテレワークとZOOMを使ったオンラインミーティングをセットにした業務に切り替えているようです。リオタデザインでも、早速ミーティングのオンライン化のためにスタッフにもアプリを入れてもらいました。

今日のインタビューも、最初は画面のどこを見て話せば良いのか違和感もありましたが、驚くほど音声もクリアで実のあるお話がお聞きできたと思います。JIA会員でBulletin読者の方はお楽しみに!(どなたのインタビューかはまだヒミツです)

今日のインタビューでも出た話ですが、今はコロナの問題もあり、人がひとつの場所に集まることができなくなっています。一時的なものではあるでしょうが、それでも我々は相互に強くつながりあって生きてゆくしかないわけで、そんな中でこういうオンラインミーティングのようなものが必要に迫られて拡がっているというのは、象徴的な出来事のような気がします。

テレワークにしてもしかり、オンラインミーティングにしてもしかり。
これまで我々は過度に場所というものに囚われて生きてきたような気がします。会社なら自分のデスクだったり、住む場所だったり、通勤時間だったり。もう仕事をするのに場所(ハコ)はいらないんじゃないか、世界中のどこにいてもいいんじゃないかと、そんなことすら思いはじめています。

そんなことはずっと前からいろんな人が言ってますが、それでも私は、仕事というものは固定的な場所でするのが一番効率が良いと思っていましたし、人とは対面で会わなくてはいけないという先入観(もちろんそれがベストだと今でも思っていますが)も強くありました。

しかし社会状況からそんなことも言っていられなくなり、結果としてそうでもないんじゃないかと、毎日目からいくつも鱗が落ちているのも事実です。コロナ問題はもちろん十分すぎるくらい悲観的な出来事なのですが、そんなわかりきったことばかり考えて毎日沈んだ気持ちで過ごすなんて建設的じゃありませんよね。

今日現場に出たスタッフに、おぼえたてのZOOMを使って現場状況をリアルタイムでオンライン報告してもらいました。すごくわかりやすかったです。多分こんなことがなかったらやらなかったでしょう。

これをきっかけに社会は大きく変わろうとしているし、変わるなら良い方向に変えたいなと思います。社会というと大げさですね。とりあえず自分の意識をです。我々もまたポジティブに意識を変えなくてはいけないのだと思います。