17. 02 / 01
大和田の家、外構はじまる
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sekimoto
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これまでで最大規模となる延べ75坪の住宅「大和田の家」は、木造住宅でありながら11ヶ月の工期を費やし、いよいよ最後の外構工事。外構工事だけで丸一ヶ月はかかりそうです。
外構はもちろん耕水の湊さん(通称ストライカー)。これまでにない規模ということで、湊さんも楽しみで仕方がない様子。暮れも正月も考え続けたという渾身のスケッチをクライアントにご説明下さいました。
…が、想像を絶する金額に一瞬でクライアントがフリーズ。そりゃそうだよ、こんな見積もり出しちゃって!
でも湊さんがいつもすごいなと思うのは、自分が良いと思う案は、予算やら何やら空気を読まず、全力で提案してくるところです。その後は私が仲立ちして費用調整に明け暮れることになるのですが、けして信念を曲げない、そしてクライアントを喜ばせることに全力投球する湊さんが、やっぱり私は大好きなのです。
そしてごくたまに(5回に1回くらい?)、そのまま通ってしまうこともあるんですね。
この日も湊さんの全力プレゼンが、じわじわとクライアントの不安を期待感に変えていったようです。気まずく流れた空気から、最後にクライアントが発したのはまさかのゴーサイン。
その後は、もう楽しくて仕方がないっていう感じで工事を進めてくれています。本当に幸せそうなんですよね。いいなぁ、こんな現場は私も幸せになります。
建物をぐるりとグリ石の通路がまわります。駐車場側にはイペ材のルーバー。見積りにはありません。湊さんにとって、結局見積りはあってないようなものなんでしょう。
17. 01 / 31
ベガハウスさん
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sekimoto
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昨日はベガハウスの八幡社長が事務所にお見えになり、来月竣工予定の大和田の家の現場をご案内しました。
ベガハウスさんというのは鹿児島の工務店さんなのですが、ただの工務店ではなく設計施工型の工務店さんです。これだけならよくある話ですが、ベガハウスさんは設計力が極端に高いことで有名な工務店さんなのです。
それはもう、ちょっとした設計事務所のクオリティをすら越えているというか…。ご興味ある方は、以下のリンクから覗いてみてください。
ベガハウス
http://www.vegahouse.biz/
もしかしたらお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、建築家の伊礼智さんの作風にもよく似ています。そう、ベガハウスの八幡社長は、伊礼さんの住宅デザイン学校の第一期生でもあるのです。今では地方で活躍する工務店の希望の星となっています。
そんな研究熱心な八幡社長ですが、建築家の仕事を学びたいとわざわざ鹿児島からお見えになりました。私もベガハウスさんの素晴らしい仕事はよく知っていましたので、どう考えても旗色が悪い。教えられる事なんてなにもありません汗
板金なら、少しは、なんとか…?
年始早々、また新しいご縁を得られて嬉しく思います。八幡さん、遠いところをわざわざお越しくださりありがとうございました!またご紹介の労を頂きましたmonowaの中嶋さんにもお礼申し上げます。
16. 12 / 30
VALO
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sekimoto
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今年最後の作品更新です。
3月に竣工したVALOをこの秋にようやく撮影を行いました。リビング空間を架け渡す張弦梁構造、素材使い、設え、造園、すべてにおいて今我々にできるすべてを注ぎ込んだ空間です。以下リンクよりご覧下さい。
VALO
https://www.riotadesign.com/works/16_valo/
我が事務所も昨日ようやく仕事納めをしました。
今年の後半は特に忙しかったのですが、12月初旬でピークを迎えてからは調整業務が多く、暮れは少し安らかに終えられるかなと思っていたのですが、やはりダメでした。仕事納め当日は結局掃除もできず、納会ギリギリまでスタッフと打合せという有様、、。
そんな中、毎年恒例の納会にはOBスタッフや、お世話になっている出版社エクスナレッジからも西山さん、上野さんも駆けつけて下さいました。OBスタッフらの活躍や近況を聞くのは、私にとって何よりの楽しみです。皆それなりに社会に揉まれて活躍を続けてくれているようです。
皆さま、お疲れさまでした!
地方出身のスタッフは今頃帰省の途についていることと思います。どうか郷里でゆっくりしてください。年明けからまたばりばり働きましょう。
志木市で現在計画進行中の住宅「deco」の敷地は文化財保護地区にかかっているため、工事にかかる前には市の教育委員会による試掘調査が義務づけられています。
よく遺跡が出てくると工事が止まってしまうなどという話を聞きますが、それはこういう試掘を怠った場合(あるいはたまたま出てきてしまった場合)であって、このように計画的に試掘を行えば工事工程への影響はありません。
現地に行くと教育委員会による試掘調査がはじまっていました。するとさっそくお宝が!もとい土器が発掘されていました。縄文式土器だそうです。
さすが教育委員会、質問をするとその場でなんでも答えてくれます。古代の住居形式までいろいろと教えてくださいました。
ご存じかと思いますが、縄文式土器は縄を使って土器の表面に”縄目”の模様を付けているところから由来しています。現場の土器片にもくっきりと縄目が見えますね。
また大陸文化が入り込み洗練された弥生式土器とは異なり、荒々しくプリミティブな縄文式土器の造形は、岡本太郎をはじめとした芸術家も魅了し、日本文化の源流であるとも言われています。
ところで土器は縄文式ですが、敷地は古墳時代の住居跡に位置しています。
古墳時代といえば縄文や弥生よりも新しい時代になるわけですが、どうして同じ敷地から異なる時代の遺構から出てくるのかというと、新しい時代になっても掘り起こされなかったり、掘り起こされてもそのまま放置されていたのではないかとのこと。
つまり、我々が新しい家を建てるとき、敷地から前の住宅の解体片(いわゆるガラ)が出てくることがありますが、要は同じようなことで、縄文式土器といえども当時の住人にとっては、庭先から茶碗の欠片が出てきたような感覚でしかなく、また出てきやがった「チッ!」とかやっていたのかもしれません。あくまで推測ですが。
ところで縄文時代といえば今から2300年前まで、そして古墳時代といえば今から1500年前までの時代を差します。敷地のある志木市の柳瀬川周辺は昔の海岸線に面しており、貝塚なども多くあることから、古代から人が住むのに適していた土地だったのでしょうね。
大昔は今のように電気があればどこでも住める時代とは違いますから、外敵や天災から逃れるため、土地探しには吟味を重ね、経験的に最も安全で利便性の高い場所に集落を築いたのでしょう。そして一度集落を形成すれば、そこは何百年と(この地の場合は何千年と)人が離れることはなかったと想像できます。
今回の敷地はもともと畑や駐車場だった場所を宅地開発されて売り出されました。クライアントから依頼を受け設計をはじめた頃はこんな感じでした。なかなかの大型分譲地ですね。
それが数ヶ月前からポツポツと工事が始まり、
今ではこんな感じです。
この風景の変化はあっという間で、わずか半年もないかもしれません。
1500年前の遺構の上に、わずか半年でできあがる街並み…。
なんだか考えさせられる光景です。我々の仕事もまたそんな営みの中にあるとすれば、この地に建てる建築は人類の歴史にも恥じないものにしなくてはならないという…なんだか大げさかもしれませんが、そんな思いにも囚われるこの年の瀬でした。
deco| 2017年8月末竣工予定
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