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sekimoto

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これまでで最大規模となる延べ75坪の住宅「大和田の家」は、木造住宅でありながら11ヶ月の工期を費やし、いよいよ最後の外構工事。外構工事だけで丸一ヶ月はかかりそうです。

外構はもちろん耕水の湊さん(通称ストライカー)。これまでにない規模ということで、湊さんも楽しみで仕方がない様子。暮れも正月も考え続けたという渾身のスケッチをクライアントにご説明下さいました。


…が、想像を絶する金額に一瞬でクライアントがフリーズ。そりゃそうだよ、こんな見積もり出しちゃって!

でも湊さんがいつもすごいなと思うのは、自分が良いと思う案は、予算やら何やら空気を読まず、全力で提案してくるところです。その後は私が仲立ちして費用調整に明け暮れることになるのですが、けして信念を曲げない、そしてクライアントを喜ばせることに全力投球する湊さんが、やっぱり私は大好きなのです。

そしてごくたまに(5回に1回くらい?)、そのまま通ってしまうこともあるんですね。

この日も湊さんの全力プレゼンが、じわじわとクライアントの不安を期待感に変えていったようです。気まずく流れた空気から、最後にクライアントが発したのはまさかのゴーサイン。

その後は、もう楽しくて仕方がないっていう感じで工事を進めてくれています。本当に幸せそうなんですよね。いいなぁ、こんな現場は私も幸せになります。

建物をぐるりとグリ石の通路がまわります。駐車場側にはイペ材のルーバー。見積りにはありません。湊さんにとって、結局見積りはあってないようなものなんでしょう。