24. 07 / 24

停電とにわか雨

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sekimoto

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あまりの猛暑に逆ギレしたような稲光と突然の激しいにわか雨。久しぶりに事務所も停電になりました。30分経っても復旧しないので、長いなあと思っていたらブレーカーが落ちていたようで、こちらを上げたら復活しました。

束の間の30分、ラジオの音もなく、パソコンの電源が落ちてしまったのでキーボードやマウスの音も聞こえない事務所は静寂に包まれました。悪くないです。携帯電話の灯りで仕事をするスタッフ。平行定規を使って手描きで図面を描いていた時代をふと思い出しました。


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7月13~14日にかけて、川口市に竣工したdropのオープンハウスを開催させて頂きました。

梅雨時で天気はともにくもり~雨予報でしたが、幸いにもほとんど雨には祟られず、時折青空が広がる場面も。両日共に40名前後の方がお見えになり、小さな家がにわかに活気づきました。

今回の住宅は特殊な敷地事情も絡み、建坪でも12坪ほど、延べ床で24坪ほどの狭小住宅でした。寸法の逃げがほとんど利かない状況でしたので、派手な空間構成などはなくベーシックに空間を構築するようなアプローチでしたが、これまでの我々の設計ノウハウをふんだんに盛り込み、いらした方が口々に「広い!」「小さな住宅に見えない」とおっしゃって下さったことで、設計が上手くいったことを実感でき、ほっと胸をなで下ろしました。

また上記の設計条件から、一般の方が我が家の参考にといつもより多くいらっしゃった印象でした。ご来場下さった皆さま、設計のマジックを体感頂けたでしょうか。




今回大人気だったのが、この出窓ベンチ。敷地を使い切るために上空にはね出したベンチでしたが、あえて天井や座高も低めに抑えたことで、包まれるような空間体験が得られました。



張地のタンバリン・ハリンダル(イエロー)は、Kvadraの生地の中でも一番人気の皆川明さんデザインのもの。納期に半年以上かかることから着工と同時に発注してなんとか無事間に合いました。

ソファというより、巨大な”ざぶとん”のようなイメージで作ったので、座るだけでなく、これを背もたれや枕代わりにしてもたれかかってもなかなか快適なんです。


こちらのロフトにも隠れた大工さんのこだわりの技の数々が!

これってどうやって納めたかわかります?なんていうナゾナゾを来場者に出してみたりしていましたが、プロでもわからないような匠の技が随所にあって楽しませていただきました。棟梁の東條さん、してやったりですね笑。ありがとうございました。



そしてこちらは、我々のオリジナルスツール「muni」。前回の「越屋根の家」のオープンハウスでも試作品を並べていましたが、今回はそれの進化版をお披露目させていただきました。

今回は前回からコンセプトを整理したことで、ご来場頂いた皆さまにも共感頂けるものになったと思います。パッケージデザインもだいぶまとまってきました。こちらはまた追ってこちらのブログでも詳細をご紹介したいと思います!


今回のdropの担当者は岩田舞子さん(中央の紫色のニット)。今回は設計もさることながら、建築可能なところまで導く法適合の道のりがとても険しく、途中何度も諦めかけましたが、彼女のがんばりのおかげで針の穴に糸を通すことが出来ました。本当にお疲れさまでした!

2日間にかけてご来場下さった多くの皆さま、またご厚意により見学会を開催させて下さいました建て主さまにも御礼申し上げます。どうもありがとうございました!!

最後に、友人建築家の小山光さん(KeyOperation)が素敵なリール動画を作成して下さいました。以下にリンクを張らせて頂きます。お越しになれなかった方は、こちらをご覧下さい。小山さん、ありがとうございました。
https://www.instagram.com/reel/C9W8AmIKNtq/?igsh=NTNjeDZzOTZrc2Ju

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そのお店は青山墓地の外れにある。あの世とこの世の間に存在する不思議なお店。かおたんラーメン。

その昔、赤坂の設計事務所に勤めている頃、残業終わりに所長によく連れてきてもらった。「ちょっと食べて帰るか」と言われたらいつもここだった。それがおいしくておいしくて。

今日セミナーに向かう道すがら、そんな思い出をスタッフ達に語っていたらなんだか急に懐かしくなってしまって、帰りに寄ってみることにした。そうしたらあった。あれから25年経っているのに、まったく変わっていなかった。お店は当時からこんな感じだった。まるで夢を見ているようだった。

お店の中も変わっていなかった。ラーメンの味なんて覚えているかな、、?でも運ばれてきた瞬間にすべてが蘇った。味も変わらなかった。うっかり涙が出そうになった。人間って、何年経っても味は覚えているんだなと思った。

あの時は所長と二人で。今はスタッフを連れて。
でも明日の朝には消えてなくなっているかもしれない。


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元スタッフの矢嶋くんの結婚式が国際文化会館でありました。彼が入籍したのは2年ほど前でしたが、コロナ中だったため、今この時期にあらためて挙式をしたとのこと。

20年以上事務所をやっていて、もう何人もスタッフを送り出しましたが、結婚はしても披露宴はやらないケースも多くて、スタッフの結婚式に出るのも、主賓挨拶をするのも今回がはじめての経験でした。というか、スーツを着たのも10年ぶりくらいかもしれません。

矢嶋くんは2021年まで6年間ものあいだ在籍してくれた不動の番頭さんでした。彼の正確無比な図面は工務店からは「バイブル」と言われ、拙著『伝わる図面の描き方』では彼の描いた図面を私が全力解説をし、リオタデザインの図面精度を知らしめた立役者にもなってくれました。

彼の実直な人柄を反映して、とても慎ましやかであたたかな、深く印象に残る良い式でした。久しぶりに会うOBスタッフもいて、彼ら彼女らとの語らいの時間もとても楽しく、矢嶋くんのみならず様々な立場や環境で活躍する近況を聞きながら、とても誇らしく幸せな気分になりました。

どうか末永くお幸せに!
うちの図面もまた手伝って下さいね笑

24. 05 / 19

季節限定ランチ

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今年もこの季節がやってきました!

よく建て主さんなども、デッキテラスでBBQなどを夢見る方も多いのですが、正直そんなに甘いものではありません。冬~春は寒いし、6月を過ぎれば梅雨に入ります。夏は灼熱と蚊の季節。詰まるところ、外部に出て楽しめるのは春と秋、それも5月と10月限定というのが私の実感です。

そんな儚い中庭の季節は、天気と気候が絶妙に釣り合えば、即デッキテーブルを出してこの季節ならではを楽しみます。この日は近所のパン屋さんで惣菜パンを買ってきて、みんなでピクニック気分を味わいました。

外で食べる食事って、どうしてこんなに美味しいのでしょうね。仕事なんてどうでも良くなってしまうような、くつろいだランチタイムでした。