18. 08 / 03

まるがやつ合宿

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sekimoto

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> 生活
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現在宇都宮の現場(パーゴラテラスの家)を施工頂いているCOMODOの飯田さんのお誘いで、他の工務店&設計仲間と共に千葉のまるがやつという古民家の宿(自炊)に”建築合宿”に行ってきました。

まるがやつ
http://www.marugayatsu.com/


主催者でもある飯田さんの、誰に頼まれたわけでもなく、また仕事でもないのに、むしろ仕事を追いやってでも面倒くさい企画を立てるという性分は、私とよく似ています。

企画型の人間って、中心になって動いている時が一番楽しいんですよね。おそらく多くの人は、参加しているときが楽しいのだと思いますが、人が楽しんでいるのを見ているのが楽しいという飯田さんの気持ちは、私はとてもよく分かります。



みんなが乾杯している中、現場を担当している石川くんと打合せ。マスタープランの小谷さんからは一言「えげつない図面(細かすぎる)」。石川くんがんばって~!

飯田さん、そしてCOMODOの皆さまご準備お疲れさまでした。またご一緒させて頂いた皆さま、楽しい時間をありがとうございました。

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sekimoto

category
> 北欧
> 生活



フィンランド人の友人が日本人と結婚して、昨晩はそんなお祝いをしました。Antti&あきえさんおめでとう!彼がうちの遊びに来たのは2年前くらいでしょうか。今回は日本人の奥さんを連れて。

彼とは留学時代からの付き合いになります。フィンランド人は一見フレンドリーですが、シャイな国民性もありフィンランド人と日本人はそんなに簡単に友達になれません。向こうには1年はいましたが、今でもつながる友人は彼を含めてごくわずかです。

今でもこうして杯を重ねられるのは幸せなことです。
そして、毎日怒濤のイベントが通り過ぎてゆきます…。

18. 07 / 27

現場に一冊

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sekimoto

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> 仕事
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初谷半端ないって、でお馴染みの大和工務店の初谷さん。現場にもおもてなし本が常備してあるって、そんなんある?

断熱材も端材を組み合わせて、やっぱり半端(が出)ない。

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sekimoto

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> イベント
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長らく告知をして参りました建て主[本音]クロストークは昨日無事終了しました。日程の直前にたくさん講演会など頼まれてしまって、私の中ではかなり綱渡り状態だったのですが、なんとか無事終わってほっとしています。

来場者はちょうど40名となりました。広い会場もほぼ満席!今どき一般の方も対象にした建築家の家づくりセミナーで、この集客はなかなか達成できません。猛暑の中、足をお運び下さいました皆様に、この場をお借りして深く御礼申し上げます。


この企画は私のまったくの思いつき企画で、誰に頼まれたわけでもなく、ただこういう主旨のセミナーがあったら面白いなということで進めてきました。結果としては会場もパナソニックさんに無償提供頂き、参加費も全て無料で開催することができました。さらっとやってますけど、これって実はすごいことなんですよ。

ふだん建築家のセミナーというと、設計者の目線で都合良く編集されて、美しいビジュアルのスライドと歯切れの良い設計解説がなされますが、それって本当?といつも思います。一体どんな人が住んでいるんだろう?住んでいる人はどう思っているんだろう?設計打合せはどうやって進めたんだろう?などなど、同業でも他の設計者の舞台裏はなかなかわからないものです。


今回は、私と「TOPWATER」の建て主Iさん、そしてクロストークの相手には建築家の山﨑壮一さんと「駒場の家」の建て主Sさんが登壇し、それぞれの計画の裏話や、その設計者のどこに惹かれたのか、また竣工後どのように暮らしているかなどについて、クロストークによって掘り下げてゆきました。

私側の「TOPWATER」の建て主Iさんは、私をOZONEのイベントで知ってから10年近く”ストーカーのように”ブログなどをチェックして、頼むならこの人と決めて下さっていたとのこと。プランについて理詰めで説明され、構造も一見アクロバットに見える部分も、合理性を突き詰めた先の解決であることなどを説明され、納得したことなどをお話し下さいました。

一方の「駒場の家」の建て主Sさんは、奥様が山﨑さんの古くからの友人で、そんなきっかけから計画を相談したそうで、それまでハウスメーカーで「それはできない」と言われることばかりだったのに、すべて前向きに解決しようとしてくれた山﨑さんに信頼を寄せるようになったとのこと。駒場の家は一見シンプルに見えるプランですが、随所に細やかな仕掛けが仕込まれていて、建て主さんとのやりとりの密度が垣間見える住宅でした。


私も設計者の立場で、山﨑さんの設計手法や建て主への対応についてのお話を興味深く聞かせて頂きましたが、共感することや自分と似ている点も多くあるように感じました。

その一つは論理的な価値共有という点で、建築には感覚的な切り口も論理的な詰め方も両方必要だと思いますが、建て主と計画の入口で感覚共有ができたことで、その後のプロセスは論理的な言葉のキャッチボールにより、「入居後もほとんど違和感を感じない、思った通りの住宅(S氏)」に着地できたという点も、ある意味共通しているような気がしました。

また建て主側に独自の美意識があり、それをうまくデザインに転換することで、唯一無二の個性的な設えができあがっているという点も二つの住宅に共通していた点だったように思います。

一方で、それぞれの設計者と建て主が席を並べることで、設計者の(普段建て主の前で見せている)素の部分が見え隠れして、お互いの信頼関係のようなものが垣間見えたことも興味深かったです。今回の企画主旨が良い形で表れた点でもありました。


イベントの構成は、第一部として建築家によるプレゼンテーション、そして第二部に建て主とのクロストーク、第三部には建築家同士のクロストークということで進行しました。

最後の山﨑さんとの建築家クロストークでは、お互いの建築のバックグラウンドや、住宅設計観、そしてスタッフに対する思いや採用の考え、設計事務所経営を巡っての危機感など、様々な”本音”が飛び出して、私自身もとても刺激的で楽しかったです。なかなか他所ではこのような話は聞けないのではないでしょうか。


最後に会場からの質問では、登壇された建て主さんへの質問も多く、大いに盛りあがりました。今回登壇頂いた建て主さんは、それぞれ全く異なるキャラクターながらとても話がお上手で、示唆深くとても内容の詰まったお話をして下さいました。

最後に「良い設計事務所に出会うためには?」について、お二方が共通しておっしゃった「最後は人と人。人を見て選ぶことが大切」という主旨のお言葉が、今回の会を締めくくるお言葉として相応しかったと思います。


今回の企画の実現のために、共に走り抜けて下さいました山﨑壮一さん、お忙しいところ無理を言ってご登壇頂きました建て主のSさん、Iさん、そして会場を快く提供して下さいましたパナソニックの穐原さん、当日会場を奔走してくれた両事務所のスタッフのみなさん、多大なご協力をありがとうございました。そして打ち上げまで付き合ってくれた多くの仲間達…。この場をお借りして厚く御礼申し上げます!


最後に、当日ご参加下さったタニタハウジングウェアの谷田泰社長が、昨日の内容について簡潔にまとめて下さいましたのでご紹介します。

いつもこのような形で簡潔にまとめておられるのを見て尊敬するのですが、ご厚意でデータを頂きましたので以下にご紹介します。私の偏った?ブログよりも分かりやすいかもしれません。クリックすると大きな画像で見れます。

[リマインド] (7/21)

いよいよ明日となりました。ご参加希望の方は、メールのお申込がなくても直接来て頂いて大丈夫です。お誘い合わせの上、どうかお気軽に足をお運び下さい!


☆建て主[本音]クロストーク
[関本竜太+「TOPWATER」の建て主] x [山﨑壮一+「駒場の家」の建て主]


TOPWATER(設計:関本竜太)|駒場の家(設計:山﨑壮一)

日時:2018年7月22日(日) 14:00~16:15 ( 受付 13:30~)
会場:パナソニック東京 汐留ビル 5 階会議室 HALL-2 (受付は4 階です)
https://panasonic.co.jp/es/museum/access/

参加費:無料(定員60名)

☆ 受付は4 階になります。パナソニック汐留ミュージアムが4 階にあり、その前に受付を作りますので、当日は「パナソニック汐留ミュージアム」を目指してお越しください。

[お申込み]
参加者のお名前と連絡先をメールまたはFAX にてご連絡下さい
リオタデザイン(担当:関本竜太)あて
FAX: 048-203-6101 Email: info@riotadesign.com

>>概略のPDFデータはこちらより→ 建て主[本音]クロストーク

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[概要]
美しいビジュアルの住宅の向こう側には、設計者の思いとは別に、日々の生活をリアルに営まれている建て主さんがいらっしゃいます。そうした建て主さんたちに実際にご登壇頂き、設計者とのクロストークを通して、家づくりを通じて感じた本音の部分を語って頂こうという企画です。

どうしてその人に依頼しようと思ったのか?一見すると斬新に見える空間の実際の住み心地はどうなのか?これから建築家と家を建てたい(けど不安…)という方にとって、また専門家の方にとってもなかなか聞くことのできない他の設計者と建て主とのやりとりなど、貴重な声が聞ける機会となることを期待しています。

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[進行案]
第一部 イントロダクション 
[設計者による住宅の解説(TOPWATERx駒場の家)] 45 分
(休憩)
第二部 建て主[本音]クロストーク 
[建主より家づくりのリアルな声をお聞きします] 50 分
- 関本竜太x「駒場の家(設計:山﨑壮一)」の建て主
- 山崎壮一x「TOPWATER(設計:関本竜太)」の建て主
第三部 建築家[本音]クロストーク 
[関本竜太x山﨑壮一] 30 分 |質疑応答

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[登壇建築家のご紹介]


関本竜太(建築家・リオタデザイン主宰)
1971 年埼玉県生まれ。'94 年日本大学理工学部建築学科卒業後、'99 年までエーディーネットワーク建築研究所に勤務。2000 年~ '01 年フィンランド・ヘルシンキ工科大学(現アールト大学)に留学、現地の設計事務所にて設計プロジェクトにかかわる。帰国後、'02 年にリオタデザイン設立。
○リオタデザイン|https://www.riotadesign.com/

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山﨑壮一(建築家・山﨑壮一建築設計事務所主宰)
1974 年兵庫県神戸市生まれ。1993 年私立六甲学院卒業。1999 年早稲田大学大学院理工学研究科修了。大学~大学院の期間は都市計画・戸沼幸市研究室に所属。同年矢板建築設計研究所入社、建築家・矢板久明氏に師事。工務店参画を経て、2009 年山﨑壮一建築設計事務所を設立、現在に至る。
○山﨑壮一建築設計事務所|https://www.yamasaki-arch.com/



>>概略のPDFデータはこちらより→ 建て主[本音]クロストーク