23. 11 / 11
『越屋根の家』オープンハウスのご案内
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sekimoto
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このたび川越市に竣工する住宅のオープンハウス(内覧会)を行います。
川越で観光農園を営む農家さんの母屋建替え計画です。
屋根を農家の伝統的な越屋根形式とすることで、佇まいを地域からも浮き立たせることなく馴染ませ、リビング空間にもダイナミックな架構を表出させるとともに、通風や採光などの機能も担わせています。
住まいの設えにも細やかな創意と工夫を凝らしていますが、この住宅のためにコーディネートした家具や造園など見どころの多い住宅になっています。建築関係者のみならず、一般の方もご見学が可能です。どうか多くの方に見て頂けたらと思います。
◇
「越屋根の家」オープンハウス
2023年
11月18日(土) 10:00~16:00
11月19日(日) 10:00~16:00
場所:埼玉県川越市南大塚
最寄駅: 西武新宿線「南大塚」駅より徒歩20分
車の場合:関越道「川越IC」より約5分
近くに大きな駐車場(無料)があります。お車の方はそちらをご利用ください。
☆見学希望の方は、メールよりご連絡下さい。折り返しご案内をお送りします。(担当:関本・岩田)
info@riotadesign.com
皆さまのお越しをお待ちしております!






JIAでは毎年開催している全国大会も、私は参加するのははじめて。今期は関東甲信越支部の広報副委員長なども務めているため、少しでも顔をつなげられればとのことでの参加でしたが、そもそも建築家大会という意味がよくわかっていない私としては、行く前は少々不安もあり、、。
ですが、いつもの住宅部会メンバーや学生たちとの交流、またあらたに広がった関係などもあり、とても楽しく充実した2日間になりました。学生たちとは、LIXILの工場見学やろくろを使った陶芸体験も。
本当は今日もこのあとクロージングのレセプションもあるようなのですが、私は明日立会いの現場などもあり、後ろ髪を引かれる思いでひと足先に失礼させてもらいました。
皆さまお疲れさまでした!最後まで楽しまれてください。



23. 11 / 03
「越屋根の家」まもなく!
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sekimoto
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川越市で進めている「越屋根の家」がまもなく竣工します。計画から2年半がかかりました…感慨もひとしお。竣工に向けて現場は臨戦態勢、そしてカウントダウンがはじまっています。
今週はようやく藤沢木工所による家具が入り、だいぶ空間の輪郭が見えてきました。ほんと、もうあと少し!です。
この住宅では建物以外にも、家具のデザインなどにもいくつか力を入れているところがあります。詳細は完成してからのお披露目になりますが、我々のお楽しみは、リオタデザインオリジナルのスツールがこの竣工に合わせてお披露目予定であること!
このスツールの座面はいくつか種類が選べるのですが、そのうちのひとつに好きな生地を張ってご提供するというのがあり、一旦サンプルとして私の好きなミナ・ペルホネンの生地バーションを作ってみることに。

実は9月に北欧家具taloさんに伺ったのは、この椅子の生地張りのやりかたを教えてもらうためでもあったのでした。おかげで”日本一の張り地職人”を自称する山口太郎くん(オーナー)から直々にコツを伝授して頂き、この時に撮った神動画をみんなで何度も見直しながら作業をさせてもらいました。



この通り、なんとか2種類の座面がこの通りできあがりました!
はじめてにしては上出来だと思いませんか?
とはいえ細かいところに目を凝らすとツッコミどころも多々ありまして、、張り地職人への道はまだまだ遠いね、というところをスタッフとも共有しました。やっぱtaloのオーナーはすごいな!というのが結論です笑
こちらのスツールのラインナップ、そしてオリジナルテーブルなどもこの住宅に間に合わせて製作予定です。ついでに外部で使えるデッキベンチ家具などもデザインしています。こちらもどうかお楽しみに!!

新建ハウジングさんからのむちゃ振り企画?で、映画『アアルト』監督のヴィルピ・スータリさんにZOOMインタビューをさせて頂いたのですが、そのYouTube動画が公開されました。
■映画「アアルト」ヴィルピ・スータリ監督インタビュー
https://youtu.be/2pikWVQBFko?si=zHgjuXnolpRo1GE5
私自身、映画を3回ほど観てそこで感じたことや疑問などもあり、そんなことを直接監督に聞ける機会とあって、かなり緊張しましたが対話を楽しませていただきました。
本編ではアルヴァとアイノの往復書簡の公開などに衝撃を受けましたが、あれはどのように入手したのか、家族の許可を取るのにどのくらい時間がかかったのか、アアルトのもつ性格の二面性、映画をアイノの視点で語られている(ように感じた)ことに対する監督の編集意図、などなど。
通訳を挟んでの対話だったこともあって、スムーズなキャッチボールというわけにもいきませんでしたが、お聞きしたいことは聞けたかなと思います。
ヴィルピさん、お忙しいところフィンランドからつながって頂きありがとうございました!映画をすでにご覧になった方は、内容の答え合わせとしてご覧頂いても楽しいと思います。

クロス張りの案件で、現場に入ってからあっと思った。開口をアーチ状にしている部分があって、クロス張りでは上手く張れないだろうということに気づいたからだった。
監督さんからクロスやさんに聞いてもらうと「できないことはない」みたいな曖昧な答え。どうしよう、いっそアーチ状の見切りを入れるか迷った挙げ句、クロスやさんのワザに賭けてみることにした。
結果この仕上がり。すごい、3次元に張っている!継ぎ目もほとんどわからない。どうやって張ったの?と聞いた私が間違いだった。職人さんはそう聞くといつも嬉しそうに教えてくれるのだけれど、理解できたためしがない。結局私にはちんぷんかんぷん。
へぇなるほど~!と大げさにリアクション取りながら、かくして私の中でこれは「普通にできる」ものとなった。

