今週末にオープンハウスを予定しています「暁の家」では、軒天井から落ちてくる雨水を、たて樋ではなくくさり樋で処理したいと考えていました。
昨日もアップしたように、タニタハウジングウェアさんの新型くさり樋がとうとう先週10日に発売となったのですが、こちらは今回のような軒天井への取付にはまだ対応していないとのこと。
そこでタニタの担当者、岡田さん&関口さんコンビになんとかならないか、相談を持ちかけたというのが前回までのあらすじとなります。
【タニタプロジェクト・Part2始動】 15/7/31
https://www.riotadesign.com/blog/150731.html
◇
そして今日はいよいよその取付け編です。
ご覧のように天井からは塩ビ管が少しだけ出ています。
そこに関口さんが特注で製作して下さったアタッチメントを取り付けています。
アタッチメントも試行錯誤の末、かなりすっきりシンプルな形に落ち着きました。これだけはガルバリウムではなく、ステンレスを溶接して製作したとのこと。手間がかかっています。
苦労していたようですが、ようやく取り付きました!
シンプルでなかなかイイ感じです。
下はこんな感じです。今回下がウッドデッキになるのですが、デッキに呑み込んで納まるようにしました。デッキの下には、やはり塩ビ管が立ち上がっていて、その先には浸透マスが接続されています。
それを引き出すと…これなんだと思います?
釣りのおもりです。岡田さんと関口さん、それぞれが別々に釣具店の上州屋に行き、一番くさり樋に適した重さのおもりを吟味して購入した結果、二人とも「120号」のおもりを選んだのだとか。すごい、変態!
皆さん、日本一くさり樋を知り尽くしている二人が言うのだから間違いありません。くさり樋をぶら下げるおもりは、ずばり「120号」です!(認定)
室内から見た感じはこんな感じです。これはダイニングからの眺めになります。
雨が降っている時って、意外とどのくらい降っているかわからないんですよね。豪雨ならともかく、しとしと雨の時とか、降っているのか止んでいるのかわからないときもあります。
そんなときは、このくさり樋を見ればいいわけです。ここを伝う滴を見れば、どれだけ強い雨かもわかります。何より楽しいですね。梅雨時にぼうっと眺めているだけで時間がつぶせそうです。
最後にお二人の作品であるくさり樋”ensui”をバックにぱちり。
今回はアタッチメントの試作から製作、そして取り付けに至るまで、すべて岡田さん&関口さんの全面的なご協力を頂きました。
最後までお世話になりまして、本当にありがとうございました!
今回の軒天井用アタッチメントは、今回は試作品ということで、まだ製品化の目処は立っていないそうです。ただ必ずニーズがあると思いますので、是非製品化に向けて検討を続けて頂けたら、設計者としても嬉しく思います。
さて最後に、お二人はたくさんの販促品を置いて帰りましたよ。タダでは帰らない。さすがタニタさん、社員教育が行き届いています。
ハイ、よろこんで!!
というわけで、週末のオープンハウス当日は私が販促部長として皆さまに売り込みたいと思います。くさり樋をご検討の方も是非いらしてくださいm(_ _)m
昨日もアップしたように、タニタハウジングウェアさんの新型くさり樋がとうとう先週10日に発売となったのですが、こちらは今回のような軒天井への取付にはまだ対応していないとのこと。
そこでタニタの担当者、岡田さん&関口さんコンビになんとかならないか、相談を持ちかけたというのが前回までのあらすじとなります。
【タニタプロジェクト・Part2始動】 15/7/31
https://www.riotadesign.com/blog/150731.html
◇
そして今日はいよいよその取付け編です。

ご覧のように天井からは塩ビ管が少しだけ出ています。

そこに関口さんが特注で製作して下さったアタッチメントを取り付けています。
アタッチメントも試行錯誤の末、かなりすっきりシンプルな形に落ち着きました。これだけはガルバリウムではなく、ステンレスを溶接して製作したとのこと。手間がかかっています。

苦労していたようですが、ようやく取り付きました!
シンプルでなかなかイイ感じです。

下はこんな感じです。今回下がウッドデッキになるのですが、デッキに呑み込んで納まるようにしました。デッキの下には、やはり塩ビ管が立ち上がっていて、その先には浸透マスが接続されています。

それを引き出すと…これなんだと思います?
釣りのおもりです。岡田さんと関口さん、それぞれが別々に釣具店の上州屋に行き、一番くさり樋に適した重さのおもりを吟味して購入した結果、二人とも「120号」のおもりを選んだのだとか。
皆さん、日本一くさり樋を知り尽くしている二人が言うのだから間違いありません。くさり樋をぶら下げるおもりは、ずばり「120号」です!(認定)

室内から見た感じはこんな感じです。これはダイニングからの眺めになります。
雨が降っている時って、意外とどのくらい降っているかわからないんですよね。豪雨ならともかく、しとしと雨の時とか、降っているのか止んでいるのかわからないときもあります。
そんなときは、このくさり樋を見ればいいわけです。ここを伝う滴を見れば、どれだけ強い雨かもわかります。何より楽しいですね。梅雨時にぼうっと眺めているだけで時間がつぶせそうです。

最後にお二人の作品であるくさり樋”ensui”をバックにぱちり。
今回はアタッチメントの試作から製作、そして取り付けに至るまで、すべて岡田さん&関口さんの全面的なご協力を頂きました。
最後までお世話になりまして、本当にありがとうございました!
今回の軒天井用アタッチメントは、今回は試作品ということで、まだ製品化の目処は立っていないそうです。ただ必ずニーズがあると思いますので、是非製品化に向けて検討を続けて頂けたら、設計者としても嬉しく思います。

さて最後に、お二人はたくさんの販促品を置いて帰りましたよ。タダでは帰らない。さすがタニタさん、社員教育が行き届いています。
ハイ、よろこんで!!
というわけで、週末のオープンハウス当日は私が販促部長として皆さまに売り込みたいと思います。くさり樋をご検討の方も是非いらしてくださいm(_ _)m

たびたび”タニタプロジェクト”と称して、このブログでも開発プロセスをお知らせしてきました、タニタハウジングウェアさんの新型くさり樋ensuiが、10日に正式に発売になったとのこと。おめでとうございます!
ensui
https://www.tanita-hw.co.jp/product/md2-sid96.html
昨日木更津の現場(OPEN-d)に行ったら、早速取り付いていて感激しました。明日は柏の現場にも取り付きます。皆さまへのお披露目は、今週末の柏の住宅(暁の家)がトップバッターになりそうです。
早く雨が降らないかなあ?

15. 10 / 09
風つよめ
author
sekimoto
category
> 仕事
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「吉敷町の家」の配筋検査に行くと見慣れない監督が。
あれ?こんなベテラン監督いたかなと思っていたら、入ったばかりの新人だとか。貫禄ありすぎです(写真一番左)。一番奥の女性が今回の監督なのですが、なんかあっちから風が吹いているぞと思ったら先輩風でした。
今回の構造設計は山田構造設計事務所さんにお願いしているのですが、今回担当の中さんは入ってまだ半年の新人さん(写真一番手前)。聞けばうちの山口くんと同じ歳だとか。
今回は初担当にして初配筋検査ということで、この日は事務所の先輩となる古矢さん(写真一番右)がサポートに来てくれました。熱心に中さんに仕事を教える古矢さん。相変わらず平井堅に似ています。
古矢さんも、気づけば山田事務所ではもう番頭格に近い存在。これまでうちの一連の住宅の構造を長らく担当して下さっていました。そんな古矢さんからも、今日はなんかびゅーびゅー風が吹いています。何かな~と思ったら先輩風でした。

そしてうちの事務所にもいよいよ今月より新人が入りました。矢嶋くんといいます。前職の事務所での教育の成果でしょうか、即戦力としてバリバリ働いてくれています。この日は研修を兼ねて配筋検査に連れてきました。
うちの事務所では長らく”下っぱ”の立場に甘んじてきた山口くんも、今ではメキメキ頭角を現し、うちの事務所では主軸を担う存在となっています。そんな山口くんも矢嶋くんになにやら教えている模様。いい光景ですね。なんか強いの吹いているなーと思ったら、やっぱり先輩風でした。
やはり仕事をするメンバーは固定化するよりも、どんどん新しい人が入って新陳代謝をする方が、組織としては健全ですね。その都度の教育は大変ですが、こうして後輩だった者が先輩となり、私に代わって知識を受け継いでいってくれます。新しい風が入るとはこのことですね。
先輩にもどんどん風を吹かせていってもらいましょう!
11月2日開催のOZONE HOUSE MEETINGにて、建築家・伊礼智さんとタニタハウジングウェアの谷田社長の対談企画があるようですが、ひょんなことから私が進行役を務めることになりまして、昨晩は伊礼事務所で打ち合わせがありました。
OZONE HOUSE MEETING 2015
伊礼さん、タニタさんの仕事それぞれをよく知る立場から、当日はスルドく切り込みたいと思っていますが、昨日の伊礼事務所でのタニタ商品開発のウラ話が面白すぎて、役得を噛みしめつつ、当日時間内に”オチ”まで持って行けるのか不安を覚えてます。これ本当に面白い話になりますので、ご興味ある方はどうかお早めにお申し込み下さい!
にしても伊礼事務所。打合わせは夕方、お茶代わりにビール、からの呑み屋、が鉄板のようで、いやはや学ぶべきところはまだまだあるようです笑
OZONE HOUSE MEETING 2015
伊礼さん、タニタさんの仕事それぞれをよく知る立場から、当日はスルドく切り込みたいと思っていますが、昨日の伊礼事務所でのタニタ商品開発のウラ話が面白すぎて、役得を噛みしめつつ、当日時間内に”オチ”まで持って行けるのか不安を覚えてます。これ本当に面白い話になりますので、ご興味ある方はどうかお早めにお申し込み下さい!
にしても伊礼事務所。打合わせは夕方、お茶代わりにビール、からの呑み屋、が鉄板のようで、いやはや学ぶべきところはまだまだあるようです笑

15. 09 / 15
ユキヤナギの庭
author
sekimoto
category
> 仕事
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木更津で進めている中庭住宅「OPEN-d」の中庭に、大きなユキヤナギが入りました。中庭の真ん中に、ユキヤナギがひと株だけ。ある意味とても贅沢です。
愛猫家の住宅なのですが、猫が土に触れると病気になりやすいということや、高木を入れると屋根に登ってしまうことなどから、設計時には「中庭には木はいりません」というところまで行っていたのですが、最終的に低木のユキヤナギを入れることで決着しました。
低木といいつつも、高さが1.6mくらいあるような大ぶりなものを選んでもらっています。

中庭には最終的にウッドデッキが張られるのですが、ユキヤナギの周囲は一段下げてもらう予定です。スクエアな中庭の中央に、白い花をつけた巨大な花束が添えられたような、素敵な中庭になることを期待しています。
