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sekimoto

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> 子ども
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[caption id="attachment_880" align="alignnone" width="560" caption="へらずぐち4mm →4cmのまちがいだそうです"][/caption]リビングに一枚の紙が落ちていた.
子どもの字で「手のひら」「目」などに混ざって「へらずぐち」とある.へらずぐち?

これは何だと訊ねたら,昨晩自分の体を計ったのだという.学校の宿題ということではなく,単なる思いつきのようだ.この「へらずぐち」というのは何だと訊ねたら,自分の口のことだという.

その後深くつっこむものの,どうやら「へらずぐち」の意味は知らないようだった.
察するに,おそらく母親などから”この,へらずぐち”などと言われているうちに,自分の口は「へらずぐち」なのだと認識したのだろう.

それを考えたら何だかおかしくなってしまった.
ちなみにその意味を教えると,彼は本意でないとばかりに憮然としていた.

11. 06 / 14

親はなくとも

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sekimoto

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> 子ども
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以前うちの子(小2)の朝の行動について書いた.
シャツを首まで通した状態で,テレビに釘付けになりフリーズしている息子.
集中力散漫で,いつまでたっても朝食を食べ終えることのできない息子.

その姿は言いたくなくても何かを言わざるを得ない状況で,時計を見るという習慣がないので,行動はいつも遅刻ギリギリ.我々の怒号に背中を押されるようにして家を飛び出してゆく姿はまさに「のび太くん」そのもので,親としても頭痛の種にもなっていた.

そんな折り奥さんが仕事をはじめた.週の何日かは朝早くから出てゆくので,当然子どもにも付きっきりで面倒を見るわけにはいかない.その代わり僕が面倒を見ているのだけれど,所詮は男親.そんなに細かくフォローをするわけではない.

ところが母親が朝いなくなってからというもの,我が子が目覚ましい変化を見せるようになった.朝は起こされる前に誰よりも早起きする.朝食と着替えをさっさと終えて,準備もばっちり.余った時間で好きなゲームに没頭するほどの余裕ある朝を送るようになった.

僕は彼が学校に行く前には下の事務所に下りてしまう.うちの子の場合,ゲームに没頭しすぎてついつい時間を忘れてしまう傾向があるので,さりげなく注意を払っているのだけれど,しっかりと時間通りランドセルを背負って玄関を飛び出してゆく.その姿を見送るたびに,感慨深い思いにかられる.

親はなくとも子は育つというけれど,親は時にいない方が子は育つのだということを実感する今日この頃でもある.

11. 06 / 12

勝負の確率

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> 遊び
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どんなに小さな集団でも、その中で一番になるということは大変なことです。
100人の中で一番になるのと10人の中で一番になるのでは、100人の方が難しいと考えがちですが(理屈ではそうです)、実際にはその難易度は同じなのだと思います。極論すれば、分母は100人でも2人でも同じのような気がします。

今日は弓道の大会がありました。部門は初心者の部とはいえ、私は経験者でもあるので優勝したいとひそかに思っていました。最初は快調な滑り出しで、矢はまっすぐに的に向かって飛んでゆきます。実はこの時点で半分くらい”いける”と思っていました。

しかし後半にいきなり調子を崩します。いつもなら難なく当たる大的にまったく当たらなくなってしまいました。まさかの展開に頭の中は真っ白。最後3位決定戦で競り勝ってなんとか入賞は果たしましたが、勝負というのは本当にわからないものだと痛感しました。

時間を巻き戻してもう一度やり直したい。あー悔しい!!

これも神さまが与えてくれた試練なのでしょう。
練習を重ね、心を磨き、ますます精進したいと思います。

(オマケで花的を狙う競技で小さな賞ももらいました)

11. 06 / 10

ピノキオ

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> 仕事
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慌ただしい日々は続きます.
今日は現場を2件ハシゴして上野で打合わせ.朝8時に事務所を出て,帰社したのは20時過ぎ.首都圏を遊牧民のようにひたすらに移動していました.

写真は小平で進行中の『くじらハウス』.
子どもの頃好きだったピノキオに,鯨に呑み込まれるという話がありました.ランプに照らされた鯨のおなかの中の様子を今でも覚えているのですが,この住宅の架構を考えているときにふとそんなことを思い出しました.(僕の記憶違いでなければ….人に話したらそんな話は知らないと言われました)

なかなか迫力ある空間です.現場はまだまだ続きます.


11. 06 / 09

LCCM住宅見学

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sekimoto

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> 建築・デザイン
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今日はスタッフとクライアントのSさんもお連れして,つくばの建築研究所内にあるLCCM住宅(設計:小泉雅生氏)を見学してきました.LCCM住宅というのは,ライフサイクルカーボンマイナス住宅の略で,なんだか難しそうな名前ですが,早い話が”究極のエコハウス”ということになります.

住宅は建設時にCO2を排出し,その後も排出を続けます.バイオマスエネルギーの利用や,省エネルギー,高断熱仕様などによって生活によるCO2排出量を限りなく削減してゆく(カーボンニュートラル)こともできますが,このLCCM住宅ではそうした工夫と併せて,通常の住宅の2軒分にもあたる8KWの太陽光発電システムを組み込むことで自発的にエネルギーを作り出し,建設時と生活によるCO2(ライフサイクルカーボン)を最終的にマイナスにしてしまおうという意欲的な取り組みです.

いわゆるエコハウスというと,ハードとしての設備機器に依存したものや,昔の生活に回帰したようなノルタルジー型に別れることが多いのですが,この住宅は現代的な生活スタイルと昔ながらの縁側的生活をうまく組み合わせていて,実験住宅とはいえ現実的で十分に住める家であるように感じました.

なかでも通風と日射調整機能をあわせ持つ,可動式の縁側ルーバーはなかなか秀逸.パッシブによる蓄熱床や通風の仕掛け,空間の緩やかな仕切り方などもいろいろと参考になりました.