先日、吉祥寺のカフェmoiさんでのイベントのことを書きましたが、イベント終了後一人の男性がすっと紙袋を差し出され、「よかったらこれ使って下さい」とPITCHIIと名付けられたガラスのコーヒーサーバーをプレゼントして下さいました。

初対面なのにびっくり!
その方が、それを作っておられるTORCHの中林孝之さんでした。

中林さんは「東京のカフェでmoiが一番好き」とのこと。トークイベントで岩間さんが、ご自宅では「マウンテンドリッパー」というドリッパーを愛用しているとおっしゃっていたのですが、そちらもTORCHさんの商品ということで、そちらも後日お送り下さるとのこと。「いえいえ、自分で買いますので!」と恐縮する私を押しきり、本当に後日品物を送って下さいました。

■TORCHI
https://dodrip.net/
■マウンテンドリッパー
https://dodrip.net/free/mountain


手元に届き開封すると、その名の通りマウンテン型のユニークな陶器と木製のリングが。とても可愛らしいデザインです!

わくわくしながら、早速コーヒーを淹れてみることにしました。それまで私はケメックスというドリッパーを使っていたのですが、ケメックスよりも口が広くお湯を注ぎやすいのと、コーヒーにまんべんなくお湯が広がるのがわかります。


このマウンテンドリッパーは、コーヒーの落ち方に特徴があって、通常のドリッパーのように中央に筋状に落ちるのではなく、底面全体からボタボタッという感じでコーヒーが落ちてゆきます。

どうもこれが陶器の底にあいた意味深な孔と関係しているようです。きっと試行錯誤の賜なんでしょうね。是非製作秘話を聞いてみたいところです。


結果として、雑味のないとっても美味しいコーヒーを入れることができました。ちょっと感動!そして中林さんも相当なコーヒー通だということがわかりました笑

底部の木製リングが分かれているので、収納にも場所を取りません。何より置いておくだけでも美しいので、朝からテンションが上がります。

中林さん、どうもありがとうございました!

ご購入可能サイトのひとつを以下にご紹介しておきますね。
https://hokuohkurashi.com/product_contents/463

19. 09 / 30

moi, kiitos

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sekimoto

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昨晩は閉店日が迫っているカフェmoiにて、ちょっとした”ファン感謝祭”(moiの常連さんを集めてのトークイベント)がありました。一般告知はせず、オーナーの岩間さんから古くからの常連さんに一人一人お声がけされたそうですが、出席率は100%!さすがmoiのファンはアツいです。

当初私と岩間さんとでゆるいトークでもしましょうかということでしたが、カフェmoiのオリジナルカップ&ソーサー「eclipse」をデザインして下さった梅田弘樹さんも仙台からお越しくださることになり、結局3人並んでのトークイベントとなりました。

岩間さんが感慨深くおっしゃっていましたが、実際にはこのスリーショットは18年ぶり!?かつて私がフィンランドに留学していた頃に、現地の友人であったデザイナーの梅田さんにオリジナルカップをデザインして頂けることになり、その後梅田さんのご自宅で、岩間さんを交えてカップのデザイン打合せをさせて頂いた時以来になります。


カフェmoiがオープンした時にはまだ梅田さんはフィンランドにいらしたので、オープンしてからも3人で顔を合わせたことはありませんでした。moiではそんな不思議なご縁でつながった人たちが、引き寄せられるように集まってできた居場所でもあったんですね。

またそんな特別感のある空間と岩間さんのお人柄もあり、カフェmoiは開店以来多くのお客さんにとって、単にコーヒーを呑むカフェ以上の居場所であり、大切なサードプレイスであり続けてきたのだと思います。


トークの進行は牟田都子さんが務めて下さいました。牟田さんは、本業は本の校正を行う校正者で、フジテレビの「セブンルール」という番組でも登場されていましたが、そこでもカフェmoiでコーヒーを飲む姿がちらりと登場していたほどの筋金入りの常連さん。(拙いトークを校正されるかと思いましたが、幸いそれは大丈夫でした笑)

トークは開店当時のエピソードやデザイン&設計秘話にはじまり、常連さんの行動あるあるのようなものでも盛り上がり、客席側のお客さんからもフランクに思い出話やコメントが飛び交い、終始アットホームで笑いの絶えないあっという間の2時間でした。

私は岩間さんから、おいしくコーヒーを淹れるためのコツのようなものも伝授してもらい、こちらもとても嬉しかったです。




終盤には岩間さんも涙腺が緩む場面もあったり、常連さんやカフェスタッフさんからのサプライズのプレゼントもありました。温かなファンに囲まれて、岩間さんもとっても幸せそうでした。

今後はお店という枠組みを離れて、個人として様々な活動をはじめてゆくということで、前向きで野心的な取り組みの予定について教えて下さいました。終始一貫しているのは「居場所づくり」。これからも”moi”という屋号で様々な活動をしてゆくそうです。

みなさん、お疲れさまでした。楽しかったですね。
そして岩間さん、17年間お疲れさまでした!

※カフェmoiは、10月7日(月)までは通常営業を続けるとのこと。その後も不定期では営業されるとのことでした。最新情報はこちらのページか、ツイッターなどでチェックをしてみて下さい。 http://moicafe.hatenablog.com/


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sekimoto

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吉祥寺のカフェモイが閉店する。
ひと月ほど前にご連絡を頂きひどくショックを受けた。

カフェモイは私がフィンランド留学中に現オーナーの岩間さんから設計依頼を受けた、私にとって初めての仕事だった。岩間さんもその時点では会社員だった。

モイの仕事があったから私は帰国したし、迷わず独立できた。そしてわずか6坪のお店の設計から私のキャリアは始まった。

お店のロゴは私が作った。アールトチェアは幼馴染の山口太郎くんに輸入してもらった。(彼はそれをきっかけに北欧家具taloを立ち上げた)

カップ&ソーサーは、フィンランド時代の友人梅田弘樹さんにオリジナルで作ってもらった。お店の照明計画は、奥さんの梅田かおりさんが手がけた。写真は根津修平くんが担当し、遠藤悦郎さんが初期のサイトを作ってくれた。すべてフィンランドつながりのチームだった。

2002年にカフェモイは荻窪にオープンした。

しかし私には仕事がなく、お店に行くとお店にも客の姿がなかった。お店で岩間さんとおしゃべりしていても、誰にも気兼ねする必要がなかった。お店は大丈夫なのか心配だったが、私も人のことを心配している場合ではなかった。

私が忙しくなり始めた頃、カフェモイも北欧通の間では知られたお店になった。週末には行列ができるようになった。カフェモイを気に入って、設計を依頼くださる人もいた。岩間さんも来店された客にリオタデザインの宣伝をして下さっていた。

2007年に事務所を志木に移すと、カフェモイも吉祥寺に移転した。お店はやはり私が設計した。カフェモイのある通りには北欧系のお店が集まり、「北欧通り」と呼ばれた。雑誌にも取り上げられ、週末は中に入れないことも多かった。

年末には家族で「moi納め」と称して店に訪れた。息子は物心ついた頃からのカフェモイの常連だ。私もトークカフェとして、もう何回もこのお店で北欧の話をした。そこで知り合った若者がスタッフにもなった。

岩間さんに会うまで、私はコーヒーをおいしいと思ったことがなかった。開店前に岩間さんのお宅でご馳走になったコーヒーの味を私は一生忘れない。

閉店の知らせをもらった直後にお店に足を運ぶと、お盆でシャッターを閉めた通りの影響からか、お店にはお客さんの姿がなかった。そんなお店の姿は珍しかった。

いつもは混んでいるので控えていたけれど、客のいないお店で荻窪の時みたいに岩間さんとおしゃべりをした。17年ぶりだった。奇跡のような時間だった。

カフェモイは、昨晩オフィシャルに閉店のお知らせを出した。本日以降、カフェモイは閉店を惜しむお客さんで溢れるのだろう。次に誰もいないカフェモイを見る日には、おそらくいつものコーヒーの香りはそこにはない。


岩間さんお疲れ様でした。活動の次なる展開に期待します!
モイの空間を愛して下さった皆さま、17年間ありがとうございました。

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『moi(カフェモイ)閉店と今後の展開についてのご報告』
http://moicafe.hatenablog.com/entry/2019/09/06/190000

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朝は徳島のアアルトコーヒーさんから取り寄せた深煎りのアルヴァブレンドからはじまる。こんなことを書くと、どんだけアアルトが好きなんだと思われそうだけれど、そうではなく普通に一番美味しいと思うから。もうちょっと言うと、私が一番おいしいと思うカフェモイの岩間さんが淹れてくれるコーヒーがここの豆だという理由もある。

アアルトコーヒーの庄野さんの著書に、オリジナルで作ったコーヒー缶の話が出てくる。私はこのエピソードが好きだ。昔お鍋を抱えて豆腐を買いに行ったように、コーヒー缶を持ってコーヒー豆を買いに来てもらいたい。そんな思いから、イラストレーターの佐々木美穂さんにデザインしてもらい「世界一格好の良い」コーヒー缶を作ったのだそうだ。

コーヒー豆をどう保管するかという話で、私は以前何かで読んだ「豆は冷凍保存に限る」を頑なに信じてその都度冷凍庫にしまっていたが、庄野さん曰く「常温で全然いい」そうで、あれはなんだったんだと思った。

そこでこのコーヒー缶をあらためて手に入れることになった。いつものように、アルヴァブレンドと一緒に注文してようやく手元に届いた。深いコーヒー色の光沢のある缶に、佐々木さんの愛らしいイラストが目を惹く。茶葉を入れる缶と同様に、内蓋が付いている。


豆の袋を開封すると、部屋中にしあわせな香りが充満する。奥さんが部屋に入るなり「いい匂い!」と声を上げる。豆をコーヒー缶に移す。瓶と違って缶だから紫外線の影響も受けない。密閉性も高いから香りも逃げない。深煎りならではの、脂の乗った香ばしい豆の表情が愛おしい。

最後に、庄野さんがなぜ自らのロースターにアアルトの名前を付したのかというエピソードについて。実は別に北欧が好きでもアアルトが好きだったわけでもなかったそう。幼い娘さんを、たまたま気に入って買ったアアルトの椅子に座らせたら泣き止んで笑顔になった。「それはアアルトに魔法をかけられた瞬間だった」詳しくは庄野さんの著書をお読みください。

aalto coffee
>>http://www.aaltocoffee.com

たぶん彼女は豆を挽く(庄野雄治著)
>>Amazon


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sekimoto

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お気に入りのグリーンショップの一つである、オザキフラワーパークさんの毎年恒例、会員限定の全品2割引セールがはじまっています(18日まで)。

オザキフラワーパーク
https://ozaki-flowerpark.co.jp/

このセールは、観葉植物から鉢からお店の全てのものが対象となるので、これを機に会員(入会金500円)になっても充分に元が取れます。


我が家のリビングのモンステラの鉢(上の写真)も根がパンパンで、そろそろ鉢を替えないとと思っていたので、これを機に新しい鉢を探しに行くことにしました。オザキは大型の鉢の品揃えも豊富です。上の写真の鉢もオザキで買いました。

ひとまわり大きな鉢を買って植え替えをするのですが、いつもここからが一苦労。小さな鉢にびっしり根が回ってしまうとまず抜けないのです汗。今の鉢も気に入っていた鉢なので、上手く抜けたら別の植物を入れたかったのですが…やはりだめみたいです。植物を傷めてしまったら本末転倒なので、仕方なく鉢を割ることにしました。

割ってみたら…


すごっ!これは抜けないはずです汗

このモンステラは小さな鉢で買ってきて、その都度かなり余裕を持った鉢サイズに替えてきたのですが、わずか1年ちょっとでこの異常な育ち方。よほど我が家の窓辺と相性が良いようです。

新しい鉢に替えるとこんな感じ。


これ以上育つと、次は最大サイズの鉢を買わないといけなくなるかもしれません。もう少しゆっくり育ってくれよ…。


さて我が家も鉢だらけですので、なかなか新しい植物は買えないのですが、やはりお店に行くといろいろ欲しくなってしまいます。

そんな私にとってグリーン欲を満たすささやかな方法が「ワンコイン観葉植物」です。

化粧鉢に入って売っている1000円以上するようなものではなく、黒いビニール鉢に入って売っている380~480円くらいで売っている苗があるのですが、私はあれが大好きで、びびっとくる鉢があるとお気に入りの鉢に入れ替えて窓辺に置いたり、庭の寄せ植え鉢に入れたりします。

ちょうど部屋の小さな鉢の植物が枯れてしまったので、入れ替えを兼ねてこちらもいくつか買って帰りました。

【アイビー(ヘデラ・レディケイ)】↓



【シュガーバイン】↓



【アスパラガス】↓


特に最後のアスパラガスにはびっくりでした。こんな葉っぱなんですね。いわゆる食用のアスパラガスとは別の品種らしいのですが、この繊細な樹形とアスパラガスという名前のギャップにインパクトがあってつい買ってしまいました。

前述のように、どれもワンコイン(500円以内)で買えるものばかりです。今回は2割引でしたので、なんとすべて400円以下です笑

あ、もちろん鉢は別ですよ。このワンコイン観葉植物を楽しむコツは、植物は安くても鉢はしっかり吟味することです。安くあげようと思って、ホームセンターに売っているようなプラ鉢は避けましょう。家庭料理も器や盛り付けで2割くらい美味しそうに見えますよね。1000~1500円クラスの鉢でもデザイン的に優れたものは多いです。

オザキにはデザイン鉢も豊富なのですが、私は鉢売り場ではなくあえて植物売り場に置いてある鉢を掘り出し物的に探します。こちらの方が個性的で面白い鉢が多いです。

前述のモンステラの鉢は、¥3,240→¥2,592(2割引)でした。安い!交換の利かない大型鉢はこういう機会に購入することをお勧めします。