12. 04 / 01

弓道場

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sekimoto

category
> 弓道
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この週末は土日とも珍しく仕事も入らず,怒濤だった先週は結局一度も行けなかった弓道場にも足を運ぶことができた.

昨日とはうって変わっての晴天.それとは裏腹にまだ身が引き締まるような風が道場の中にも吹き込んでくる.この感じが結構好きだ.弓道場にはいつも密かな静けさがあって,的を前に大きく息を吸い込むと体の中の毒気が一気に抜けてゆくような気がする.

2時間も引いていると,もう弓を押す左手が動かなくなってしまい,とにかく練習不足・・.けれども練習後の爽快感には,仕事を離れて打ち込めるものがあることへの有難みを感じる.また仕事の合間を縫って来ます!

12. 03 / 30

モノコト更新

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sekimoto

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> はまりもの
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久しぶりに[モノコト]にアップしました.今回は木製の名刺入れです.
手の中にしっくり馴染みます.

こちらよりご覧下さい.
>> モノコト|木製名刺入れ

12. 03 / 28

作品写真追加

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sekimoto

category
> 仕事
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作品ページに写真を追加しました.どうかご覧下さい.

[オープンテラスの家] OF邸全面改装・2011
https://www.riotadesign.com/works/11_openterrace/
[crann] カフェ・2012
https://www.riotadesign.com/works/12_crann/

オープンテラスの家の写真は,今回は写真家の新澤一平さんに撮影をお願いしました.
美しい写真をどうもありがとうございます!お施主さんも美しく暮らして下さっていて嬉しかったです.

日曜日にオープンハウスを開催した「川風の家」の,昨日は引渡しがありました.今日は今頃お引越しをされている頃でしょうか.

この仕事は,もともとうちの子とお施主さんの息子さんが幼稚園の同級生で,通称”問題児2人”を子に持つ親同志が結束したところから話がはじまりました.
というのは冗談ですが笑,私にとっても地元で,面識のある方の住宅を設計するというのはとても楽しみで,実際お施主さんのお人柄もあり,スタッフ共々最後までそのプロセスを楽しく堪能させて頂いたお仕事でもありました.

今回の仕事で強く感じたことが二つあります.

ひとつは「素材」について.
素材と言っても仕上げのことではありません.敷地が置かれている状況や地域性,近所の人達との目に見えないつながり,そしてお施主さんの持つ個性や世界観のようなもの.それらをひとまとめにして「素材」と呼ぶならば,我々はそれらを使って料理する料理人であり,素材が良ければ良いほど,そこには余計な味付けはいらないのだということを今回は強く感じました.

我々の設計の特徴でもある「余計な線は省き,シンプルに構成する」というアプローチも,言い換えれば素材に軽く塩を振っただけで出しているにすぎないのかもしれません.しかし素材に対していかに謙虚でいられるかということは,建築を作る上ではとても大切なことのように思います.

もう一つは「波紋」ということについて.
今回のオープンハウスでは,何人かの人に「近所の人たちは,みんなこういう家に住みたいと思うんじゃない?」と言われました.私もそうあってほしいと思いますが,実際一件の住宅が地域に及ぼす影響というものは計り知れないものがあると思います.

一つの小住宅を建てるという行為は,例えると水面にひとつの小石を放るような行為かもしれません.そこに生じた波紋やさざ波は,やがてその地域を意識/無意識にかかわらず包みこんでゆくことになります.我々はそうした波紋が跳ね返ってできた複雑なさざ波の重なりを受け止められる存在でありたいと思います.

街並みに放られた”小石”による「ハウスメーカーじゃない家」という波紋が,やがて「じゃあ,うちも」になっていったら街は少しずつ変わってゆきます.我々建築家が真にやらなくてはいけない仕事はそこにあるのだと思います.

以下は25日のオープンハウスの様子.この日も沢山の人たちが足を運んでくださいました.最後は我々の家族,スタッフにご主人が手料理を振る舞ってくださり,楽しい宴となりました.最後まで我々の設計に理解と共感を示してくださったお施主さんには,感謝の気持ちでいっぱいです.最後までありがとうございました.



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sekimoto

category
> 建築・デザイン
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デザイナーの坂啓典さんに出会ったのは,今から10年くらい前の雑誌社主催のとある会合でのことだった.

坂さんの名刺の肩書きには「ペーパーエンジニア」と書いてあって,これはどういう仕事かと尋ねたら,いわゆる雑誌の付録などについているペーパークラフトを作る仕事なのだと話してくれた.そんなジャンルの仕事があったことにまず驚き,また興味を持った.

坂さんはグラフィックデザイナーにして,無類の北欧好き.そして家具・建築好きだったことから僕ともすっかり意気投合し,勢いから当時設計していたILMAという住宅のペーパークラフトを作って欲しいとお願いしたら,しっかりと応えて作って下さった.それが上の写真.リクエストはしなかったのに,ちゃんと施主の愛車だったミニまで再現してくれているところが,なんとも坂さんらしい.

そんな坂さんが,久しぶりに家具のペーパークラフトを担当したということで,掲載誌をわざわざ送って下さった.エル・デコ最新号の巻末にプルーヴェのアームチェア「Cite Armchair」.坂さんらしい美しいレイアウトと色使いのペーパークラフトで,折角送って下さったもののもったいなくて未だに切り取れずにいる.

ちなみに先のILMAのペーパークラフトは,当時100枚くらい刷っていろんな人にあげていたらほとんど無くなってしまった.これをお蔵入りさせておくのはもったいないので,これを期に急遽増刷で印刷にかけることにした(刷り上がったら,ご希望の方には無償でお譲りします!).

坂啓典さんの仕事はこちらから.>>図工室