
フィンランド時代からの友人デザイナーである梅田弘樹さんがテレビに出るというので、少し前から仲間内で話題になっていたのだけれど、とうとう「梅田弘樹、新聞に載る」である。今晩のオンエアです。(BSプレミアム23:15〜)
梅田さんは、一昨年クローズした吉祥寺のカフェmoiのオリジナルカップ&ソーサーもデザインして下さったプロダクトデザイナー、今ミシン男子そして大学教授という異色の経歴のヒト。楽しみです!

ラピンクルタ、フィンランドのビール。妻が飯能のムーミンバレーパークで買ってきた。この感激をどう言えば伝わるだろう。
確か前行った時はなかった。ラピンクルタがあればいいのに、と思った記憶がある。お店に輸入ビールコーナーがあると、いつも無意識にラピンを探してしまう。国内でこのビールが手に入ること自体がとっても貴重なのだ。
味は普通。コクがあまりなくてサッパリしている。もっとおいしくなるちょっと手前で止めちゃったような味。
でもお金のなかった留学時代、ビールといえばラピンクルタだった。久しぶりに呑んだら一瞬でフラッシュバックした。そうそう、確かにこんな味だった。ほろ苦い青春の味。なんか、涙出そう、、

イラストレーターの益田ミリさんによるフィンランド旅行のエッセイ。益田さんの文章は、とりたてて何が起こるわけでもなく、ウンチクや教訓めいたことがあるわけでもなく、とにかく淡々と日常が進むのが良い。
このフィンランド旅行記も、オーロラやムーミンを見に行くわけでもなく、ただヘルシンキ市内のカフェに足を運び、地下のスーパーを物色し、美術館に足を運んだことを淡々と書いているだけなのに、どうしてこんなに楽しいのだろう。タイトルの「考えごとしたい」についても、たまに思い出したように考えごとをするものの、何を考えたのかは書かれていない。
毎年足を運んでいるというのに、ヘルシンキにしか行かない。アールトアトリエやレイヴィスカの教会にも足を運んだようだ。この人は本当にフィンランドが好きなんだと思う。この年明け、ゆるくステイホームしながら読むのにぴったりな本。

カールハンセン&サンがモーエンス・コッホの名作椅子MK99200(フォールディングチェア)をライセンスの関係で9月以降販売しなくなるという友人建築家の小谷和也さんのSNS投稿を見たのが8月中旬のこと。
私の中の「いつか欲しいものリスト」に入っていたこの椅子を、こんなにあっけなく買う日が来ようとは。投稿見てから注文までわずか30秒。そこから待ち続けて4ヶ月、よりによってクリスマスの日に届くなんて。やるじゃん、カールハンセン&サン!こちらも嬉しいクリスマスプレゼントになりました。
残念ながらこの椅子は、新品は多分しばらく手に入りません。今年一の買い物になりました。こたにい、ありがとう!


学生向けの情報サイトである「ルフタ」さんに、「旅の追憶」という連載があります。今月は私が執筆させて頂きました。私のルーツともいえる北欧、そしてアールトの建築についてです。
ご興味ある方は是非お読み下さい!
■ルフタ 「旅の追憶」
建築家がすすめる見に行ってほしい建築 02|関本竜太
https://luchta.jp/serialization/tuioku/02
