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sekimoto

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2日間にわたるS/Yオープンハウスを終えました。多くの方にお越し頂きありがとうございました。

わずか25坪の店舗併用住宅の計画でしたが5年越しのプロジェクトとなり、建て主さんの夢に伴走した5年間でした。

開業するヘアサロンのスタイリストさんは、私の髪を6年以上切って下さっている方で、予算の問題もあって一度は頓挫しかけた計画でしたが、そこからアラウンドアーキテクチャさんや、松本建設さん、照明計画の吉澤麻由香さん、造園の小林賢二さん、店舗グラフィックにあたっては鈴木一太郎さんといった一流のスペシャリスト達の力を借りて、驚異的なローコストでようやくここまで辿り着くことができました。

人こそが財産。どこにお金をかけるって、そこしかないと思うんですね。我々は物を売る仕事ではありません。クリエイティブの力って、集まると時にすごい力を持つんです。それこそが人間力なんだと思います。

みんなで力を合わせて作りあげた建築、大きな勇気を頂けたプロジェクトです。関わって下さった皆様、そして建て主のSさん夫婦との出会いに心から感謝致します。ありがとうございました!






小さなヘアサロンを併設した店舗併用住宅が竣工します。

道路に向かって大小ふたつの家が肩を並べるように建ち、大きな家が住宅、小さな家がヘアサロンになっています。住宅とヘアサロンのあいだには小さな中庭を設け、それぞれの領域のバッファーにすると同時に、緑をまちにもこぼすような構成としています。

昨今の建設費の高騰は、建て主さんにとってもかつてのようなご予算では家が建てられず、家づくりには大きな逆風になっている実情があります。

本計画のはじまりは2020年にまで遡ります。ご予算の壁に断念しかけたこともありましたが、土地探しから伴走し、紆余屈折を経てようやく実現にこぎ着けました。

竣工を迎えるにあたり、オープンハウス(内覧会)を開催させて頂きます。建築関係者、一般の方、家づくり検討中の方などどなたでもご見学頂けます!


[S/Y]オープンハウス

2025年
3月1日(土) 10:00~16:00
3月2日(日) 10:00~16:00


敷地面積:107.20m2/32.42坪
延床面積:84.74m2/25.63坪/住宅部:約20坪・店舗部:約5坪
場所:埼玉県入間市
最寄駅:西武池袋線「元加治」駅より徒歩15分

見学希望の方は、メールよりご連絡下さい。折り返しご案内をお送りします。
info@riotadesign.com

皆さまのお越しをお待ちしております!





飯塚豊さんの第7期工務店設計塾。今日は実作見学会がありました。30名ほどの塾生を、朝からリオタデザイン設計の「越屋根の家」「自邸OPENFLAT」をご案内、その後飯塚豊さんの浦和S邸へと足を伸ばしました。

各回45分の見学時間を駆け足でご紹介。もう少しじっくり見て頂きたいところもありましたが、それはまたの機会ですね。

3件目の飯塚さんの住宅はあまり知られていない住宅かもしれないのですが、2006年の竣工とのことで飯塚さんにとって独立後3件目の家とのこと。しかしこれがとても良かったのです。過去私が見た飯塚さんの住宅の中で、もしかしたら一番心を掴まれた住宅かもしれません。

、、なんて書くと怒られちゃうかもしれませんが、実のところ今日ご案内した「自邸OPENFLAT」も2007年の竣工ながら、私の住宅で一番良いとおっしゃる方も少なくなかったりします。

なんでなんでしょうね。今の方がお互い脂が乗っていて絶対的に質の高い設計をしているはずなのに。

ひとって何度も同じ納まりや素材を使っていると慣れてくるというか、洗練する一方で緊張感が抜けてくるんでしょうか。惰性とは言わないまでも既視感があったり、本人も楽にコントロールしている感じがあったり。

でも駆け出しの頃って必死なんですよね。ハンドル握る手にも汗びっしょりみたいな。

危ない危ない!って傍目にはハラハラするんだけど、本人は必死だから結果的に綱渡りを渡りきれちゃう。でも渡り終わって後ろ振り向いたら、ゾッとしてもう二度と渡れなくなるみたいな。

飯塚さんの住宅は、飯塚さんのような大ベテランでも、駆け出しの頃があったんだという初々しさとポテンシャルの高さが感じられて、とても貴重なものを見せて頂いたような気がします。

そういう意味では、私の自邸と最新作の越屋根の家も、リオタデザインのビフォーアフターみたいで、今日の参加者も貴重なタイムトラベルをされたのではないでしょうか?

参加者の皆さん、大変お疲れさまでした!充実した一日でした。新建新聞社の皆様も段取り大変ご苦労さまでした。




森田アルミ工業のサイトnoizlessで、「巣の家」を取材頂きました。

リオタデザインの建築パーツのこだわりを語るというものです。うちの定番アイテムをいろいろ紹介して頂いています。こんなに手の内をあかして大丈夫なの?と心配されていますが、たぶん大丈夫です!!

※追記(1月23日)後編も公開されましたので、以下にリンクを追加しました

◼️パーツ探訪「関本竜太さんに訊く、モノを選ぶことは設計者の職能」【前編】
https://noizless.jp/blogs/know-our-building-materials/20250116

◼️パーツ探訪「関本竜太さんに訊く、モノを選ぶことは設計者の職能」【後編】
https://noizless.jp/blogs/know-our-building-materials/20250123

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新年あけましておめでとうございます!
今年は年賀状にかえて、こちらより新年のご挨拶をさせて頂きます。

暮れに少し書きましたが、昨年は私にとっては12年に一度の乱気の年でした。今年は裏運気の年。けして良くはありませんが、昨年厄落としをした私にとっては、ある意味災害復興のような年のはじまりと言えそうです。

今年は昨年リリースをしたオリジナルスツールのmuniについて、もう少しテコ入れをしてブランドを育てていこうと思っています。すでにいくつかの種を蒔いているので、それがどんな芽をつけるのか楽しみです。大した宣伝もしていないのに、昨年だけで10脚以上売れたので、今年はその倍は売れるといいなと思っています。

本業の住宅設計では、昨年は世間の相場感を越える物価高騰に、ことごとく相談案件が流れるという“津波被害”を受けましたが、壊滅的被害の中からも立ち上がる人たちのように、昨年の暮れぐらいから感じている新傾向に感性を研ぎ澄ませていこうと思っています。

本業以外の社会活動については、JIA日本建築家協会・関東甲信越支部で務めている支部広報委員会の副委員長と会報誌Bulletin編集長の任も、あと数ヶ月ほどで荷を下ろすことができそうです。

住宅部会における事務局と会計職はもう少し続きそう、、。それとは別に部会で主査を務める「あれ」は、いよいよこの秋に5年ぶりの復活となりそうです。関係者はどうかお楽しみに!

JIAではもうこれ以上仕事は増やさない!と固く誓っていたというのに、JIA建築家大会2025千葉の広報もお手伝いすることになり(誰もやらないと自分からやる!と言ってしまう私の悪い癖、、)こちらはまたしても首が締まりそうです。

もう一つのSADI北欧建築・デザイン協会では、企画副委員長と事務局アドバイザーのお役目に加えて、今年はもっと大きな荷を背負うことになりそうです。ここまでくると、もうどうにでもなれ!という気分ですが、やるからには責任を持ってやり抜きたいと思います。

また今年は飯塚豊さんの工務店設計塾第7期の講師も通しで務めさせて頂くことになっています。これほど詰め詰めのスケジュールなのに、まだ入るんだというのは自分でもびっくりです。これも走り抜けるしかありません!

残るわずかな隙間にも、今年もどんどん何かが入ってくるのでしょうね、、。


このお正月は、そんなウクライナ戦争のような日々に訪れた、束の間の休戦協定のような時間を過ごしています。

毎年家族で同じ地元の神社に初詣に行くのですが、息子の無邪気な笑顔に癒され、平和っていいなってあらためて思いました笑。

今年も皆様にとって平和で幸せな一年でありますように!