20. 04 / 30

上棟

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sekimoto

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何かがはじまるって、やっぱり嬉しい。
とても嬉しい。

この週末は連日の設計打ち合わせ。しかしこのコロナ禍のなか建主さんのご不安を少しでも取り除くため、我々も可能な限りの対応を考えています。

昨日は基本設計を進める建主さんと、ZOOMを使ったオンライン設計打合わせ。事前に資料を作り、本書を郵送した上で、当日はPC上で図面や書類を画面共有して打合せました。

担当スタッフも自宅からリモート同席。事前の準備は大変なのですが、コミュニケーションはいつも通りにできたような気がします。少しずつ改善して、もう少しスマートにしたいです。

そして今日はもう1組の建主さんとも打合わせ。こちらは密室を避けて、この季節限定の中庭打合せにしてみました。こちらも事務所に庭のあるリオタデザインならではの打合わせスタイルです。

ご来社のご主人と、在宅の奥様とはZOOMを繋いで。ローテクなんだかハイテクなんだか…。

毎回趣向を凝らしてこちらも楽しみながらも、これまでの何事もなかったビフォーコロナの日々を、つい遠い目で思い返してしまいます。

20. 04 / 22

二度見した

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sekimoto

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> 仕事
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今朝、新聞の折り込みチラシを思わず二度見した。「21周年フェア」「大歓迎です!」「みんな一緒に♪」の煽り文句が並ぶ、TVCMでもお馴染みの、某大手ハウスメーカーさんのチラシだった。

何かの間違いじゃないかと思って何度も見直した。驚くべきことに、チラシにはどこにも「コロナ」の文字がなかった。まるで「え、コロナってなんですか?」とでも言っているかのようだ。

これ確信犯だとしたら、ある意味すごい勇気だと思うし、それが何か強い信念に基づくものだとしたら話を聞いてみたい。この突き抜け方はハンパない。

あるいは、もしかしたらこの企業のお偉いさんはここ2ヶ月くらいニュースを見ていないのかもしれない。だとしたら社員に責任がある。お願い、誰か教えてあげて!

大手ハウスメーカーさんにとって、GWは決算を分ける重要な書き入れ時だ。例年この時期、住宅展示場はどこもお祭り騒ぎとなる。ところがこのコロナの影響で、緊急事態宣言が続く5月6日まではハウスメーカーはアクセルとブレーキを両方踏みこむような難しい判断を迫られることになる。

大手ハウスメーカー各社のサイトを覗くと、Web相談と予約制での展示場案内という”蛇のなま殺し”状態。これは大いに同情に値する。

ところが、このハウスメーカーさんのサイトを覗くと、これまたトップページにも「コロナ」の言葉は見当たらない。唯一あるのは昨年10月の「台風19号により被害を受けられた皆さまに」という神妙なコメントと、全国の店舗でGWに「21周年フェア」を一斉開催します!というやる気満々なメッセージだけだ。

やっぱりそうだ。
お願い、誰か教えてあげて!

コロナの終息はまだ見えず、このGWも行楽にも出かけられない状況ですよね。ただ外出や人との接触は自粛したとしても、家づくりまでも自粛しなくてはいけないわけではありません。

以前ブログにも書きましたが、家づくりは土地探しも含めた準備期間により多くの時間と思考を要するものです。近い将来に我が家を建てたいという方は、今この時期に粛々と準備を進めることをお勧めします。

今日はそんな建て主さんとの初めての面談がありました。最初は換気を十分にして事務所での面談を予定していたのですが、不安があるため急遽オンラインにて行うこととなりました。

使用したのはZOOMというビデオミーティングアプリで、PCやスマホにも無料でダウンロードが出来ます。

ZOOM
https://zoom.us/jp-jp/meetings.html


建て主さんとの面談をオンラインでやったのは今日が初めてだったのですが、いろいろと気づきもありました。

■ 事務所のミーティングデスクでやると、いつも向かいに座る建て主さんの顔がモニタの中にあるだけで、あとは思ったほど違和感はなく、いつも通りの会話が出来た。

■ 画面共有で、パソコン上のPDFファイルなどをマウスポインターで示しながら説明が出来るので、これもデスク上の書類を指で示しながら説明する感覚に近く、ほぼ違和感はなかった。

■ ただし、建て主さん側はスマホなど小さい端末だと見づらいため、できればカメラ付きのノートPCかiPadなどの端末があると望ましい。

■ 小さいお子さんがいる場合、家で遊ばせながら(脇で授乳しながら)話が聞けるので、建て主さんも気を使わなくて済む。

■ 対面だと話が脱線してつい長くなってしまうところ(それが楽しくもあるのですが笑)、オンラインだと90分程度で効率的に終わる。(いつもは2時間~コース)

今日の建て主さんは小さなお子さんがいる方でしたので、なかなかご好評でした。


一方では、仕上げの打合せなどになるとサンプルを触ったり、微妙な色味を見て頂くためオンラインだと難しかったり、実施設計の打合せになると膨大な情報量を扱うので、やはりオンラインだとちょっとしんどいかもしれません。

今回のように初めての面談や、基本設計のちょっとした意思共有の打合せなど、軽めの打合せの場合は全然ありだと思います。ふだん敷居が高いと思われている設計事務所ですが、ワンクリックで相談できるとしたらハードルも下がりますしね。笑

それでも対面がベストであることには違いないですよ!やっぱりちょっとした無駄話の中に重要な設計のヒントが隠されていますので。進行中の建て主さんとは、対面での打合せも並行して行って参ります。

ともあれ、コロナで外出自粛中でも、リオタデザインはオンライン対応もしています。ご希望の方は是非お問い合わせ下さい!

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顔をぼかしていますが、こんな感じで相手とビデオ通話でご相談もお受けしています。

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sekimoto

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> 仕事
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昨日は「呑川の家」の引渡しでした。

「呑川の家」は延べで26坪(ロフト含まず)ほどの小住宅でしたが、このくらいの規模の住宅は小さいスペースに密度を込めて設計する我々とは相性が良く、今回も我々も納得のゆく仕事になったように思います。

建て主さんは、ちょうど竣工間際にご出産があり、それに加えてこのコロナの影響もあったりで、終盤は現場になかなか足を運べませんでした。そのかわりに我々が目となり足となり、メールや動画などで現場状況を共有しながら、家具等の選定や搬入、造園までスムーズに進めることが出来ました。

最後まで我々を信頼して判断を委ねて下さった建て主さんには感謝しかありません。とてもセンスの良いご夫婦で、我々もとても設計を進めやすかったです。


建て主さんは、設計当初から「緑の家にしたい」とおっしゃっていました。土地も小さく、庭も広く作ることは叶いませんでしたが、所々のスペースには造園家とも相談して効果的に緑を配置してゆきました。

室内のグリーンはすべて私がコーディネートを担当し、グリーンショップなどに何度も足を運んで買い集めました。少しは「緑の家」らしくなったかな?



施主検査時もご主人のみだったため、奥様には引渡し当日に初めて完成した姿を見て頂きました。大変喜んで頂けて我々も胸をなで下ろしました。

施工にあたりましては、今回で3件目の施工となる大和工務店さんに、多大なお力添えを頂きました。大工さんの神施工ぶりも今回も素晴らしかったです。お披露目のオープンハウスを大々的にできなかったことだけが悔やまれます。

また生活が落ち着いた頃に、その空間の魅力を余すところなく写真に残したいと思います。建て主のSさん、どうか末永くお幸せに!大変お世話になりました。そしてありがとうございました!!

PS
コロナの影響で納品が遅れていたトイレがぎりぎりで付きました。間に合った~!笑