小さなヘアサロンを併設した店舗併用住宅が竣工します。

道路に向かって大小ふたつの家が肩を並べるように建ち、大きな家が住宅、小さな家がヘアサロンになっています。住宅とヘアサロンのあいだには小さな中庭を設け、それぞれの領域のバッファーにすると同時に、緑をまちにもこぼすような構成としています。

昨今の建設費の高騰は、建て主さんにとってもかつてのようなご予算では家が建てられず、家づくりには大きな逆風になっている実情があります。

本計画のはじまりは2020年にまで遡ります。ご予算の壁に断念しかけたこともありましたが、土地探しから伴走し、紆余屈折を経てようやく実現にこぎ着けました。

竣工を迎えるにあたり、オープンハウス(内覧会)を開催させて頂きます。建築関係者、一般の方、家づくり検討中の方などどなたでもご見学頂けます!


[S/Y]オープンハウス

2025年
3月1日(土) 10:00~16:00
3月2日(日) 10:00~16:00


敷地面積:107.20m2/32.42坪
延床面積:84.74m2/25.63坪/住宅部:約20坪・店舗部:約5坪
場所:埼玉県入間市
最寄駅:西武池袋線「元加治」駅より徒歩15分

見学希望の方は、メールよりご連絡下さい。折り返しご案内をお送りします。
info@riotadesign.com

皆さまのお越しをお待ちしております!




24. 12 / 15

柴くんの自邸

author
sekimoto

category
> OPENHOUSE
> STAFF



アキミチデザインの柴秋路くんの自邸が竣工したとのことで、内覧にお邪魔してきた。柴くんはリオタデザインの元スタッフで、うちに入社したのは今から16年くらい前のことだ。もともとは私が設計したカフェmoiの常連さんで、カフェのオーナーから紹介された当時、彼はまだ専門学校の学生だった。

いわゆる建築学科を出ていない彼は、私の事務所に入るまでに、そして独立するまでにも紆余屈折があった。詳細は省くが人一倍苦労していることは確かだ。苦労は人を育て、そして設計に深みを与える。

独立初期こそリオタデザインの呪縛を抱えているように感じたものの、彼はそこからすぐに抜け出し、独自の世界を作るようになっていった。

彼の住宅にあるのは陰の存在だ。それは光と影という意味の陰ではなく、どこか心の奥底にある陰のようなもの。それが彼の設計には滲み出てくる。

この自邸においても、そんな彼の設計にかける情念のようなものが強く感じられた。それは人間の持つ執着や業のようなものとでもいおうか、割り切れない迷いが随所にあった。それがとても良かった。

私は裏表のないような人間を信用しない。そして論理だけでつくられた住まいにもまた魅力を感じない。それがいくら斬新であり、あるいは性能の裏付けがあったとしてもだ。住まいは人間が隠し持つ陰があらわれる場所であり、それを受け容れる場所であってほしいと思う。

たまたま居合わせた友人建築家が、彼は本当に私の事務所にいたのか?と尋ねた。たぶん、いたと思う。今の彼は私には作れない空間を作るようになった。それがただ嬉しい。

柴くん、おめでとう。
スタート地点に立ちましたね!

akimichi design
https://akimichi-design.com/







昨日は秋晴れの中、成瀬猪熊事務所の集合住宅「風の道テラス」のオープンハウスへ。地勢を読み、南北に抜けるスリット(切り通し)を何本も通した複雑な構成。斜面に埋め込むように、地上に地下に何層にも重ねた住戸構成はまるで迷宮のよう。

各住戸のインフィル設計を複数の事務所で行うなど、ある意味「変数x変数」の構成は作るほうも束ねるほうも、想像を絶する大変さだと思いますが、それをまとめ切った手腕に拍手を送りたくなりました!(内部撮影不可のため外部写真のみ)


帰りは建物のすぐ斜向かいにある林芙美子記念館へ。設計は山口文象氏。前を通っただけで中を覗かずにはいられなくなるほどのオーラを放つ門構えに、我々も例外なく吸い込まれてしまいました。

山口文象氏の設計もさることながら、庭の作りや建物のプロポーション、空間構成など終始唸らされました。本当に素晴らしい邸宅で、本物の文化人の住まいだと感じました。現代は性能の時代、もう今の時代はこういう住宅は作れないのでしょうね、、。

紅葉もきれいで、オープンハウスとのセットで贅沢な時間を過ごさせて頂きました。



今日は増木工務店の高木さんの自邸オープンハウスへ。どこからどう見ても新築にしか見えませんが、実はリノベーション。築浅のハウスメーカー住宅だったご自宅を、一念発起して自然素材を使った高断熱、高耐震住宅に改修したそうです。

やっかいなのは木造三階建てであったこと。二階建てなら確認申請不要で改修ができますが(来年から法改正あり)、改修にあたっては大規模な模様替え扱いで、それはもう壮絶な申請を巡るやりとりがあったそう。(申請が下りるまで3ヶ月かかったそうです)

素材も自然素材をふんだんに使い、随所に勉強熱心な高木さんらしい設えがありましたが、最も素晴らしいと思ったのは、家が立つ地形を読み、風の流れを考慮して屋根の掛け方から換えてしまったという大胆さ。

家の建つ朝霞エリアはHMの画一的な住宅がびっしり建ち並ぶエリアです。そんな中、「人生何度でもやり直せる」とばかり、見違えるような佇まいに変えてしまった英断には拍手を送りたいと思います。完成おめでとうございます!!




昨日は三鷹市「PTS」のオープンハウスを開催しました。小さな住宅で、一日だけの開催だったこともあり少し絞った告知でしたが、多くの方に来て頂き大変ありがたかったです。

1階に個室を配して、2階に気積を大きく取ったメインルームを作るというのはここ最近のうちの定番の手法なのですが、敷地条件から毎回少しずつ異なるパターンが生まれるのも楽しく思っています。

敷地は27坪ながら、建ペイ容積は40/80%という厳しい建築条件でしたが、光の満ちたバランスの良い住空間になったように思います。小林賢二さんによる造園も、今回もとても素敵にアレンジして頂きました。お越し下さった皆様、ありがとうございました!