埼玉県内で進めてきましたTreeTerraceと名付けた住宅が今月竣工します。以下日程でオープンハウスを行いますので、もしご興味ある方は個別にご連絡ください。折り返し、詳細のご案内をお送りさせて頂きます。

TreeTerrace(S邸新築工事)

7月20日(日)10:00〜16:00
7月23日(水)11:00〜15:00

場所: 埼玉県北本市 | JR北本駅より徒歩15分

ご希望の方はこちらまでメールをお願いします
info@riotadesign.com


元伊礼智設計室にいらした福井典子さんの住宅を見に北鎌倉まで。

アーキロイドによるAI設計支援のもと、私から見るとおおよそAIとは真反対にいる(ように見える)福井さんが、彼らとどのような協働と設計の着地点を見出したのかにとても興味があった。

出来上がった空間は拍子抜けするくらいアナログで、伊礼さん譲りの丁寧なディテールの中に見え隠れする彼女らしい素材の選択や設計判断を見つける。しかし話を聞いても極めて感覚的で掴みどころがない。やっぱりAIとは対極にある人だと思う。

アーキロイドの佐々木さんとの立ち話がとても面白かった。我々は近い将来、我々の仕事はAIに取って変わられるのではと密かに危機感を感じている。しかし、その世界のトップランナーである彼の口から聞くAIの限界と人間の優位性の話には大いに勇気をもらった。

つまり何億通りもの可能性のうち、瞬時に数種類の解を掴み取るザルの網目は我々の感性そのものであり、その掬い方そのものに個性があらわれるということ。

だからこれからのAI設計支援によって最もクリエイティブな成果を出せるのは、彼女のように言語化されない自由な感性なのだろうとも思った。逆に性能など定量化された入力のもとでは、画一的な結果しか生まないこともわかった。であれば、それはじきにAIに取って変わることだろう。


今回の設計打合せをすべてVRで行ったというプロセスにも大きな可能性を感じた。それを見せてもらうのも今回の目的のひとつだった。VRゴーグルによる空間追体験は、建主だけでなく設計者にとっても設計の微修正や納まりの不具合を発見するのに大いに役立つに違いない。

あとはすべていつも通り。けして建築家はAIに脅かされることなく高いレベルで共存する。何より空間が気持ちよかった!良かった、もう少しこの仕事続けていけそうだ。


よくご質問を頂く内容があります。

これらはおそらく家を建てようという方にとって一番知りたい情報であろうと思いつつ、前提条件のないままお話しすると数字が一人歩きすることもあるので、なるべく対面でお話しするようにしているのですが、とはいえ、まずはそこが知りたい(けど聞けない!)という方が多いような気もしますので、端的にこちらにもご案内しておこうと思います。

繰り返しますが、あくまでケースバイケースですので、より具体的にご検討の際は、ご面談の際などにより詳しくお話しさせて頂きます。


■耐震性能・断熱性能(UA値)はどのくらいでしょうか?

正しいお答えとしては、「工法と予算次第でいかようにも」ということになりますが、我々が日頃設計させて頂いている住宅の平均的な性能値としては、耐震等級2~3、UA値0.43~0.49程度というのが多いです。

断熱性能は、より高価で高性能な断熱材を使ったり、付加断熱をしたり、サッシュもトリプルガラスにするなどより高性能なものを使えば0.4を切ることも可能だと思います。ただその場合は当然コストも上がります。

我々は関東の6地域といわれるエリアでの設計が多いため、コストを釣り上げずに実現できるバランスの良い性能という意味でこのようなスペックを標準にしています。一般論としては十分な性能かと思います。

耐震等級に関してはまずは3を目指しますし、3がマストだと言われればそれを前提にもしますが、それをすることで不合理な位置に壁ができたり、建て主さんが望んでいる空間とのあいだに不整合が起こることもあるので、その場合はご説明してあえて等級2で進めることもあります。

なお、性能評価申請や長期優良住宅申請などは追加費用や申請スケジュールもありますので、ご希望を頂きましたらオプションとして対応致します。

■想定しておくべき予算(坪単価)は大体どのくらいでしょうか?

弊社のHPなどに載せているここ数年の実例では、首都圏の案件ですと仮に30坪程度の新築住宅で、工事費のみで坪単価130~140万(税別)程度というのが多いです。(設備機器や最小限の外構などは含んでいますが、設計監理料や造園費用はこちらには含みません)

面積が大きかったり、建設エリア、設計仕様などによっては坪単価をもう少し抑えることができることもありますが、弊社のような設計仕様の場合既製品を並べるような家ではないので、上記を極端に下回るような価格帯は難しいかもしれません。

■スケジュールはどのくらいかかりますか?

新築の場合、最短でご相談から竣工までで約1年半ほどとお伝えしています。

スタッフがほかの案件にかかりきりの場合は、恐れ入りますが約2年ほどお時間を頂くこともあります。こちらは日々アップデートするため、都度お問い合わせ下さい。

リフォームであれば短期間でできると思われるのですが、設計作業に入れば確かに内容によっては実質の設計期間は短いこともあるのですが、そこに担当を充てられるスタッフがいない場合は、やはり新築と同様に設計にかかるまでのお時間を頂くことがあります。

ですので、中古住宅を買ったので今すぐリフォームしたい、というような場合は対応しかねることもありますので、どうか都度ご相談頂ければと思います。


我々の事務所の仕事は、実施設計と呼ばれる詳細設計により多くの時間を費やします。こちらがハウスメーカーさんや工務店さんの設計との大きな違いです。

だから結果として皆さまが望まれるような緻密な設計になるのですが、、。ここが我々の仕事の生命線ですので、どうかご理解頂けますと幸いです。

その時々で状況も変わりますので、どうかお気兼ねなくご相談ください。

author
sekimoto

category
> STAFF
> 仕事


今さら感がありますが、昨年からこの初夏にかけて新しいスタッフが立て続けに加わりました。うち河野については昨年の暮れに入社し、すでに担当案件も持っていますのでお世話になっている方もいらっしゃいますが、紹介のタイミングを逸してしまったので、最近入った𠮷岡とあわせてあらためてご紹介です。

■河野力龍(かわのちかる)

力龍と書いて「ちかる」と読みます。最初この名前で入所志望してきたときは、とってもコワモテのお兄さんを想像していましたが、その名前とは真逆の?やわらかい印象の好青年でびっくりでした。

中途採用で、弊社に来る前にはハウスメーカー(工務店)系の会社で設計を担当していたそうです。設計事務所の仕事のスタイルに戸惑いながらも必死に吸収中。そして現在は建築士試験に向けて猛勉強中!どうか温かく見守ってあげてください。

■𠮷岡紗奈(よしおかさな)

あれこの子どこかで見たことある、という方もいらっしゃるかもしれません。2年ほど前まで旧姓「橋本」で在籍していました。体調の問題から一度職を離れたのですが、体調も改善し(姓も変わり)このたび晴れて復職することになりました。

天性の明るさと頭の回転の早さは折り紙付きです。私は彼女をひそかに天才だと思っているのですが、天才であるが故の天然さ?には多少目をつぶってあげてください。愛されキャラです!(体調を考慮して、しばらくは不定期の勤務となります)

〇スタッフ紹介はこちらより
https://www.riotadesign.com/about/

一番したっぱだった佐藤くんは今ではチーフ!!
成り上がりましたね。期待通りのポテンシャルで事務所を切り盛りしてくれています。

なお昨年より産休育休を頂いていた岩田さんは、子育てに専念したいとの本人の意志により退職させて頂くことになりました。とても残念ですが、、これまでお世話になった皆さまには心より感謝申し上げます。子育てがんばってね!

新体制のリオタデザインもどうかよろしくお願いします。




埼玉県北本市で進めておりますTreeTerraceという住宅が来月竣工予定です。

対外的には、7月20日(日)と23日(水)にオープンハウスを行う予定です。詳細は後日正式リリースしますのでお待ちください。

現場は現在佳境に入りましたが、素晴らしい施工精度で順調に進んでいます。今月末に造園が入ると、外観もまた一気に様変わりすることと思います。どうかお楽しみに!