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昨日に続き,年末の現場行脚が続いています.こちらは「西荻の家」.こちらもようやく足場が外れました!穏やかな色味の左官外壁です.

・・ちょっとこぼれ話をすると,本当は一部を左官,それ以外はコストを考え吹付け仕上げにしていたのですが,現場のミス,もとい計らい?により全面左官仕上げとなりました.もともと左官仕上げを望んでおられたクライアントにとっては,ちょっと嬉しいハプニングでした.


外壁の一部には木(レッドシダー)を張っています.これも「延焼の恐れのある部分」という防火制限のかかる範囲を絶妙に避けて実現した部分でもあります.木と左官の組み合わせ,とってもイイ感じです.

こちらも中庭住宅.中庭をコの字に囲んだセミクローズドな庭が特徴です.実のところまだまだでして,足場は外れたものの,これから先も外部には様々な要素が付加されてゆきます.私としてはそれらが取り付き,最後中庭に木が植えられた状態が完成だと思っているので,これからの外観の変化も楽しみです.


内部も着々と進んでいますが,今回のハイライトの一つは浴室.クライアントのこだわりにとことんまでお付き合いしたお風呂は特別仕様.ちょっとこれまでに例のないお風呂になるかもしれません.

そのこだわりのひとつはタイル.クライアントが今回選んだのは丸タイル.・・ちょっと考えただけでタイル割りに悩まされそうですが,タイル屋さんのウデとセンスのおかげで,本当にきれいに張り上がりました.丸タイルがきらきらと鱗のようです.しかも青空の見えるトップライトまで!最後に取り付けられるシャワーにも・・乞うご期待です.



今日はクライアントと一緒に現場を拝見しましたが,クライアントからも現場が完成に向かってゆく高揚感が伝わってきました.浴室のタイルにも感激してくださり,こちらも嬉しくなりました.

正直,浴室はこの家のハイライトのごく一部に過ぎません.あちこちにあっと驚く設えを用意しています.進捗が楽しみですね!年明けからの現場からも目が離せません.

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川越で進行中の現場,FPの足場が外れました.
ギングロはよくあるのですが,黒の板金を使ったのは初めてです.クライアントも悩みに悩み,”川越らしさ”の表現として最終的にこの色を選ばれました.正解だったと思います.とても存在感があって,何か荘厳な感じすらします.

クライアントがこだわられた点がもう一つあります.それは板金が持つ”べこつき”です.ほとんどのクライアントは「なるべく”べこつき”がないように」とおっしゃいます.ところがこのクライアントたってのご希望は,「なるべく板金ならではの”べこつき感”を出して欲しい」ということでした.

今回とても腕の良い板金屋さんだったこともあり,「べこつかせてくれ」と要望を出すのがどれほどの無茶振りであったことか.悩んだ末に板金屋さんが出してくれた提案は,板金材の厚みを薄くするということでした.通常0.4mmの材を使うところを0.35mmに落とし,あとは通常通り張ってもらいました.

この板金屋さんの神業のような仕事と相まって,この表面に表出した自然な”べこつき感”.雑な仕事によるべこつきではなく,無駄のない仕事が織りなす最高の?べこつき.板金仕上げにおける,究極のツンデレ表現と名付けたいと思います.


ところでこの住宅,中庭住宅のため,外部に大きく開いた窓が少ないことが外観に不思議な印象を与えています.あともうひとつ不思議な印象を与えていることがあります.それは「低さ」です.

この住宅は最高高さが,わずか5.6mしかありません.室内の過半の天井高は建築基準法で定められた最低天井高である2.1m程度に抑えられています.2階の階高は実に2.4m.驚異的な低さです.普通の住宅なら,勾配屋根の一番低いところで最高高さが決められているようなものかもしれません.

これもローバーミニや,フィアットパンダといった小型車を愛するクライアントの美意識によるものです.かくいう私も地を這うように低い空間は好みでもあり,おのずとクライアントとの合言葉は「低く,低く」となりました.


ところで,外部の足場は外れましたが,内部はまだまだ・・
内部の大工さんはなおも丁寧に丁寧に仕事を続けて下さっています.


今日現場に行くと,バルサ材で見慣れないパーツを作っていました.何かと思えば木栓.今回収納部は原則としてシナベニヤによる大工造作になるため,ビス頭を隠すために木栓をするのですが,普通の木栓だと色が濃いのでその栓が目立ってしまいます,なるべく目立たないように,と私が言ったこともありますが,バルサ材をカッターで削り出し,ビス穴に合った木栓を黙々と作っていたのでした.(ちなみにこの大工さんの趣味は,航空模型づくり)

工程遅延・・工程遅延・・・

私の頭の中でエンドレスリピートが止まりませんが汗,この大工に気が済むまで仕事をさせなくてはいけないという使命感すら覚えてきます.証拠にどこにビスを打ったのか注意して探さないと見つからないほど.クライアントにはご迷惑をおかけしていますが(滝汗),じっくりと本物の仕事をして頂きたいと切に思うのでした.


14. 12 / 11

モルタル

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外壁のモルタル下地が仕上がったのを見ると「あぁ,いいなあ」といつも思う.モルタルの色って質素でなかなか素敵だ.私が外壁にライトグレーを好むのは,どこかモルタル仕上げに対する憧れがあるんだと思う.

以前とある住宅を見学させて頂いたのだけれど,その住宅の外壁はモルタル仕上げだった.おっ!と思ったのだけれど,住まい手の方は「建築家の先生が現場でモルタルのままがいいと言って変更してしまった.いまだに完成していないみたいで恥ずかしい」とおっしゃっていた.

う~ん,やっぱ建築家の嗜好って世間とズレてんだっていうそんな話.モルタルさんさようなら.隠れキリシタンのように,今回も私はライトグレーを吹くことにします.

14. 12 / 03

マウス

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どんだけクリックしてんですか,というマウス.
見かねて,スタッフ全員のマウスとキーボードを一新することに.

朝机の上に置かれた新品に歓声を上げるスタッフ.
「ありがとうございます!」
「それ,今年のボーナスだから」

全員,ぴたっと止まった.

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今日はMさんとの最終打合せ.

着工したあとの工務店さんとの付き合い方という話になり,
「気遣いは不要って大工さんは言いますけどね,気遣いされて嫌な気持ちになる人はいませんから,そこはさりげなく差し入れを持っていくといいですよ.やっぱり人ですからね,それだけでも気持ちよく仕事してくれるってもんです」

なんて話をしていたら,Mさん気まずそうにモゾモゾ.

あのぅ,これお昼にと思って・・
とおいしそうなパンの入った袋を差し出して下さいました.
「あの,別にそういうんじゃないんです,そういうんじゃないんですけど・・」

いえいえ,すみません,気持ちよく仕事させて頂きま~す!笑
ごちそうさまでしたー♪