18. 07 / 27

現場に一冊

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sekimoto

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初谷半端ないって、でお馴染みの大和工務店の初谷さん。現場にもおもてなし本が常備してあるって、そんなんある?

断熱材も端材を組み合わせて、やっぱり半端(が出)ない。

[リマインド] (7/21)

いよいよ明日となりました。ご参加希望の方は、メールのお申込がなくても直接来て頂いて大丈夫です。お誘い合わせの上、どうかお気軽に足をお運び下さい!


☆建て主[本音]クロストーク
[関本竜太+「TOPWATER」の建て主] x [山﨑壮一+「駒場の家」の建て主]


TOPWATER(設計:関本竜太)|駒場の家(設計:山﨑壮一)

日時:2018年7月22日(日) 14:00~16:15 ( 受付 13:30~)
会場:パナソニック東京 汐留ビル 5 階会議室 HALL-2 (受付は4 階です)
https://panasonic.co.jp/es/museum/access/

参加費:無料(定員60名)

☆ 受付は4 階になります。パナソニック汐留ミュージアムが4 階にあり、その前に受付を作りますので、当日は「パナソニック汐留ミュージアム」を目指してお越しください。

[お申込み]
参加者のお名前と連絡先をメールまたはFAX にてご連絡下さい
リオタデザイン(担当:関本竜太)あて
FAX: 048-203-6101 Email: info@riotadesign.com

>>概略のPDFデータはこちらより→ 建て主[本音]クロストーク

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[概要]
美しいビジュアルの住宅の向こう側には、設計者の思いとは別に、日々の生活をリアルに営まれている建て主さんがいらっしゃいます。そうした建て主さんたちに実際にご登壇頂き、設計者とのクロストークを通して、家づくりを通じて感じた本音の部分を語って頂こうという企画です。

どうしてその人に依頼しようと思ったのか?一見すると斬新に見える空間の実際の住み心地はどうなのか?これから建築家と家を建てたい(けど不安…)という方にとって、また専門家の方にとってもなかなか聞くことのできない他の設計者と建て主とのやりとりなど、貴重な声が聞ける機会となることを期待しています。

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[進行案]
第一部 イントロダクション 
[設計者による住宅の解説(TOPWATERx駒場の家)] 45 分
(休憩)
第二部 建て主[本音]クロストーク 
[建主より家づくりのリアルな声をお聞きします] 50 分
- 関本竜太x「駒場の家(設計:山﨑壮一)」の建て主
- 山崎壮一x「TOPWATER(設計:関本竜太)」の建て主
第三部 建築家[本音]クロストーク 
[関本竜太x山﨑壮一] 30 分 |質疑応答

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[登壇建築家のご紹介]


関本竜太(建築家・リオタデザイン主宰)
1971 年埼玉県生まれ。'94 年日本大学理工学部建築学科卒業後、'99 年までエーディーネットワーク建築研究所に勤務。2000 年~ '01 年フィンランド・ヘルシンキ工科大学(現アールト大学)に留学、現地の設計事務所にて設計プロジェクトにかかわる。帰国後、'02 年にリオタデザイン設立。
○リオタデザイン|https://www.riotadesign.com/

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山﨑壮一(建築家・山﨑壮一建築設計事務所主宰)
1974 年兵庫県神戸市生まれ。1993 年私立六甲学院卒業。1999 年早稲田大学大学院理工学研究科修了。大学~大学院の期間は都市計画・戸沼幸市研究室に所属。同年矢板建築設計研究所入社、建築家・矢板久明氏に師事。工務店参画を経て、2009 年山﨑壮一建築設計事務所を設立、現在に至る。
○山﨑壮一建築設計事務所|https://www.yamasaki-arch.com/



>>概略のPDFデータはこちらより→ 建て主[本音]クロストーク

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sekimoto

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板金は端部を見ればすべてわかる。

たてはぜ葺き屋根もやはりその端部にすべてがあらわれる。はぜの端部がそのままぶつ切りで終わるというのは最も無粋な納まりで、心ある設計者や施工者ならせめて45度に折って納めるところだろう。

しかし、以前アンドウアトリエの安藤さん設計の住宅を見学させて頂いた際、端部をこんな風に全部折りにしてぺったんこにしていた。

これは素晴らしいと思った。鋏を入れないから穴が開かないのだ。これからはこれを標準としたいと思う。しかし重なった6枚もの板がこんなにもぺったんこにできるものなのか?

現在東松山で進む現場は、この安藤さんから紹介して頂いた工務店。そして同じ板金屋が屋根を葺く。大谷真悟、板金界のネイマール。板金打合せが楽しみで仕方がない。

今日の板金打合せでは、開口一番にこの仕舞いをどうやっているのかを聞いた。ここでは書かないけど、ディフェンス4人を置き去りにするようなテクニックだった。なんてったって、ネイマール。そんなネイマールにして「それは難しい!」と言わしめる、もっと高度な納まりをお願いしてみる。

さて、そんな大谷さんに過去に別の板金屋に施工頂いたトップライトの納まりを見せる。こんな感じでお願いします。しばらくその写真を見て「これ新井さんですか?」

すごい!凄腕の板金屋は、折りを見ただけで誰の仕事かわかるらしい。新井勇司、板金界のリオネル・メッシ。

18. 06 / 30

チーム詰め将棋

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先週のかざみちの家と立て続けになりますが、昨日は西新小岩で進めていたKOTI(I邸)が上棟しました。

建て主のIさんとは、資金のこと、地盤のこと、土地取得上のことなど、挙げたら切りがないほど多くの困難を乗り越えてここまで辿り着きました。

Iさん、引続きプロセスを共有して現場も楽しみましょう!


さて現場がはじまり、ここで今回の工務店さんについてもご紹介しておきたいと思います。今回現場で采配を振って下さっている監督は、大和工務店の初谷仁さんです。

大和工務店さんには、過去にもお見積りをお願いしたことがあったのですが、その時は金額が折り合わず、今回は私から指名をさせて頂きこの工事を担当して頂きました。

過去に金額が折り合わなかったにもかかわらず、今回特命としたのには理由があります。それはシンプルに、この人と一度仕事がしてみたいと思ったからです。

前回の見積りではこんなことがありました。それは少し難しい納まりのある住宅だったのですが、まだ積算の段階にも関わらず、その部位の詳細な施工図を描いてきて、こうやったら上手く納まると熱心に指南して下さったのです。

それは単なる親切心というより、自分達が実際にやるということを強くイメージしての行動だったのだと思います。結局金額が折り合わずお願いすることはできなかったのですが、私はこういう熱い仕事人が大好きです。


現場は昨日上棟しましたので、通常の現場ではここから細かい納まりなど施工図のやりとりがはじまるのですが、初谷さんからはまだ上棟前、基礎工事中だというのに現場造作の細かい施工図がバンバン送られてきます。(施工図というのは現場で工務店が描く製作前の確認図面のことです)

それがこちら。


おそらく、初谷さんの中では間もなく”竣工”してしまうに違いありません笑。熱心な監督とはずいぶん仕事をしてきましたが、上棟前にここまで詰め切る監督ははじめてです。

どうやら初谷さんは何事も先読みするタイプの人間のようです。それは私とほぼ同じ気質とも言えるかもしれません。(生まれ年も私と同じ1971年。他にも、すぐに仕切りたがる癖も私とそっくりです笑)

我々の設計は「詰め将棋」だとよく言われます。
頭の中でシュミレーションを重ねながら、何十手も先を織り込みながら設計をしてゆきますので、我々の図面はいつも膨大な密度になってしまいます。

初谷さんはそんな我々の図面を前回の積算で初めて見て、我々と仕事がしてみたいと強く思ったそうです。ちなみに、今年の2月頃に上げたブログは、この住宅を巡ってのやりとりになります。

この歳になると、こういう仕事人との仕事が楽しくて仕方がありません。初谷、半端ないって。今回そんな”チーム詰め将棋”による現場、ますます楽しみです!

18. 06 / 29

平面図トレース

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sekimoto

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先日取材立会いのために「大和田の家」に行くと、額に入れられた図面が飾られていました。ん、こんな図面描いたかな?

聞くと息子さんの学校の技術科の授業で、自宅の図面を描いてみようという課題があったそうです。我々の図面を見ながら、苦労して作図していたとのこと。しかし、クラスにもこんな立派な家に住んでいる子もいないでしょうに…。

平面図はただ漫然と眺めるだけでなく、このように自分でトレースをすると、その意味や建築の奥深さなどをより深く理解することができます。現在大学でも2年生に住宅設計を教えていますが、図面が…まぁひどい。一度こういうトレースを彼らにもやらせると良いのかもしれません。

こちらの彼は将来有望のようです!
6LDK。大きな家よくがんばりました。