寄居町で進行中の住宅「緩斜面の家」がまもなく竣工致します.
オープンハウスを行いますので,ご興味ある方は是非足をお運び下さい.

遠隔地ではありますが,都内近郊ではありえないのびやかな敷地と,平屋で展開した空間構成は(手前味噌ですが)なかなかの迫力です.大屋根は構造家の山田憲明さんと協働し,30mmのLVLパネルとスチールFBを組み合わせた木質ハイブリッド梁により,大スパンを軽快に飛ばしています.

小春日和の中,どうか行楽がてら是非見学にいらしてください!

【緩斜面の家】
日時:2013年3月30日(土) 13:00~17:00ごろまで
場所:埼玉県寄居町
JR八高線「用土駅」下車.徒歩10分.

ご希望の方にはご案内をお送り致します.関本までメール下さい.
riota@riotadesign.com

なお,本住宅は4年間在籍致しました弊社スタッフ三浦の最後の担当案件となります(4月初旬退社予定).皆さまにも大変お世話になりました.この場をお借りして厚く御礼申し上げます.

[caption id="attachment_7267" align="alignnone" width="560" caption="敷地写真"][/caption]

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sekimoto

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寄居町で現場が進行中の[緩斜面の家]ですが,最後の追い込みに入ってきました.今日は日曜日ですが,現場はフル稼働です.家具も搬入され,内装も急ピッチで進んでいます.

これまで”部分”だったものが,この時期一気に”統合”へと向かいます.素材と素材,形と形がぶつかり合い,いろんな障害も生まれます.これまでも注意深く納まりを検討し,色や全体のバランスを何度も何度も検討と確認を繰り返してきましたが,ここで気を抜いてはいけません.

いつ監理するか?今でしょう!

というわけでオープンハウスは3月30日(土)に予定しています.
また案内を楽しみにしていて下さい.遠方ですが後悔はさせません!





13. 03 / 13

上棟2件

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sekimoto

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先週今週と,たて続けに2件の住宅の上棟が続いています.
1件は[窓の家]という住宅で,わずか14坪の敷地に建つ3階建ての住宅です.通りに向かって大胆に開けた開口部が特徴的です.一方の家は[隅切りの家]といって,複雑な屋根架構と川沿いの桜並木に向かってパノラマのように開いた大開口が主役の家です.

それぞれ開口や個性的な敷地条件を活かした特徴的な家となっています.また共に複雑で難易度の高い構造を,構造家の協力を得ながら成立させています.現場はここからが本番!早く完成した姿を見てみたい.ともにしっかり監理していきたいと思います.

▲[窓の家]蕨市・6月竣工予定


▲[隅切りの家]草加市・7月竣工予定

13. 03 / 07

フィードバック

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sekimoto

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今日は同じ志木市内に建ち,竣工して1年になる『川風の家』のお施主さん(Kさん)が久しぶりに事務所に立ち寄って下さった.

『川風の家』に1年住んでみていろんな感想があり,是非直接お伝えしたかったとのこと.おっしゃることを書きとめていったら,わずか1時間でこんなにもびっしりと….我々にとっても盲点だったことや,わかっていたけれどやむを得なかったこと,また我々はなんとも思っていなかったことが実は,という点もたくさんご指摘を頂いた.

これは本当にありがたいことで,我々も点検や不具合などで設計した家に訪れると,貴重なフィードバックが得られることが多い.設計時はそれがベストだと思っていたことも,意外なところで破綻していたり,住まい手に不便をかけてしまっているということは多いものだ.

一方で我々も限られた敷地やご予算の中でのやりくりだったり,我々も完璧ではなく,また作り手にもそれを強いることは酷であることもあり,なかなかパーフェクトというわけにはいかないのが建築だ.

けれど,そういったことを差し引いたとしても,とても快適であることには変わりがなくて,本当に我々に設計してもらって良かったと思っているとおっしゃって頂いた.だからこそ,我々のためにどうしても伝えたかったのだと.

今日はそんなお話が聞けて,とても貴重なフィードバックを頂くことができた.いつも建ててしまった人には申し訳ないと思うのだけれど,後に建てれば建てるほど設計のクオリティはどんどん上がってゆく.今後の糧とさせて頂きます.Kさん,今日は貴重な時間をありがとうございました!

13. 02 / 19

石埋め

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今日は「緩斜面の家」アプローチのコンクリート打設がありました.
それにあたってお施主さんからは,小石をばらまいたような仕上げにできませんか?というご要望と,また子供達が拾ってきた貝や,色のついたきれいな石などもあり,これもどこかに埋められないかと,これまたかなりの難題を頂いてしまいました.

頂いたイメージ写真は,たしかに小石をばらまいたような素朴な仕上げ.ただ,石の配置ひとつ取っても施工する人の即興的センスが要求され,事前に図面を描いてというわけにはいかなそうです.正直我々はこういうアドリブは大の苦手.かといって,職人さんに「テキトーにやってみて」というムチャ振りもできません.仕方ない,やっぱり我々がやるしかないか….

この日は朝からスタンバイ.今か今かと出番を待ち続け,ようやく午後になってから作業開始.少し固くなり始めたコンクリートに小石を押し込んでいきます.少し慣れて興が乗ってくると楽しくなってきて,和やかに作業は進んでいきました.

ところが筆を置くのが難しい.どの時点が完成なんだか.隙間があるとそこにも配置したくなるし,ランダムに配置したつもりでも,引いて見てみるとかなり規則的になっていたりと,やはり作業する人の性格が出るようです.どうでしょう.ともあれ,後日オープンハウスの際はとくとご覧あれ.